何故こんなにも切ないのですか
繰り返し尋ねたのは
きっと怖くて仕方無かったから

舞い降りて溶けてゆく
白い花弁の様に
儚い貴女を想ってました

溢れる慕情の行き場さえ
苦痛の海を忘 ....
君が伝えたいと思うなら
叫べばいい
拳を思い切り突き上げて
叫べばいい

煙草と携帯と財布を準備したなら
青空の下へ駆け出せ
どうせなら仲間も誘って
虚空を仰ぎ見るといい

Bec ....
私の脱ぎ捨てた靴を
整理するその手を

一人で黙々と
料理するその手を

じっくりと眺めてみたよ

涙が溢れて
崩れ落ちてきました

思い出したよ
いつかの砂時計

何処か ....
追憶の彼方に

太陽の浮かばぬ街で
金属音を鳴り響かせる

滅亡の刻は近い

悠久の地の果てへ
届かぬ風船を放つ

祭壇に飾った調べ

手探りで見極めた
真実という名の諧謔
 ....
当たり前の様に
季節は過ぎ去り

当たり前の様に
君は傍らに居て

真実は虚無だとか
運命は迷信だとか
そんな僕を好きな君が好き

当たり前の毎日が
失われない様に

当たり ....
さぁ謳い上げろ
拳を掲げて
命の咆哮を

曇り無き眼で見据えろ
鋼の心身で携えろ

口ずさんだなら邂逅
瞳を上げて進め

ほら、手の温もりが伝わるかい?
ほら、高鳴る心音が聴こえ ....
一縷の望みですら
崩れ去った 崩れ去った

まだ何も知らないのに
まだ何処も触れていないのに
これで終わりなのですか?

ずっと焦がれてました
ずっと哀しませてばかりでした
貴女さえ ....
妖艶な輝きを放つ
君の背の漆黒の翼

かの地に降り立った
真実の花弁

唯一つの穢れ無き
寡黙な血液

純白の衣を纏い
邂逅を笑う

緑白の液を飲み
辛辣に詠う

嗚呼  ....
救いは無い
そう呼べる代物は無い

手探りでごまかした
苦しみの果て 墜落

藻掻いて醜悪
足掻いて劣悪
そんな包帯まみれの君の為
手作りの愛情で包み込んだ

Love is b ....
アナタの言葉を
何度も 何度も
反芻しました

アナタの顔を
何度も 何度も
思い出しました

たった僅かの時間でも
私にかけた時間の魔法は
未だに解けないで居ます

せめて今 ....
何が在っても
信じ続けると誓って・・・

慰めにもならない
絶落の真理

何も云わずに
ただ手を握っていて・・・

酒宴に咲かせた
黄昏の夢幻

ただ ただ苦しくて
夜をさ迷 ....
貴女にとっての唯一になりたくて
そう思って生きてきました

人は寂しい生き物だって
そんな哀しい事云うなよ

喩え人は失いゆくものでも
貴女をずっと笑わせて居たい

明日の貴女が姿を ....
夏が愛したアナタの背中を
ゆっくりと撫でてみる

ぐっすりと眠ったアナタは
まるで子供の様で

アナタを愛したわけじゃない
ただ依存しただけ

あたしの躰をゆっくりと這う舌に
命す ....
この心を叩くのは誰?
この胸に抱くのは何?

絶望の快楽の中で
生まれゆく混沌の真実

正しさの中で
虚しさを抱く邂逅の余韻

願い 祈り
悠久の刻を経て迎えに来て・・・

祈 ....
ずっと 夢を 見ていました
アナタの 夢を
見ていました

ねぇ 今のアナタは
笑ってるのかな?
泣いてるのかな?

たった一言の過ちを犯した二人だから
もう見える(まみえる)事の無 ....
寄り添う時間すら失って
それでもただアナタを想って

近づく程に遠く感じ
それでもアナタの口から聞かせて

虹の彼方へ行こうと言った
あの言葉を今でも待ってるよ

記憶を巡り辿り着い ....
冬色に染まった君へ捧げる純憐歌

雪降る金曜日
君は玄関前でずっと待ってた

空晴れた日曜日
君は俯きながら扉を開けた

君の残り香が怖くて
私も部屋を後にした

雪がちらつき
 ....
悠久の言の葉の邂逅の中
無限は収束する

君に幾つ与え
君に幾つ与えられただろうか

君を幾つ知り
君は幾つ知っただろうか

矛盾が行き交わす
混沌の街で

いつしか君と出逢い ....
悲しい音は置いてゆこう
きっと二人で歩めるから

君が痛みの壁にぶつかって
泣きたい夜がきたなら
私が傍に居るから大丈夫

樹木の葉が茂る季節も
大地が白く塗られる季節も
私は傍に居 ....
ゆっくり
 ゆっくりと君に針を刺しました
その穴から私の偏愛を注ぎ込みたくて

剥製になった君へ
慟哭と共に御手紙を書きました

決して振り向く事のなかった二人
それを真実と信じて疑わ ....
あしひきの山のしづくに妹待つと 我立ち濡れぬ山のしづくに
‥。
水無月の月下をくぐり忘れ草 庭の浜辺に置き行く唄かも


