夜が明けて行く

ゆっくりと新しい今日が始まって行く

ちゃんと
地球は回っている

どんなに苦しくても
幸せでも

世界は変わり続ける

心配しないで
光は

届くから
あなたの幻を見た
思い出の改札口

慌しく流れていく人々
無表情のまま吸い込まれていく

階段を上れば

滑り込み 発車する電車で

あの日に帰れたら
あの日の二人に戻れたら
 ....
人は空を見ていない

都会の中のビルの隙間にさえ
ちゃんと空はあるのに

人は空を見ていない

雲の端から溢れる光や
夕焼けの美しさに
気付こうともせず

冷たい日常にうつむいた ....
銃声の響き渡る夜に
愛するあのコが殺された
ぼくの世界が コナゴナになった

ぼくのすべてだった
昨日だって 2人抱き合っていたのに
空も青かったのに
きみの温度も くちびるの感触も
 ....
きみの空に悲しみの雨が降るとき

ぼくは傘になろう

きみの空を晴れにすることは
出来ないかもしれないけれど

せめてきみのそばにいて
雨が止むまで


虹のような

笑顔が戻るまで
はるかな宇宙を彷徨い
ここへたどり着いた

今ここに居ること

でも本当は
どこにいようとかまわない

ここがどこでも
かまわない

僕は僕だから

そしてあなたも
宇宙か ....
ヒロシ(66)
タイトル カテゴリ Point 日付
夜明けに自由詩208/7/17 6:40
改札口自由詩108/7/10 3:55
空を自由詩308/7/9 10:29
銃声の響き渡る夜に自由詩008/7/2 2:49
自由詩208/6/25 14:54
永い旅自由詩208/6/19 4:56

Home 戻る 最新へ
1 2 3 
0.09sec.