母方の墓参りを済ませて
自転車で80分
父方の墓へ向かう
記憶に残らない事柄を脳の表面で思い
たどり着いた私の感情はほぼ透明だった
リュックの中の飲み物をふたくちみくち飲みトイレを済ませて
 ....
歩いて数分の墓所へ一人
車に轢かれた猫と信号待ち

擦れ違ったゴミ袋を持った近所のおばさんが「死んでるの?可哀想に」と言う

歩いて数分の墓所へ一人
車に轢かれた猫と信号待ち

近所で ....
毎日90分のロードワーク
手指の第二関節から先が白いのに気付く
4ヶ月前まで引きこもってた名残が
「お前の怠惰の証明だ」と指先にしがみついている
 
被害者になる想定は多くの人がしているのに

加害者になる可能性を考える人は多くない

ハンドルを握って轢かれる側の想定で走ってるのか?
誰でもよかった
キーボードのくぼみで死んでた羽虫と同じ
価値無価値 正直に言って
私がなりたかったのは愛されるあなた
それに成れないなら
何でもよかった
生きていようが死んでいようが
キ ....
喫煙者は自死を選ばない

喫煙者は自死を選ばない

喫煙者は自死を選ばない
 
願えば願うほど
現実は薄まって
縋れば縋るほど
細くちぎれてしまう

時間でしか埋まらないこの距離を
終着駅へ 少しでも先へ

願えば願うほど
現実は薄まって
縋れば縋るほど
細 ....
どうやら標準世界には規格外の願いらしい 歴史に載らない人間は何かの事柄へのカウンター

生涯使われることなく死んでゆくか
  使われて死んでゆくか

私もきっと何かへのカウンター

生涯使われることなく死んでゆくか
  使わ ....
膨張が限界に達し

この世界が走馬燈を見終わったら





想像するだけでわくわくが止まらないわ
 
無責任 無計画に人は産み生まれてくる
父は初め父ではなく
母は初めから母である
境界線があるようだ
個でありながら個を生む
どちらにも言える事なのに
境界線があるようだ
母は初めから母で ....
生きている価値のある人間ってのが居るらしい
総人口 約74億の中にそれは居るらしい
その数は1割にも満たなくて
残りの人間は害悪なんだそうだ
ただ、それを決めている人達はその1割に含まれて居な ....
人間が嫌いです
人の気持ちが分からないから
何が正解ですか?
何が問題ですか?
何も言わないくせに正解を要求して
何も言わないくせに不正解だと罵る

ああぁ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ ....
24時間換気の音がうるさくて眠れなくてここに来てる
ひとことダイアリーを見返して思った、俺 ほくろ好きだなって
初恋の子も白い肌に小さな点があって
だから好きになったわけじゃないけど可愛く見えた ....
 
「もう、あなたのために何もしてあげられないわ」

そう言って大好きな花は枯れてしまった
 
姉の夢の中で兄は死んだ

復活の予兆だ、と姉は笑った

病院の先生に難病指定だと言われた、と兄も笑った
 
 
兄が言った

「俺、 トリンドルになるわ」

僕は少しだけ夏が好きになった
 
私は末っ子で甘えたがりだった

子供の頃 母に甘えられなかったのは

兄の心臓が生まれつき悪かったからで

わかってはいても

兄や姉がうけていた優しさが

私には足りなかった
 ....
妄想の糧まで尽きる月末に

腹を空かせた迷い子一つ

曖昧 実入る殻すら生らず

奇行 愚行を繰り返し

削れる魂さえも無し

マタニティーブルー今日もまた

孕む言葉に背を向 ....
ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

臭いもなけりゃ味もない
見た目だって変わりゃしない

生きているんだ“なまもの”じゃない

ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

一 ....
ボリュームを上げ相殺され生まれた静かな街を

掴まり立を始めた幼い空想がよちよち歩き出す

産声は鬨か?

もう手遅れだって事だけ

どうしても消えない夜
 
現実の壁 理想の枷

解釈を誤るところから築き始める

一途は暴挙だ
途方無き循環だ

不可解が新世代の鍵なら
扉を扉と認識出来るだろうか?

現実の壁 理想の枷


本当は ....
秋 雌の銀杏の下は
夏の犯された臭いがするという

生とは死か

一概にはいえない

私は未だ曖昧な生で
本当の死を知らない
 
愛はカナリア
憎しみは高く
僕はフクロウになりたかったネズミ

掴まり立を始めた願望の宿主

目に映る全てを食べて
すくすくと成長を続けている










 ....
満ち満ち足りて花は枯れ
棘立つ指で弄った
あれは神秘で現実で
僕は童貞を思い出していた

体は痺れ 呼吸が億劫だ
息は溢れ 肺が窮屈だ

夜と朝の差別を
蔑ろにしてきた偶像化を

 ....
研磨し精練し鋭利にしなければ

他人には刺さらない

意識を覆す致命傷を与えられる様に

研磨し精練し鋭利にしなければ
 
雨の日だったことを覚えている

掻き消されないように大声で泣いた

産み落とされたそれの中に私は居る

どうしてかは分からない

生まれたのは四月

雨の日だったことを覚えている
 ....
溢れだした輪郭の色鮮やかに染まる新しく生まれた海

舟はどこか遠く一人懐かしい風に手を引かれ一へ復る感覚を得る

トランペットを吹く少年は今日も名前の知らない曲を奏で居場所を示し続けた

 ....
意味に縛られた
悪夢の様な夜
朝を待つばかりで解決を見ず
何故かを問う
これは私の意思か?
(イエスかノーか)
これは私の意思か?
何故かを問う
朝を待つばかりで解決を見ず
意味に縛 ....
聞こえない 聞こえない

走れば走るほど
風が全てを食べている

呼吸をしない生き物に成っている

何も必要としないから

存在出来ずに

走れば走るほど
風が全てを食べている ....
徘徊メガネ(130)
タイトル カテゴリ Point 日付
ほおっておけばそのうち濁り出すだろう自由詩319/8/12 21:32
となり自由詩0*19/8/12 21:16
ほぼ黒い自由詩119/8/9 22:17
ちょっと自由詩019/8/4 18:51
死に場所は選べない自由詩019/8/4 18:41
タバコをやめて3ヶ月自由詩019/7/24 20:55
追えば追うほど自由詩218/11/25 23:01
叶うのはパラレル自由詩018/8/20 19:23
善しも悪しも自由詩018/8/20 19:02
体脂肪率みたいな世界自由詩118/6/6 0:24
ご利用は計画的に自由詩318/5/31 0:00
お先にどうぞ自由詩118/5/30 23:45
自由詩118/5/30 23:26
1:34 書き始め自由詩218/5/1 1:50
花言葉自由詩217/5/29 0:50
復活の呪文自由詩115/11/17 21:56
夏、 怖い。自由詩114/8/17 12:01
自由詩314/7/20 22:07
錯乱自由詩2+14/3/28 17:05
おひとついかがですか?自由詩314/2/23 3:09
言い出したらきかないスピーカー自由詩413/10/10 17:33
くろばむ夢の袖自由詩313/10/10 17:27
一年で一番好きな季節、一年で一番嫌いな臭いがする季節。自由詩313/10/4 17:35
問う自由詩213/10/2 18:35
自由詩513/9/3 18:04
YAMANBAかっ!自由詩5*13/8/25 3:26
四月生まれ二十八歳男性の見解自由詩213/8/23 18:08
血汐自由詩313/8/23 18:03
夢魔の夢自由詩313/5/10 17:16
息継ぎ自由詩213/5/10 17:06

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