その前に決められていた雨上がり言葉をひとつ少女は知った
ひそやかに水は逆流していると富を嫌った国語教師は
ペンギンと乗れば寂しい 24時25分に出る終電車
いましがた呼び合いました。 ....
さかさまに作業療法士の寝息
繊毛が(気づかなかった)揺れている
剥かれつつなぞられてゆく葉脈比
半熟のすきまはここにある。アハハ!
歩いても減らない もはや雪の毒
チェス盤をたっぷり呑んだクジラの死
涼やかに 孤独な消火器の揺らぎ
百合を手に走る土曜日そのすべて
遊郭が透過してゆく左心室
脱獄囚 ピーチ・メルバを待ちながら
泣きそうなsex 君とパプリカと
シャツを着て隕石だった砂時計
軽い波 教授の舌の数え方
すねの痣バニラアイスをのせてみる
アナコンダ捌く淋しさ遊歩道
夏満ちてグラニュー ....
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