車窓。うつりこむ向こう側。
透き通った淡い光は流れている。
空の輝いてしまう星空が流れるから、
唐草に巻いてぼやけている。白む。


遠く波打つ一線は、静かな漁り火。
それは海岸 ....
朝露の潤んだ瞳。嘘ではない、この時を渡り、遠浅の君の素振りにこれまでの痛みを、
眠らせたかった。
あたし。

一花涙に浮び、まとった波紋。
心のトビラを、叩いたのは、誰?

どうぞ。好き ....
海鳴りが微笑み、伝えているので。
風、光、波、を、あそばせています。
る。ふ、らん。
る。ふ、らん。

瑠璃色にかわっていくのかしら。
遠い。は、近いのかもしれません。


とな ....
あ、あ、汁。

白子。葛打ちワン!

骨、抜き。

ぼーんっ!のー!
灯台回転光
遠くを見ています
見えない人に
私はここですと

夜中に見つけて下さい
灯台回転光

星たちよりも
ずっと正確
気まぐれに
流れいく事もないから

少しずつで ....
『Arabesque No.1 in E majorは渦巻き「Ca」は、一定音域で揺らぐから眠るまでカンパネルラのようにザネリの水薫を探り左手に土瓶蒸しを右手には惑星探査を想い南十字をみあげパペー .... じわりじわりと湿気る午後。の、陽射し。
斜日を揺らし、波。で。
伝えてくる。く、る。

6月の花嫁。
わざわざ6月を選ぶなら、
8月の花嫁はどうするの。


胸騒ぎ。潮騒で。
 ....
埃っぽい風に。
影は躓く。歩幅が踊る。

冷めた肌に田園風景。
サヤに行儀よく並ぶ蛙。
未だ冬眠している。

沢山がぶら下がる卵胞を、
睨み落としたくて。
見つめた後に瞼を ....
朝焼け、
   揺らめき、
       余韻。


桔梗色の空が眠たそうに。
蜂蜜のような日光が射して。
風薫るのは、
狐と彼岸のまだ湿る精神の融解でした。
あたしの住んでいる
 ....
月明りは無い真冬の夜道を照す星空。
雪は青緑の光で世界を結晶した森。
朽ち始める鉄道用水銀灯を見上げる猫。


柔かい。雪って触れて仕舞うと流れ星みたい。
六花と言うのだよ。と、
教 ....
曇った硝子窓。
向こう。
記憶。

ブランケットで身を包みながら、探し物。星屑、蜂蜜。水煮の缶詰。
そして、おやすみなさい。の、声。ため息、一つ。
あたたかい事から思いだしてし ....
「1」 レンズ豆を詰めたズッキーニと天使の海老オレンジのサヴァイヨンソース

夕焼けた空に細かい雲は高くあり、
なびく風は、コンフィチュールのようではなく微かに甘い。
仄かに柑橘がかった色あい ....
ためらいがちな足音へ
黒猫がライ麦畑を横切る頃に
まあるくなりたい

ひだまりのにおい
そのままのひだまり猫は
午睡したまま動こうとしないですね

向日葵の群生
その下を駆け抜ける
 ....
広がる遠浅の素振りと
砂に隠れきらない腐乱
冬は終わらないまま
無意識の言葉を泣きじゃくり
海水に浸り呼吸を忘れたくなる

あめふらしが雷を呼んでも
桟橋の笑顔が潮溜まりに掴まっ ....
あなたに似た重みが左腕にあります。
抱きしめられないのは身体がないから。

二月の雪を待つベランダから一月の雪に砂糖をふりかける。
スプーンで掬うことに泣いてしまうひとがいるな ....
ら、りら。
きらりら。

タイドプールに風待ち時の陽光が一輪射す。
アクリル球体からは、
お風呂に入りたてのおちんちんのにおいがする。

電話越しの母は失語症であり、
受話器を ....
『蜻蛉の髪飾り』

茜日差しの風に消えていく羽根、透きとおる空気。

柳都長屋の白壁に痕跡はまだ、残っている。

(微漣は鳴り、斜日の浜)

足首辺りに、冷たさ。

斜日の浜から、 ....
『葉落ち』

空間がのどかに広がる遠浅。
という夏は終わらないまま、
折り目のきっちりした季節。
ではないから、いじけないように、
逃げ込まないように四方を立てました。
無意識の言葉を、 ....
金魚の尾鰭だけが、
泳いで、いるようです。
空をおよぐ季節の弱気なおやすみに
うごけないが腫れ上がり
あれは、びっくばん、というんだ。
という夢をみてしまうとうまれてしまいました

あたしだれもしらないどこなのですか?
まっくらっく ....
どうにもならないこと。
どうにもならないこと。
それは、どうにでもなっていいこと。

やさしい向こうに広がる自由のみずうみ。
少年は少女にふくまれてるのに。
少女は水にふくまれてるのに。
 ....
おっぱでちゅっぱ。(21)
タイトル カテゴリ Point 日付
円心分離自由詩2*18/5/19 22:42
窓際にて雨は降り走る君自由詩218/5/17 22:45
RE:FREEDOM RAIN自由詩118/5/12 0:37
澄まし笹打ち葱に柚子自由詩018/1/6 12:21
灯台回転光自由詩517/10/11 22:55
架空線分解空路自由詩417/10/9 1:05
海流対岸コンフィチュール自由詩217/9/28 20:13
euphorie~euphorieスイング & バイ自由詩617/9/9 0:04
Apfel 融解する夏の景色へ自由詩517/8/5 14:46
トナカイの角で創られた翼と鉄軌融解。自由詩417/5/16 14:05
ねこといっしょ〜デゴルジェ〜自由詩510/7/15 21:23
デゴルジェ〜血抜きをする。水分を吐かせる。自由詩110/6/29 22:38
 隔離 ミリアンペア海路自由詩410/4/6 23:22
男だって潮を吹くんだゼ☆自由詩110/3/1 22:16
ピストー自由詩310/1/10 14:30
あ、へいとふる。自由詩109/11/9 1:36
秋の種。自由詩109/11/2 12:51
赤い落日に染まる頃。自由詩5*09/10/29 8:28
故。自由詩2*09/10/26 0:49
めぐりくるはる。自由詩5*09/10/25 23:59
アクリル自由詩2*09/10/25 23:22

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