煙とともに
倉井

僕は硬直する
誘い出した指輪
息をしている

やはり君に会いたい
口移しの嘘ならいいだろ
馬鹿のふりをしながら
小さな手を広げているよ

東の海の際で
わらってる
僕なら
夜の終わりのような
甘く煩い
白煙の中で


自由詩 煙とともに Copyright 倉井 2012-05-12 02:42:52
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