好き、
好き、
すき、
すき、
すき、すき
ドアーを捻じ開ければ佇む白百合。
或いはチョコレイトの小箱。
ひびわれた身体が、振り返る。
あなたは少数の皆と、
蛍光灯に応える肌が赤く染まったという妄想、
を、
追いかける。
微睡む時間は罠だ、
薄緑の眼の、
蜘蛛の、
糸、
つ
な ....
小刻みにぽつり親指泣いてるの
聞こえない聞こえない聞こえな
こんにちは知らないあなた薄い時
捜して影を踏みつけてみて
ひやり背をフローリングに舐めまわされて
....
花びらを
重ねたような
3つの赤
《溶けるの?》
《溶けるの
にじんだ縁の浸透圧で
....
真白な卵を
あたためて
ぐつりと
穴をあけたい
わたしの体は
やわらかいので
殻に
すきまなく
はまるでしょう
爪先まで
生成したら
やっと
あなたと
お話しでき ....
知らない夜が混ざり合っている、波は薄い肌を挟み込むように叩く、Eの弦の音、倍音、ゆるやかなビブラート。内側外側から揺さぶられて、破けた皮膚から薔薇、芯に守る赤、は香っても、ひっきりなしについてくる足 ....
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