世界は

不思議



矛盾

とで溢れている




正しい事

間違った事




右に行くのか

左に行くのか




悩むだろう

 ....
静かに静かに降る雪が

埋め尽くしてゆく

なにもかも




街も

空も

心も




全てが純白のヴェールをまとい

しなやかに

ひっそりと

 ....
いつまでも夢を見ていたい
いつまでも少女のままでいたい
追いかけてもかなわない夢を
ずっと
ずっと
どこまでも追いかけていたい

ちいさなことにときめいたり
ささいなことで笑ったり
 ....
怪しい光を放つ満月の夜
踊る道化の子守唄

眠りなさい
眠りなさい
夢さえ見ずに

深い眠りの奥深く
真実の姿さらけ出し
噛み殺したような笑顔浮かべ

そろり
 ....
流れて行け
流れて行け
留まらず
淀みなく

湧き水から始まり
渓流からうねった川になり
やがては大海へ繋がる大河となる

山から運ばれたゴツゴツした岩が
 ....
黄金色に空が染まる
燃えるような太陽が沈むとき
情熱の全てを
燃やし尽くして
今日という一日が逝く

ファンファーレが聞こえるかい
天使たちの奏でる愛のメロディ  ....
広がる空に
飛べ
こころ

絡み合った想い
ほどけぬまま
泳げ
空を

変わり続ける
雲の形
想いもまた

あの青い空の向こうに
果てしない宇宙が
夢が

あるの ....
しあわせはここにあるのだと
誰かがささやいた
静かに風の吹く野に
流れる雲の切れ間に
やさしい顔が見え隠れする

掴まえるのも
見送るのも
こころの向きで

今日は ....
夜のとばりが下りるころ
聞こえてくるのは夜風が唄う子守唄
流れる雲に見え隠れする月が
やさしくほっこり微笑むから
眠ろう
枕に頬うずめて

会えないお方に
届け想い
せめて
夢の中 ....
憧れたのは青空

こころには羽があるから
羽を広げれば飛べるのだと
想っていた

想っていた

けれども
広がらない羽は
重く

飛べずにいた
長い時間に
さびついてしまっ ....
細い細い銀の糸
空で誰かが泣いている
密やかに
嗚咽ももらさず

しとしと
しんしん
時には激しく

何が哀しいのか
何が切ないのか

言葉にできぬ哀しみで  ....
風が流れる
静かに
静かに
時をのせて

積み重ねてきた歴史
生きてきた証が
そこにあるから
ひとは
ひとに
やさしくなれるのだと

包み込む自然が
微 ....
ちいさなちいさなわたしだけど
ここでわらっていることしかできないけど

あなたにあげたい
かけがえのないえがお
ほんのすこしのやさしさ

あげられるものなど
なにもないこと
わかって ....
色褪せても

枯れ落ちるそのときまで

可憐であれ乙女よ



美しき日々は短く

激しい季節の中を渡る

雨の降る日も

風の吹く日も

人々の心和ませ



 ....
はるよはる
やさしさだけでうめつくせ
なにもみなくていい
なにもおもわなくていい
かおるかぜにめをほそめ
すずやかなそらをあおごう

はるよはる
とおいまちにおもいをはせ ....
力強い波の音

体の芯まで響かせて

荒々しく波

水面は留まらない



動き続ける

常に新しい顔見せて



洗い流せ

洗い流せ

蹲るこころ

 ....
穏やかに

穏やかに時が流れていくなら

何も憂えずにいられるのだろう



晴れた日も在り

曇りの日も

雨だって降る



時をやりすごして

それでもか ....
見えるもの

見えないもの

触れるもの

触れないもの

形の無いものを愛してしまうのは

愛にも形が無いから



ここにいる

わた ....
古の時を超えて

流れ続ける想いがあるのなら

どうか今ひととき時を止めて

待ち侘びた季節がすぐそこに



歩き出せない心を

持て余している

頼りない自分に ....
閉じ込められたような空間

止まっているかのような時間

かげろうのように生きている



冬の弱い日差しでは輝けない瞳