秋山の木の下隠り行く水の 我こそまさめ思ほすよりは
‥。
段壁の ....
その正しさで匣を塗るのなら
沢山の祈りが集まるでしょう

私の憂鬱はいつの間にか
風に吹き消された
私の焦りもいつの間にか
海に吸い込まれた

二人 これから
歌い合えるだろうか
 ....
蝉の鳴き声が静まる頃
ふと窓際から君の香りが
香った

赤色で部屋を染めたのは
君が好きな色だったから

あの海が恋しいのは
そこに君が居たから

きっと君を思い出したのは
薬が ....
夕べ 翻した真実に
君が 綻び 揺れる

零れ落ちた素顔に
君の横顔が被さる
いつも何かに怯え
それでも笑ってくれる

背中合わせの夕暮れ
お互いの本も読み終えて
『その時』が怖く ....
どうやって生きてゆけばいい?

いつかの君が問うた

打ちのめされて
倒れそうになったとしても
張り付けられた
楔のお陰で叶わないんだ

信じるモノを失って
腐敗した世界に生まれ堕 ....
毒舌直下の無防備のアナタ

嗚呼
 ずっと一緒に居たかった
 哀しませてばかりだった

嗚呼
 ずっと触れて居たかった
 苦しませてばかりだった

故の暴言でした

アナタを失 ....
あの時アナタの視線に気づいていたら

喧騒が支配するベガスの夜に
いつかの儚げなブロンド

鬱蒼とした森の中の協会で
何かを祈り続けるアナタが居た

その翡翠の様な瞳に
私の影は映っ ....
ねぇ静かに髪をといで
ゆっくりと口づけた

それだけの気紛れに
あたしは惚れたんだよ

貴方は誰かの男だって
知ってたわ
貴方の隣りは私じゃないって
知ってたの

駅で待ち合わせ ....
どうか
 どうか教えて下さい
総ては
 総ては夢だったと

包帯まみれの君
フェティシズム
焦がれたよ
心から愛でていたよ

蔓延って浸食し合う
叙情詩に嫌気がさしました

 ....
異端の共鳴
華達のさざ波

一度の終焉が教えた教訓

今こそ捧げよう
夢の鎖
氷の都

業の深い夢人
あの華の咲く頃に
永久を詠えるだろうか

雫となって
この指から零れ落 ....
漣 風華(37)
タイトル カテゴリ Point 日付
文書グループ
夜明け前の鬱屈文書グループ09/9/21
投稿作品
花弁に重ねて[group]自由詩109/9/21 15:40
拳を突き上げて[group]自由詩009/9/21 15:39
割れた砂時計[group]自由詩109/9/19 8:25
病める心臓[group]自由詩109/9/16 2:03
朝焼けに君が居て[group]自由詩009/9/16 2:02
謳い上げるまほろば[group]自由詩009/9/16 2:01
縷々[group]自由詩109/9/15 1:25
久遠の名のもとに[group]自由詩009/9/15 1:25
造園の行方[group]自由詩009/9/15 1:24
さよならは彼方に[group]自由詩309/9/12 2:47
宵月[group]自由詩009/9/12 2:46
唯一の貴女へ[group]自由詩109/9/12 2:46
依存癖[group]自由詩309/9/10 16:14
Yearning heart[group]自由詩009/9/10 16:14
慕情[group]自由詩109/9/10 16:13
御手紙[group]自由詩109/9/9 1:28
純憐歌[group]自由詩109/9/9 1:27
虹の彼方に[group]自由詩109/9/8 6:14
二人[group]自由詩109/9/7 18:20
剥製になった君へ[group]自由詩109/9/7 18:19
万葉に返歌短歌009/9/5 7:11
Image[group]自由詩009/9/5 7:06
昼下がりの静寂[group]自由詩209/9/5 7:05
霞む微笑自由詩109/8/28 0:33
イノセンス[group]自由詩109/8/28 0:33
明日になればきっと・・[group]自由詩109/8/23 10:06
嘆きの葬列[group]自由詩109/8/23 10:05
逢い引き[group]自由詩109/8/22 5:51
理想の君自由詩009/8/22 5:49
氷の都[group]自由詩109/8/3 23:47

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