フォーラムの投稿を見ると、ぽつりぽつりと釣り関係の書き込みがありますので立ててみました。
釣りをしていると詩が浮かんできそうな気がする、やったことないけど面白そう、最近ダンナが「チヌのノッコミが」と ....
田園の
真ん中に
ぽつねんとそびえている
焼き鳥屋から
狼煙があがる
狼煙があがる

昼は
終わったのである
夜が
始まるのである

だんだん
だんだん
浮き上がる
ぼぅ ....
 わたしと
 あなたは
 きっと
 きっと
 たった
 これっぽっちしか
 離れていない
 はずなのだ
 たった
 たった
 それっぽっちしか
 離れていない
 はずなのだ
 ....
 そうだった
 わたしには
 あなたたちがいたのであった
 この
 わたしのようなモノを
 迎え入れてくれた
 あなたたちが

 ずっと
 ずっと
 届かない
 と
 勝手に思 ....
初めて
お会いした時と
同じ
仏頂面で
同じ
淡々とした
口調で
同じ
音階で

持ち込んだ書類に
加筆し
持ち込んだ書類を
突き返し
持ち込んだ書類を
後ろのボックスに ....
真鍮の
鍋の肌に
雪がふれ
消える

真鍮の
汚れきった
鍋の肌に
雪がふれ
雪がふれ
消える
雪がふれ
雪がふれ
雪がふれ
消え去る前に
雪がふれ

無数の
よご ....
被せものをしたお陰で
自分が
いかに臭く
いかに
蒸し暑いのか
思い知らされることになった

はずだったが

最近では
そうしたものにも
慣れてしまって
自分が
どれだけ
 ....
もうすぐ
七月だというのに
蝉の声が
やってこない
やってこない
夏の便りは
たらいまわしにされて
ちっとも
ポストに届かない
まちくたびれた
ポストは
うたた寝をして
 ....
 古い子守唄では
 もう
 寝ついてくれないから
 巻いてあげましょう
 その細い首に
 
 そんな
 小さな口の奥から
 そんな
 細い喉の奥から
 どうして
 そんなに
  ....
 浜よ
 あなたは
 これほどまでに
 ごつごつとして
 来るものを
 こばみつづけていたのか
 
 浜よ
 あなたは
 これほどまでに
 えぐれて
 どん深で
 とらえたもの ....
さざんか
さざんか
さいたみち
さざんか
さいたは
どんなみち
さざんか
さいたは
どんなはな
しらずに
すぎてたみちうせて

たきびだ
たきびだ
おちばたき
どこ
ど ....
 しとしとぴっちゃん
 しとぴっちゃん
 ドピーカンの
 真夏日に
 カランカランの
 真夏日に
 何故だか投げる
 しとぴっちゃん
 平和な水面
 飛び越えて
 はるかかなたで
 ....
乱反射している
ガラス窓の向こうで
少女たちが
アイスクリームを待っている
滑りのよい
よく手入れされて
磨かれた
頬を
右に左にさせるたびに
光の向きが
チカリ
チカリ
と変 ....
 雨粒よ
 溶かしこんでおくれ
 流して
 運び去っておくれ
 塵状となって
 わたしたちを取り囲む
 不安や哀しみの全てを
 
 肺胞の奥底に
 堆積させて
 その重みに
 身 ....
 殻光る
 殻光る
 アブラナの
 葉の裏で
 すっくと
 立った
 米粒が
 濡れている
 光っている
 きらめいている

 殻光る
 殻光る
 陽の光の
 裏側で
  ....
 その人は
 肉うどんだった
 
 いつも
 
 どんなに
 美しい
 品々が
 お品書きを
 彩っていたとしても
 頑なに
 力こぶよりも
 頑なに
 
 磨き忘れられて ....
 流れ星
 ひとしずく
 ほほを伝わり
 落ちてった
 鈍い光
 ちかりと
 咲いて
 掌の上

 どん
 ぴっちゃん

 流れ星
 ひとしずく
 爆ぜて
 飛び散り
 ....
 台風というやつは不思議なやつである。その風雨の強さは恐怖を感じさせるとともに、何かしら神秘的な力の強大さを感じさせるものがある。
 だからなのであろうか、台風は特撮映画や番組においても重要 ....
むかし、むかぁし

