ブルーを飼いならすこと。
ブルーに打ちのめされること。
打ちのめされたブルーを飼いならすこと。

その繰り返しの中で、
鳴るはずのない電話が鳴り、
鳴って欲しくない電話が鳴る。

執拗 ....
たとえば孤独
たとえば空腹
たとえば拒絶

そんな連鎖ばかりを選んでしまう人間の世界と
そんな連鎖とはついぞ無縁な人間の世界

どちらも同じ「世界」という名を冠する僕等の「世界」 ....
朝。

残酷な日光が降り注ぐ。
布団と夢の残り香をすべて霧消と帰する残酷な光が降り注ぐ。
この部屋はとても日当たりが良い。
つまりそれだけ、容赦ない残酷さが降り注ぐ部屋だ。

出先の ....
午後十時の到来を待って鍵盤を押す

文字を綴る鍵盤
音を綴る鍵盤

そのどちらをも乱暴にたたくのは
酒に汚れたこの指だ

、。を省き、
脳髄反射だけで鍵盤を押す

でたらめな ....
パイ皮につつまれた子羊の肉がある。

ぱりぱりとしたその外皮と一緒に切り崩され、
皿に敷かれた甘く濃いピノノワールのソースへこてんぱんに塗り付けられ、
ゆっくりと口に運ばれることを運命付け ....
(大分時勢的にジェットラグがあります。ご容赦ください、
 我が家にはテレビがありません)



ブラン城がドラキュラ侯のご子孫に返還されたそうです。

それまでルーマニア政府が、巨費を ....
「万物には形式がある。形式は必ず崩壊する。万物は崩壊する。」
(ーー吾妻滋郎著『認識の基地』序文より抜粋)



目玉焼きを焼いていた。

朝は数時間前に昼となり、
皿に向かう私の寝 ....
「万物には形式がある。形式は必ず崩壊する。万物は崩壊する。」
(ーー吾妻滋郎著『認識の基地』序文より抜粋)



早い朝が来る。
カーテンを開くと、眼下のビル群を逆光に立たせた太 ....
アウトプットとインプットは表裏一体だ。
排出されなければ装填されないし、
装填されるものがなければ排出も促されない。
その二項の循環で、世界や社会や人間や、
疲弊した客を無闇に迎え入れ ....
(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
憂鬱をブルーと呼称した人の夜へ向けて自由詩207/11/27 22:20
醤油ラーメンと牛肉のソテーの繰言自由詩107/11/11 20:53
朝、富士そば、スマトラカレー散文(批評 ...207/10/25 22:23
10:35pmの後で自由詩107/10/15 22:19
幸福の外皮自由詩207/10/14 22:40
土曜日生まれの水辺散文(批評 ...107/10/13 0:14
食の素描#2散文(批評 ...107/10/12 23:38
食の素描散文(批評 ...007/10/9 13:25
壁の日付未詩・独白007/10/8 17:29

Home
0.12sec.