勝手につないだ赤い糸 なんてね
はた迷惑にもほどがある


大人になって知った絶望は
どこまでも広がる灰の色
すべてを無意味にさせるよ
黒の闇になって
私を包み込んでもくれない ....
私がも少し大人なら

そ知らぬ顔していられたろ

誰かの湖ぬらしても

ほとりで長居も出来ただろ
分厚い、諦めという脂肪の下に潜む

冷たい私の黒御影

悲しみにも喜びにも穿たれない、非情な

私の体を留めているもの
この夏の終わるころ、

私はどんなやさしさだろうか。







通り雨の匂いに濡れて

大事なことばをささやき歩く

土も、私も、空気も、同じ冷たさで震えながら
 ....
さっきから震えが止まらないの

まだ不安定な私を許せ

眠りにつくのがとても怖い


明日の私は別人だ

明日のあなたも別人だ


これっきりでお別れかもしれないから
 ....
傍へ行ってその手を取って

少しでも傷を癒してあげたいのに

それが出来たらいいのに




独り抜け出せない淵

あなたには何が見えている
高い空の下では、夏を気にも止めず


君はまだ、飛行機雲を見ている
Farewell Party
色つきチョークの粉が舞う
ツイスターもなにもわずらわしくて
音も立てずに逃げだした


雪が頬照らして
しんしん静かな世界
ドアからあなたたちが出てき ....
ずっと体を持て余して

どこかにいる片割れよ

こんな風に、何か足りないと

ひとりもの憂さに浸るの










寝返りでたわんだ私の髪も開い ....
遠く鮮やかなコンコース
目を細めて見つめている
限られた空は 狭いがとても高く
ゆっくり目をしばたいてから
君は静かに体育館へもどった





君の青ラインのシューズと
 ....
日々彼女が髪を伸ばしていくのを見ながら
こんな一方的な生活なんて と自嘲する
生きている 、のでは駄目なのだ
自分なんてひどくあやふやで
それはいつまでもあやふやで
誰かが私の髪を見 ....
太陽は酒屋と薬屋の間に落ちてゆく
毎日毎日、同じ場所。




向かいの絨毯屋の主人が
店先に出て夕日を見ている
交差点でとおりゃんせが
弱弱しく流れる
売れ残りの飴を ....
優しさは解りにくいところにあるもので
安易な一言じゃまだ見えない
いつか君の言葉も
優しさに姿を変えるんだろう
そういう風に
少しずつ少しずつ
何かをずらしながら
確実に ....
瞬間前 の自分に


いつも恋をしていた


それは叶わぬ片想い


まるで


すり抜けていく砂が


いとおしいよう
聞こうとするんではなく
聞くことを拒否するんではなく
ただ空気を見つめて
同化することに集中するだけ
くうきでいたいくうきでいたい
知らんぷりじゃなくて何にも知らない
うざいんじゃなくて何 ....
私がその 何でも生み出せるような手に焦がれて

それなのに何を悩むことがあるのかと思うように

また君にも手に入れたい指先があるのだろう

君がその指を

いまいましげに潰してしま ....
見っとも無いことだといったらきっと怒るだろうけれどつまりは探して欲しいだけなの
そこに居るの なんて君の言葉に今度こそ返事をしようと思っていたって
もう一回を君が言ってくれないなら私はいな ....
「ずっと」なんて聞き飽きた言葉で

君のことをがんじがらめにするよ

不安定な言葉よりも何よりも

ただ君のそばで眠りたい
女らしさにときめく男のように

男らしさにときめく女のように

当たり前で馬鹿らしいほど真っ直ぐに愛したい

口の中で転がす言の葉を

君にあふれるほど与えてほしい

 ....
おいしいものを食べても
きのうのメニューが思いだせない

忘れっぽいんだ日本人はって
母上が怒ってた

いまさら仲直りなんて
ほら そこらへんは少し複雑だから

きれいななに ....
君の全てが好きなんじゃなくて

君のその性格が大好きで

変わろうと言うなら離れよう

その程度だよ

それが私のいっぱいだったよ
素敵な言葉を 誰かの中に

一つでも残せたなら

もう死んでもいい


心に生きるさまを

ゆっくり見つめよう
この世には素敵な人がいる

けれど私はその人ではないこと

きっと意識している時点で私は負けなのだと

悟った瞬間

私の興味は輪廻転生でしかなく

生まれ変わるな ....
想い 想われ 振り 振られ


これでお望み通りですか?




想い振られて想われず


君は誰といる?





君が私を突き放した時から

 ....
まぁつまらないこともないんじゃないでしょうか

一応空くらい見上げられるし

でも当然飛べないし

可能性なんて在るようで無いようで

やっぱり在るのかな

 ....
子どもじゃないとムキになるのは

やはり僕が子どもだからで

それをしなくなった頃には

きっと僕のレンズには

哀愁というフィルターが掛かっている



 ....
例えばね
繰り返し見たくなるような
キレイな足とか底無しのような海とか
そういうものを取っておけば
安心だと思いませんか



ゴロゴロしながらあくびをして
 ....
1.




目を離せなかった

首から肩にかけての線とか

ちょっと開きかけた口が

次に発する言葉とか


突然


こっちを向いたときの

 ....
September in the rain

僕の肩を叩く

さぁお行きなさい と



九月の雨は

いい匂いがする

暖かくてさ

 ....
生きる喜びを知っている

知っているはずだ

だって

今ここにいるのだから





でも 時々

どうしても

思い出せない ....
小宮(40)
タイトル カテゴリ Point 日付
遠くの自由詩015/11/20 21:12
初恋自由詩207/3/25 15:42
黒御影未詩・独白0*06/9/12 22:22
夏の詩自由詩3*06/8/29 1:48
寒い部屋未詩・独白2*06/3/31 23:49
孤独携帯写真+ ...8*06/3/8 0:05
風に抱かれ携帯写真+ ...2*06/2/2 2:19
ふる雪自由詩3*06/1/22 0:08
人肌自由詩1*05/12/2 22:39
体育館自由詩1*05/11/7 23:47
かごの中で自由詩005/11/2 22:38
夕焼け自由詩2*05/10/2 23:20
危うさ自由詩005/10/2 0:16
片想い自由詩005/4/25 17:18
同化自由詩105/2/26 16:40
可能性自由詩504/11/1 21:01
いたちごっこ自由詩204/8/18 3:56
ずっと自由詩004/8/11 21:27
言葉自由詩004/8/11 21:27
電車の中で自由詩004/8/6 22:15
理由自由詩1*04/7/27 22:00
_自由詩304/7/24 1:50
自由詩104/7/20 18:51
にきび自由詩2*04/6/20 23:59
自由詩2*04/6/7 23:08
清澄自由詩104/6/6 16:50
怖いこと自由詩1*04/6/6 13:06
恋愛自由詩2*04/5/16 16:13
九月の雨自由詩2*04/4/14 0:59
生きる自由詩104/4/14 0:54

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