閉じこもって出たがらない足

冬眠したがっ ....
心の中の思い出の箱

消したい記憶も

留めておきたい記憶も

今まで生きてきた軌跡描いて

時々走馬灯のように頭をよぎる



振り払い

振り払い ....
古い記憶を呼び覚まし

懐かしさにかられて思考が浮遊する

輝いていたあの頃

怖いものが何もなかった

未来は希望に輝いていた



飛ぶことを ....
忘れられた風景のように

記憶の一部がそこにある

取り残されてぽつんと

消去されていく哀しみ



神が人に与えてくれた哀れみ

忘却

苦しみ ....
進めば進むほど息が切れる

額には汗

なんだか視界もぼやけてくる



それでもね

登るんだ

ここは上り坂

登りきったら

きっとそこには

素敵な明日が ....
こんな静かな雨の日は

ひざっこぞうぶつけ合って眠ろうか

あったか毛布にくるまって

あなたとふたり同じ夢



ゆうるりゆうるり時流れ

哀しいことなど何もないと
 ....
こころよ風になれ

舞い上がり上空にて雲になれ

わたしという肉体を捨て

今という現実を捨て

浮遊する気体になれ



そうして

ただふわふわと夢を見続けよう

 ....
ほとばしる情熱と
命の喜びを
全身で表現して
暑い夏の夜が始まる

笛と太鼓と
人々の歓声
弾ける笑顔
流れる汗

人ごみ
むせ返る熱気
息も詰まるような
ひといきれ
 ....
今は迷子

ここで迷子

あなたの隣で迷子



なんだろう

なにかしら

なぜなの



わからないけど

見えない

暗闇なんかじゃないはず

あ ....
カレーを作る

じゃがいもとにんじん

たまねぎの皮を剥く

ちょっとおおきめに

サクサクと切る



ねえねえ

たまねぎのなかから

うすみどりの芽

春が ....
人ごみの中

あなたの背中を探して歩く

人の波

人の波

何も見えなくなる



おまつり騒ぎのその中に

紛れ込んだ想い

探して

探して

見失わない ....
椎名(177)
タイトル カテゴリ Point 日付
「 人生 」自由詩016/5/26 22:39
未知数自由詩216/1/18 20:18
「 憧憬 」自由詩214/12/25 23:13
「 満月の夜は 」自由詩114/10/9 18:52
「 こころ 」自由詩2*14/9/17 6:57
「 日没に 」自由詩314/8/30 15:39
「そらへ」自由詩214/8/23 23:52
「 しあわせはここに 」自由詩114/7/25 23:57
「 独り寝の夜 」自由詩114/7/17 22:21
「 そらへ 」自由詩114/7/16 20:43
あめ自由詩214/7/14 18:48
「 ひととして 」自由詩2*14/7/9 22:32
「 散り逝く前に 」自由詩213/4/18 7:08
「 花 」自由詩113/4/15 23:25
はるに自由詩113/4/14 19:07
「 海辺にて 」自由詩208/8/15 7:36
風のように自由詩108/6/13 11:59
「 待つ 」自由詩107/5/20 8:18
「 憂いの中 」自由詩307/2/6 23:27
「 自閉期 」自由詩2*07/1/22 15:23
「 人生の軌跡 」自由詩106/12/30 10:41
「 今 」自由詩206/11/12 13:15
「 移り逝く季節に 」自由詩2*06/11/12 12:47
「 坂道 」自由詩1*06/6/8 18:22
「 雨の日のララバイ 」自由詩006/6/7 14:43
「 空よ 」自由詩405/10/14 12:03
「 まつり 」自由詩3*05/7/20 14:35
「 迷子 」自由詩2*05/7/16 2:31
「 こんなところに春が 」自由詩205/1/8 14:18
「 迷子にならないように 」自由詩105/1/4 11:42

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