曇り空の向こうに夢が霞んで見えるから
雲が晴れるのを待とう
そんなに急がなくても
そこに変わらずあり続ける空のように
夢は待っていてくれる
疲れたら休めばいい
....
輝く街の灯りにジングルベルが鳴り響き
年の瀬に浮かれ始めている
煌びやかに飾り付けられた店先
どんな夢を売っているのだろう
人の波が溢れる
せわしなく行き交う人 ....
冷たい風が吹くたび
何かに追われているみたいで
後ろを振り向いてしまう
ただあるのは自分の足跡だけなのに
正面から吹き付ける風は
前に進むことを拒もうとするかの ....
地底のマグマを噴出し
地形を変え続けるガイア
低いところに水を蓄え
緑を育てるガイア
あなたのぬくもりに包まれて
無数の命が育まれる
何もみかえりを返せな ....
自分らしく生きたいと
家を出たのが4年前
何もかもを投げ捨てて
飛び出したんだ
今更後ろなんか見たりしない
ほら風は冷たいけど気持ちいい
髪がさらさらなび ....
流れてくるのは軽快なジャズ
演奏者も視聴者も
酔いしれている
リズムに
むせぶような音に
楽器がまるで命を吹き込まれたかのように
切ない音を出す
自 ....
覚めることのない夢の中
彷徨い続けてる
現実に目を瞑り
見ない
聞かない
知らないふり
華やいだ街は
今年もまたジングルベルの季節
キラキラと ....
オレンジの光に照らし出された道
きっとどこまでも続いている
ゆっくりと前を見て歩こう
その先に夢の続きがあるから
疲れたら時々立ち止まればいい
それでも待ってい ....
一日は短い
日が昇り
沈むまで
その僅かな時間の中で
どれほどのことを成し遂げられるだろうか
どれほどの人の役にたてるだろうか
自分の想いに振り回されて
....
冷たい風が吹いてくると
肩をすぼめてしまうのは
からだのぬくもりを奪われぬよう
ちからを入れて身を守るため
ひとは
自分で自分を守ろうとする
たとえそれが ....
流れていけ
流れていけ
想い
燃えるような想いも
沈んだ重い想いも
さらさらと
渓流の流れにのせて
無にかえろう
生まれた ....
ところどころ紅葉が始まった並木道は
それはそれは色とりどりで美しい
そこから木漏れ日が射しこむ様は
夢のトンネルの中を進むみたいで
ハンドルを握る手に
更に意識を集中しな ....
沈む夕日を掴まえた
バックミラーの
その中に
行き過ぎる車
飛び去る風景
僅かな空間の
時の流れの
ほんの一瞬
沈む夕陽を掴まえた
....
明るい場所を歩くのが慣れてないから
なるべく端に寄って歩いた
足元のライトが眩しくて
ちょと照れながら歩いた
煌びやかな街は
人の通りも多くて
孤独に浸っ ....
今は冬の入り口だけど
何だか街はせわしなく
あちらもこちらも
もう年末の用意を始めている
イルミネーションや
クリスマスツリー
ちょっと待って
....
赤い光に魅せられて迷い込んだ幻想の森
理性も現実も思考の中から消去しよう
まばゆいばかりの電飾の赤
点滅する光
仕事も
愛も
自分の存在さえも
消去 ....
疲れた体たたき起こして電車に飛び乗る
行き先はどこ
夢の続きという駅があるなら降りてみたい
この線路の先に
未来があるのか
それとも・・・・
答えはこれか ....
風の音に耳を傾けよう
陽射しの語らいにこころを開こう
何も悩むことなどなかったんだと
教えてくれるから
静かに時間が流れていく
この大きな自然の中で
わた ....
風に乗って
誰かの泣く声がする
かけよって抱きしめてあげたいけど
姿が見えない
どこにいるのかわからない
何が哀しいのか
何が辛いのか
胸が締め付け ....
燃えるような想いも
燃える季節も
全て
雨と風が押し流していくから
季節は移り
こころ模様も色を変える
変わらないものなど
なにひとつないから
....
けだるい午後
弱い陽射しにぼやける景色
思考回路が目覚めない
おそらく
夢の続きを彷徨っている
次々と浮かんでは消える記憶の欠片
ぼやけた景色の中
....
仕事を終えると外は夜
朝から降り出した雨が地面を濡らす
なんだか全てが沈黙しているような
そんな静かな街
濡れたアスファルトは光を反射し
まぶしいくらいの不思議 ....
帰り道
空にまんまるお月様
冷たい風が冬を知らせる
いつまでも
季節が変わらないわけないじゃないと
つんとして月が笑う
でもね
ごらん
冬には ....
夢を見ている
雲の上を歩くようにふわふわと
おひさまいろの風の中
冷えてきた空気も気にせずに
夢を見ている
ふたり初めて出会ったときを
あのときの感動
....
小雨にけむる街
どこにも行けなくなった想いは
カーテンを開けることも叶わず
諦めて部屋の明かりをつける
ためいきと沈黙と
時を刻む音だけを寄り添わせて
こ ....
ゆらめいて水面
きらめいて光
やさしくなった季節に
少しだけ張り詰めた風が吹く
季節の狭間を
冬がくるまでゆらゆらと
揺れていよう
別れと ....
長雨の後
秋が逝く
冷たい風に背を押され
高くなった青空に見守られ
短過ぎる秋が逝く
別れを惜しむかのように
虫の声
もう少し愛でたいと
せせ ....
夢の中を彷徨っていた
泳げないはずの海の中
魚になって泳ぎ回る
深い深い海の底に
大切なものを落としたから
必ず見つけなければと
こころが焦る
もぐ ....
ぽっかり空いたこころの穴に
いつのまにか小さな庭ができ
そこに小さな花が咲きました
どこからか風に乗って
種が飛んできたのでしょう
知らない間に芽を出して
....
赤い実食べて小鳥は赤くなった
青い鳥は青い実食べた?
そんな童謡があったよな
素敵な人になりたいから
素敵の実を探してる
だけどどこにも見つからない
....
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