愛してるという言葉を
伝えるのが私はへたなんだと思っていた
伝え方というか
表現の仕方がダメなんだと思っていた

だけど
何度伝えても何度伝えても
言葉は耳に届くけれど
言葉の意味は
 ....
進めば進むほど
湧き出てくる不安
足元をすくわれないように
注意深く歩く
でもそのうち
絶え間なく続く疲れで
散漫になっていく

躓き
よろめき
転びそうになる

軽いすり傷な ....
痛みはなくならない
そう痛みはなくならないし
減りもしない
そういうもんなんだ
そうなんだって
嫌なほど思い知らされてきた

でもね
ため息息切れ失望しながらでも
生きてきた
そう ....
私から一番遠くにあるものは、私を導く灯火。
私の一番近くにあるものは、私を惑わす迷い。
だから私の心の奥にある方位磁石はいつもブルブル震えて道が定まらない。
おまけに小さくて壊れやすい上に、文字 ....
後ろ髪を引かれる思いに堪えきれず 
最後だと言い聞かせ 振り返る 
そこにまだ君は立っていた 
でもその顔には 
未練も執着も感じられず 
華やかな微笑みで僕を見送っていた 


僕は ....
「あの日」という言葉を聞けば 
思い浮かぶ人がいる 
「あの日」という言葉を口にした時 
脳裏を過る光景がある 

全てはあなたに繋がり 

全てがあの瞬間で途切れる
君の願いはなに?

そう問われて少し笑ってお金持ちになるって答えた 

素直に幸せになることって言えば良かったかな 

でもなんだかちょっと気恥ずかしくてね 



幸せって何?  ....
君と僕の見つめる方向が違っても
立っているポジションが違っても
もしかしたらいつかは同じ風景を見られるのかもしれないなんて
そう考えてた
でも同じ場所一緒だったあの瞬間さえも
見渡せる情景は ....
あんなに輝いてたあなたの笑顔が

徐々にぼやけていく

あんなに心地よかったあなたの声が

段々小さくなる

あんなに締め付けられたあなたの言葉が

遠ざかっていく


それ ....
夕暮れ時の公園で

ブランコに乗りながら

ぼんやりと過ごしたいけれど

そんな時間はない


ぐったりと疲れた身体を

なんとか騙し騙し

やっとの思いで家へ帰る


 ....
届かない手紙だとわかっているけれど
あなたへ書こうと思う
どんなに悲しくても
どんなに寂しくても
受け入れるべき時がくる
呆然とし拒否して
怒りで身悶えしても
私の時間は停まらないのだか ....
理解できないから
憤る
なぜなのか
その思いが
表情に
口調に
出るのだろう
悪循環は止まらない

愚痴るのも
疲れ果て
ただ理解されないという
疲れだけが溜まっていく

 ....
プライドだったと
ずっと頭の片隅ではわかっていた
でも
それとは別の理由を探していた

わかってる
わかってる
わかってても
嫌だ

その繰り返しで生きてきた
そうできるだけのも ....
笑え

笑え

笑え

そう思えば思うほど
笑えなくなるものだ

意識して口角を上げる
頬が引きつる

笑え

笑え

わ ら え

いっそ泣けと言われたほうが
 ....
ブクブクと音を立てて
沈み込んでいく
肺に残った酸素を絞り出し
それでも
頭上に揺らめく空
暗くなっていく視界
足掻けば水面に近づくことも
新鮮な空気を吸うことも
出来そうなのに
な ....
落ち込みも凹みも
何とかかんとか
のたうち回りながらも
くぐり抜け
出来たのは傷ばかり
笑うに笑えぬ状況に
どうしたものかと
途方に暮れる
夢でもうなされ
何度も目が覚める
寝不足 ....
懸命に生きなければならない
そう理解してはいる
だが体がついていかない
心が追いついていかない

それを疲れたというのだ
そう理解している

ただわからない
どうしたら良いのか

 ....
過ぎてなお
白く残るは
泥と汗
分かち合えなかった悲しみは
減ることも増えることもない
ただ重さだけが重くなっていく
肩にめり込むような
払いのけることの出来ない
悲しみは