ある山に与一郎という木こりが住んでいた。
さびしい森の中に家を建て、家族もなく一人で暮らしていた。
ある日のこと。与一郎が仕事を終えて山を下っていると。一匹の若い狸が道に ....
 エイヴォン川のグレイリング達のことを想うと抑えきれなくなって、私は竹竿を手に取った。フランク・ソーヤーは嫌っていたが、私は彼女たちの妖美な姿に骨抜きになっていた。
 いつかバイカモ達が茂る川辺に立 ....
入道雲が街を洗う準備に追い立てられている頃、彼女は無言でテーブルに向かった。まるで決められていたように奥のテーブルにまっすぐ向かうと、パーテーション代わりのプランターを背にして座った。後からわかったこ .... 必然を失っていた

逃げ水を
振り返ることも
なくなっていた

明日やってくる
昨日に
なにがあったのかも
思い出せないようになっていた
なにがあったのかも
気にならないようにな ....
トモに
だるまが鎮座している
友はなく
お互い
一人で
じっと
鎮座している
お互い
なにも
語らずに
じっと
灰色の
海面の
糸が沈んでいるであろう
方向を
じっと
 ....
細い
溝のような水路から
船に乗せられ
どんぶらこっこ
どんぶらこ

狭くて
広い
黒い
ダンジョンの様な海
初めての
魚を求めて
どんぶらこっこ
どんぶらこ

青イソメ ....
室戸岬の
先端に
向かって手を
ふってみた
室戸岬の
先端からは
ぜったい
見えやしない
この
ちっぽけな
沖堤防から
恥ずかしいから
声は出せないが
こころの
こころの
 ....
直七が
転がっている
道をぬける
ぽっかりと
あいた
筍の跡地は
そのままになっている
五月からずっと
ちらほらと
落ちた
つつじの花弁は
じっとりと
しみている
ぽつん
 ....
たまには
こっそり
味噌ラーメン
一人
かくれて
味噌ラーメン
仕事の合間に
移動の途中に
立ち寄り
すする

たのむのは
いつも
同じメニューのはずなのに
メニューブック ....
面倒くさがりの
私は
車の運転中も
ラジオもつけず
あるいは
機器媒体を用いて
音楽をかけることもない
家に帰っても
音楽や
あるいは
音声関係の類を聴くために
スイッチを入れる ....
 老舗の店が
 建っていた
 老舗の店で
 買い物をした
 老舗の歯医者で
 口の中を血だらけにした
 はずであった
 ように思う
 が

  赤土が
  むき出しになった
  ....
  乾いて
  ひび割れていた
  土の上に
  種子の上に

待っていた
待っていた

  水が

待っていた
待ち望んでいた

水が
今年も
やってきた

乾いて ....
雨水
泥水
ダダダダダ
削って
まいて
絡まって

雨水
泥水
ダダダダダ
叩いて
はがして
ダダダダダ

あれが
これが
流される
削られ
剥がされ
流される
 ....
北村 守通(241)
タイトル カテゴリ Point 日付
会議室スレッド
釣りスレ会議室17/1/13 0:32
文書グループ
提言文書グループ09/3/30
投稿作品
ルーティーン自由詩523/5/7 0:30
玉手箱を開けてしもうた後自由詩223/4/30 23:50
オンライン同窓会にて自由詩223/4/27 12:10
カウンターにて自由詩223/4/23 20:20
鍋と雪自由詩122/8/26 1:08
マスク自由詩421/8/12 0:43
入夏(にゅうか)自由詩221/7/2 2:57
多目的公衆便所自由詩221/3/1 0:43
種崎海水浴場自由詩320/12/3 1:57
『たきび』によせて自由詩020/11/15 11:55
しとしとぴっちゃん自由詩0*20/9/27 7:31
窓際での軽食にて自由詩120/9/13 21:34
 雨乞い自由詩120/4/12 23:06
アオムシ自由詩320/4/4 19:34
肉うどん自由詩319/9/10 10:11
流れ星自由詩119/8/15 15:31
颱風と怪獣散文(批評 ...0+*19/8/14 11:48
次郎狸散文(批評 ...019/8/8 1:01
再び巻き始めた釣意散文(批評 ...219/7/14 14:00
入道雲が立ち去る頃散文(批評 ...1*19/6/27 11:52
忙殺自由詩119/3/18 0:34
鰈乗合船自由詩119/1/17 12:38
夜メバル乗り合い船にて自由詩019/1/14 21:33
室戸岬自由詩118/12/31 1:06
墓掃除にて自由詩218/12/31 0:56
道草自由詩018/10/18 1:46
過程についての説明的文章自由詩1*18/8/24 1:15
再開発自由詩218/8/16 12:18
蘇る用水路自由詩218/5/2 10:41
   浸食作用自由詩218/4/26 0:37

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 
0.09sec.