ごめんね、ありがとう。

どうしてかな、わたし。
やさしくできなくて。

きまずいときも、
なまえをよんでくれたこと
うれしかった。

ごめんね、ありがとう。

わかっていたのに ....
時間の流れが早すぎて
いろいろなものを捨ててきた

捨てることが美徳のように
もてはやされているけれど

捨てることが輝くのは
大事なものを持っているから
だと私は思う

分別がつ ....
其処にゐる

づうづうしく
此処にゐる

降る雨のやうに
{ルビ懶=ものふ}き思ひ止まず

私は私を
支へきれず
寝転ばり

何時か
空あらはれるやうに
只願ふ
きっと
良い知らせが
届くはず

巡り会い
大事にしてね
これからも

きっと
良いお天気で
会えるから
捨てたはずのプライド
尖ったまま劣化している

踏みつぶしても痛くないのに
だらだら血だけが流れてきた

カッコ良く生きたいんだ
輝く自分でいたいんだ

口が裂けても言えない言葉
 ....
真っ黒なランドセルが
ひっくり返っている

カブトムシに似ている

そう思って
しばらく眺めていた


小学生の頃
それに教科書を詰め込んで
学校に運ぶことを
当たり前だと思っ ....
彼は初めて会った時、私をじっと見ていた。そして、
「ずっと(キミが)気になっていたんだ」と言った。
ビックリしたけれど、どこかで嬉しいとも思っていた。
それは、私を見つけた時、私のところまで迷わ ....
飛べるはず飛べるはず

どんどん高くなっていった
ハードル

歓声に手を上げて応える
そんな自分に酔っていた

いつまでも応えられるはずもなく
歓声は小さくまばらになっていき
今は ....
さっきまで扉を開けると
確かにキミがそこにいた

そんじょそこらのではない
ブランドを身に付けたキミ

キミとゆっくり過ごすことを
どれほど楽しみにしていたか

それなのにどういうこ ....
電話が鳴る

受話器を上げる

懐かしい声が

目に滲む

気づかれないように

笑ってみせる

知らないふりをして

安心したと言う

それを聞いて安堵する

何 ....
足りないものを数えて
当たり散らすワタシに

空が頷く

ほんの少しの大事な人に
囲まれて微笑むワタシに

空が頷く

室内から横たわり窓の外を
睨むように眺めるワタシに
 ....
物を言わず
流れ行く雲を
眺めては
働いている
粛々と
できることをする



誰がどうだとか



誰がどうしたとか



どうでもよいこと



それどころではなく







できることをする
何もできないと嘆くことや

不謹慎かもしれないと立ち止まることを



やめよう




いつも通りで行こう




一生懸命に働いて

できることはどんなに小さな ....
この人は何故自分を
信じられないんだろう

夢が膨らんでいる

現実になって
大きくなろうとしている

それを何故
疑う?

心配 不安 焦り

急な成長に驚いたかもしれない ....
こんなに小さな一錠に
安堵が保障されている


自分でありながら
自分でないような


身を削られるような痛みを
耐えたり逃したりしながら
暮らす毎日もあれば

全てを受け入れ ....
おめでとう
祝福の言葉を
たくさん浴びる
そんなシーンを
思い浮かべて
新たに
プールに飛び込む時のような
勢いで毎日を過ごせたらいいのに

慎重に踏み込む一日は
終りの頃にはグッタリとして
明日を迎えるのもウザい

誰かに頼ろうなんて考えてない
だけど頼らないと ....
白黒付けたい性分なの

物事の物差しに正誤しかなく
グレーゾーンが存在しないなんて
自分の首を締めるようなものだ

その白や正の基準はどこに表示されているのか
答えられる術は自分の中で他 ....
その歳で何言ってるの

冷たい言葉をピシャリとかけられ
心臓が止まるかと思うような反撃

リスタートはいつでもできる

ドラマに出てきそうなセリフには
年齢制限があるのよと教えられて
 ....
疲れたと 溜まる落ち葉に 独り言 すくっても
すくっても
零れる時間を
気にも止めず
またすくう
季節風にはためく
夫のシャツを抑え
ベランダで
腰に手を置く
幸せに色があるなら
白かもしれない
ぼんやりと
シミの落ちない白を
眺める
光と影の間を
息継ぎしながら泳ぐ
いつか
天国に近い島まで
行けるだろうか
環境との調律を
合わせようとして
ズレていく音
聴きとれないまま
ぷつんと切れて
波紋を
覚悟で投げた
石が
上げる
水の音(ね)
あちこちを
耕してみては
首を傾げる
そよそよと
春風に笑われても
僕に何ができただろう

決まっている答えの
言い訳の欠片を集めるほかに

君の声を聞いている

僕はそこに温もりを探して
苦いコーヒーを流し込む

語られる言葉に
 ....
切れ切れに
散りゆく言葉の
空白に
耳を澄ませば
雨の音
寒暖の差
激しい春へ通う
家族の背中を見送って
昨日の色々を
洗って干して
未完(100)
タイトル カテゴリ Point 日付
ありがとう。自由詩3*13/11/26 15:07
破棄予定自由詩3*13/1/12 17:25
私雨自由詩5*12/1/23 19:34
もうすぐ自由詩1*12/1/21 22:03
叫び自由詩7*12/1/6 9:53
やればできる子自由詩10*11/12/3 15:52
アンドロイド自由詩3*11/7/24 8:14
ハードルを低くしても自由詩3*11/6/3 14:10
冷蔵庫のプリン自由詩3*11/5/29 14:20
静謐自由詩2*11/5/28 14:19
空が頷く自由詩2*11/4/29 21:11
通常通り自由詩2*11/3/25 16:24
粛々と自由詩2*11/3/17 17:45
いつも通りで行こう自由詩1*11/3/14 19:07
潮時自由詩0*11/2/17 8:51
美しい痛み自由詩1*11/1/16 19:41
初春の空を眺めて自由詩1*11/1/1 8:55
良いお年を自由詩0*10/12/30 22:07
潔癖ではいられない自由詩0*10/12/28 19:00
これでいいのかわからなくても自由詩2*10/12/27 17:30
木枯し俳句1*10/12/3 4:31
達観自由詩1*10/11/7 12:17
Yシャツ自由詩2*10/6/4 16:16
燐光自由詩3*10/5/19 14:44
音叉自由詩1*10/5/18 14:18
反響自由詩3*10/4/26 21:51
近況自由詩7*10/4/25 21:51
僕は笑顔が刺さった心を持つことになった自由詩2*10/4/24 16:00
別れ自由詩5*10/4/23 12:19
平凡自由詩3*10/4/16 19:29

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