紛れない妖
嘯くか現実
まほうは幻
感じてよ熱

余地のない議論
めぐらせよ策
予知された結論
おろせない幕

奪われた誇り
あきらめて自覚
おとずれた光
よみがえる感触
 ....
注)2009年秋の連歌と2010年春の連歌に書き込んだ自分の句だけを抜き出して、並べました。



止まらない メリィゴーランド 銀河系

水面の空を 傘先で突く

愛おしき 黄昏を追 ....
注)2009年夏の連歌に書き込んだ自分の句だけを抜き出して、並べました。


向いたきり 首振らせない 扇風機

いてもたっても いられなくなる

あなたには わかりますまい どれほどか ....
夜霧よ
立ち上がりなさい
朝露をくばれるのは
お前しかいない
人のない 砂場の山に 落つ銀杏

眠らせて 秋の妖精 どんぐりポッケ

長い夜に 蒼い香りが 目を覚ます

月明かり 照らしておくれ 腹の底
風はそよいでいる
海を山を野原を高原を

そして丘の大きな木の下で
鍵盤にしがみつく青年をみつける

ピアノを奏でようと必死だが
しばらくみつめても音は出ない

風は額の汗を拭い
 ....
憧れの夜 夢みるは夜
人は光をともす
乳飲み子は眠る

眠りを妨げるのは 飢え
飢え が 夢からうつつへ
声を あげさせる

そうして光の乳房にすがることができたなら
 ....
かとう ゆか(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
没頭(ソネット)自由詩112/12/4 10:07
無題 (連歌の付け句)春秋伝統定型各 ...210/5/18 17:49
無題 (連歌の付け句)夏伝統定型各 ...1*10/5/18 16:53
夜霧よ自由詩3*10/1/12 15:48
2008秋の句俳句1*08/11/3 10:47
風と青年自由詩508/7/16 20:48
夜の歌に寄せて自由詩608/5/25 4:58

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