悲しみの色だとか

優しさの音だとか

美しさに焦がれる匂いだとかが

雨に紛れて
胃の辺りを
右往左往している

明日が遠ければ遠いほど
身の丈に合わない闇に苛まれる

 ....
愛だ愛だと
実のない喧しさを尻目に

繊細であるが故の傲慢さを持ち
無欲に満ちた私欲を身に纏う

君の
横顔

溢れたから弾いたんだ
怖いから目を逸らしたんだ

君の
無 ....
指先で蠢く明日の匂い

触れられないから
ぼんやりと
唯々ぼんやりと
眺めるしかできなくて

願ってみたり
祈ってみたり
いつかしたようなことを繰り返す

優しさで世界が溢れ ....
夏の終わり

ちっと舌打ちした彼女の悪意は
秋の初めには
彼女のもとへ戻るだろう

向日葵のような少女の笑顔は
来年の桜の頃
少女のもとへ戻るだろう

悪しきの足は速く
良のもの ....
もずず(34)
タイトル カテゴリ Point 日付
ふやける音自由詩210/8/30 0:18
横顔自由詩110/8/29 10:51
傍観者自由詩2*10/8/27 23:02
終夏の空に流るる自由詩310/8/26 1:35

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