祈りのような音楽が溢れる部屋で
僕は君の美しい背中を見ていた

雨のような雪が降り
呼吸をやめた肌を冷たく濡らす
いったい誰が
あの眩しいばかりの日々をさらっていったのか
僕には到底分か ....
君の秘密を
僕のレンズで写しだそう
暴かれたくないものを
あらいざらい照らし出そう
泣いたって
わめいたって
許してやらない

眩しさに顔を歪めて
醜いものをみる目で

君の狡さ ....
君のむき出しの肩を見ていた
流れ落ちる光を
むなしさで震える睫を

潜り込めたらいい
あたたかな水の底
繋がなくていい
僕の欲しいものはここにはない

結んで閉じ込めて
優しいのは ....
君が分からないならそれでいい
群青
羽ばたく音がうるさいが
一匙の化学式も分からない
君では
不揃いの訳も分からぬ
それでは
美しく整えてくれ
式よ
混ざり合って
無かったことにし ....
僕は硬直する
誘い出した指輪
息をしている

やはり君に会いたい
口移しの嘘ならいいだろ
馬鹿のふりをしながら
小さな手を広げているよ

東の海の際で
わらってる
僕なら
夜の ....
倉井(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
僕は君の美しい背中を見ていた自由詩213/6/5 3:54
夜明けの灯火自由詩013/5/27 18:35
リノリウム自由詩012/12/5 1:55
科学室自由詩112/5/24 3:55
煙とともに自由詩212/5/12 2:42

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