僕はね、時々少しだけ君に悪戯をしてるんだよ

だって、そうだろ?君がステキな夢を見ているときに僕はけたたましくベルを鳴らす。君があの男といる夢を見てるなんて、堪らなくなるからね。だから、夢か ....
あなたの背中にくちづけて、温もり
こんなにも、こんなにも、近く
吐息、耳元に感じて
どうしようも、ないのです、と
唇は嘘をつけなくて
いっそう強く、求めてしまっているのです
想いはとめ ....
何もかもが平たく ここにあるわたしは点
点は点と結ばれて線になることはできず
ここにあるわたしは点 いまも

すべてが遠く夢のように見えて
生身のわたしはどこにいるのだろう
損ね 刃が指先 ....
絶対、とか
永遠、とか

そんなもの無いって思ってた

だけど、あなたとなら 永遠も 絶対も

存在するのだろうと きっと そこに
あると

思えた

だけど、あなたとの 永遠 ....
黒い雨にうたれて

赤い涙を流す

黒い雨にうたれながら

この夜に消えてしまいたい
残してきた思い出たちが
私の手を引く
優しく頬をなでるから
私、切なさに胸が痛い

声も
仕草も
笑顔も
今でも感じられるのに
温もりだけは
感じることができない

もう
 ....
とてもまぶしいあおい空だった

ひとさし指とおや指のファインダーで切り取った

わたしの空は

ただそれだけの

とても小さな

ソラでした
おっと、ここは船のうえであるというか

ならは、ほれ
釣竿を持て

ほぉら、ほらほら、魚が引いている
竿がつんつん引かれているじゃないか

ほぉら、ほらほら

私が引いてあげよ ....
生きているだけ

それだけで良いと、あんたが言う

生きているだけの死体

それだけで良いと、あんたは


あんたは


そんなあたしで良いと、言うの?



ねえ
生きていたいのか
死にたいのか
それもわからない
ちっぽけな人間なんです

だからどうか
踏み潰すなり
なんなりとお好きなようになさってください

私は
ちっぽけなんですから
黒紅色の空が
私に重たく圧し掛かるのだよ

ああ
誰か、誰でも良いんだよ

小さい針穴でも開けてはくれないかい

もう私は
手足さえ動かせない

動けば絡み付くようなタール
 ....
バイバイ

とか

さよならじゃなくて

またな・・・


そう、言ってくれたのは
夢の人でした。
線は「死ぬ」ためではなく

「生きている」ことを感じる儀式なんだよ






※まだ、君には早すぎる
 まだ、早すぎるんだよ
世界の終わりが

すべての始まりだった

そうだろ?ベイビー
今生の別れを告げよう

グッドバイ

さらばだみなさん

グッドバイ

さよなら さよなら

グッドバイ
グッドバイ

グッドバイバイ
求めているのは

愛、ではないし

優しさ、でもない

ただ、気まぐれなだけで

切なさに
潰されてしまいそうな夜に

少しだけ
あなたを求めてしまっただけ

だから、 ....
10、9、8・・・

私、アナタの唇に指で触れて

7、6、5・・・

指先から溶けていく私を飲み込んでしまって

4、3、2・・・

ねぇ、細胞ごとアナタとヒトツになって

 ....
ねぇ、冬夜
雨はもうすぐ雪になりそうだよ

ほら、もう太陽の落し物たちは
息を潜めてしまったよ

だから、ね、冬夜

私の冷たくなった指先を
焦がすのは君の唇だけ

柔らかい ....
堕ちてきた空の浮遊する曖昧なままの姿で天使は悪魔に恋をしてしまったと呟いたのを聞いたんだ太陽の熱に冒されてしまった頭じゃなにも考えられなくて大量に流れ込む情報の波に飲み込まれてしまうだけの姿を思い浮か .... 渦巻く とぐろ巻く

赤黒い塊を

皮膚の裂け目から引き裂いて

吐き出したなら

訪れるのは

もう

{ルビ終焉=おわり}だ
誰にも気づかれずに消えてしまいたい

夜に

股の間から流れ出た赤い血が

生々しく 生きている女である

証だとでも言うのか

あぁ、誰か

誰か

声にならない音を ....
雨の音を嬉しそうに耳を澄まして聞いているのは
咲き誇ることを諦めた花の声が届くように

したたり落ちる滴の行方を、指先でなぞる
少しだけ深爪の先を
赤く色づいた唇に含んでしまいたい衝動を抑え ....
はじけ散ったオレンジ色の広がる時間がソコにある
乾いていくアスファルトの匂いが過ぎていく季節を
惜しみながら少しずつ少しずつ遠ざかる

ね、あの日
空は何色の雲を纏っていたの?

ね、あ ....
切り取られたあの日が


フィルムの中で


少しだけ色褪せる


あの日、君と過ごした青空は


二人の笑い声を吸い込んで


どこまでも広がっていた


それは ....
雨が降り出して、どうしようもなく温い空気の中
親指の爪の赤い色が濡れていくのをじっと
見つめたままでいるのは、ただ一人きりの私で

傘なんて必要ないと
駆け出した姿を
ガラス窓の向こうで見 ....
それは、誰にも気づかれずに腐っていく
赤い雫をたらしてそこにある

弾力は失った

僕はたまらなく愛しい気持ちになる
だから

舌先でそれを舐めあげた

白くて薄いウェハースを
 ....
ね、君に



会いたくなったんだよ






ばか。


さよならしたのは

自分じゃない。


罪だよ

もう



ヒミツにすればいいじゃ ....
なにもかも逃げたくなって

部屋の窓から飛び出そうとしたら

オレンジ色の空に

夕陽が手を振って消えてった
押せば


また


始まるだけ
ただ一夜でも

愛は本物だったよ
いのせんと(69)
タイトル カテゴリ Point 日付
目覚まし時計のヒトリゴト。自由詩020/5/11 21:33
蝶々の羽自由詩2*20/1/4 13:47
自由詩219/4/20 23:46
夢の果て自由詩2*19/2/28 22:22
黒い雨にうたれて自由詩210/10/18 0:47
回想自由詩210/10/2 23:49
わたしのソラ自由詩510/7/22 0:17
李白先生自由詩110/6/19 2:50
それだけで自由詩110/6/14 0:34
願い自由詩210/5/25 1:16
黒紅色の自由詩010/5/16 23:46
またな自由詩010/3/28 2:04
ひと筋の自由詩010/3/21 1:52
Hello! Junkies!!自由詩110/2/23 14:43
グッドバイ自由詩1*10/1/24 0:56
気まぐれ自由詩009/12/25 0:28
10秒で消える自由詩009/12/20 13:33
冬夜-とうや自由詩009/12/18 13:47
世界の終わりに自由詩009/12/16 15:19
苦しみ自由詩009/12/3 0:42
生きていること自由詩009/12/2 1:12
欲望自由詩009/11/19 14:56
あいだ自由詩109/11/13 0:22
青空自由詩109/11/8 2:09
ダメになる日自由詩209/11/6 20:55
ある日の夜自由詩009/11/3 1:29
伝えないけどね・・・自由詩009/10/7 1:30
さよならバイバイ自由詩009/8/3 23:45
リセットボタン自由詩009/7/11 1:01
ただ一夜自由詩209/7/9 2:00

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