どこへ捨てにいけばいいのだろう
言いたいことはいっぱいある
本当にいっぱいある
だけどなんでだろうね
言おうとすると言葉が口からでる瞬間
音を失くすの
色が褪せるの
無色透明どころか
何の匂いもせず
どんな感触かも
 ....
これは悪意なのか
単なる敵意なのか

ただ凹むだけだ
剥き出しになった
露わな感情に

なぜだと今更聞かない
ただそうしたいから
そう言ったのだろう

私では考えられない
執拗 ....
誰かが忘れて行った 言葉
誰かが置いて行った 記憶

取り戻すには 遅すぎる
引き返すには 遠すぎる

それなのに繰り返す 言葉
だとしても思い出す 記憶
今年の春は 
寂しさ + 切なさ < 胸に残った温かさ 
君はいないけど 
君がいた時間が懐かしくて 
そっと微笑んでいられる 
ありがとうとまだ言えないけど 
いつか言えるような気がした ....
条件反射のように
体に染みついてしまった愛は
過ぎゆく時間が
消し去ってくれるのだろうか
明日に次の日があさってなんだよね
それが正しい
でも私には
明日の次の日は
明日の明日なんだ

昨日の次の日が今日なんだろうけど
私にはね
昨日の次の日なんだよ

今日やったこと
 ....
愛しているという言葉
好きだと話している視線
気になるという仕草

全ては行方知れず
愛することにヤマアラシのジレンマを感じ始めたら 
その愛は息をするにも辛くなり 
手放すことも出来ず 
ただただしぼんで枯れていくのを
見守っていなければならないの? 
次第に冷えていく愛を ....
あなたの頬を包んだ私の両手

あなたの頬をぶった私の右手

私の涙を拭った自分の右手

そんな私にメリークリスマス
今だけ抱きしめてあげる 
うなだれて地面ばかりをぼんやりと見つめてる君が 
消えてしまいそうだから 
そう母親のように抱きしめてあげる 
肩を震わせて泣いても 
声を絞り出すように嗚咽しても ....
不思議だ

悲しくて
切なくて
誰かに慰めてほしいのに
大丈夫だよって言ってもらいたいのに

優しい歌は聞きたくない
甘い言葉は聞きたくない

可笑しいね

怒っている
イラ ....
文字綴り屋 ひじり(205)
タイトル カテゴリ Point 日付
祈るように自由詩0*22/7/12 20:36
一年の終わりにひとり語り自由詩021/12/11 0:10
泣き笑い自由詩1*21/8/12 23:30
方位磁石自由詩021/2/28 0:57
夏の終わりに自由詩019/8/30 22:01
昔日自由詩019/7/7 15:37
3月のある日に自由詩019/3/13 1:02
ただよふ自由詩1*18/11/14 15:52
時が過ぎても自由詩2*18/9/21 19:56
証明自由詩3*18/5/27 16:43
届かない手紙自由詩2*18/4/27 23:12
裏目自由詩018/1/15 20:37
嘆きと慰め自由詩017/12/19 22:50
虚空の端で自由詩217/12/8 22:41
COLD WATER自由詩417/2/28 19:58
それでも自由詩217/2/9 21:39
ある夜自由詩016/11/7 22:52
ため息川柳016/10/19 20:42
夏が来る前に自由詩116/7/25 19:58
あなたへ自由詩116/6/4 2:58
想定外の対処法自由詩216/5/26 22:45
忘れ去るまえに自由詩116/5/7 1:38
自由詩016/3/31 20:57
寸鉄自由詩216/3/5 16:18
昨日と今日と明日自由詩016/2/10 20:04
Missing自由詩216/2/8 22:05
冬の夜と氷の朝自由詩016/1/21 22:14
メリークリスマス自由詩115/12/27 13:50
さよならの前に自由詩115/11/28 15:00
冬になる前に自由詩015/11/25 20:46

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