せり上がる この気持ちから ABBAの 韻律かなた 伏せる月 犬狂い 伸び
る影 とどまることなし 音見えず 残念ながら 調律も 得るものなし 水
晶で 網膜赤い 刃入れ済む ....
春も もうすぎた
ワタボウズは幻のように浮かんでいる
「春夏秋冬」
春
春冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬
春春冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬秋
春春春冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬秋秋
春春春春冬冬冬冬冬冬冬冬冬 ....
気がつくと体育座り闇の中
{引用=
純銀もざいく
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かす ....
左目が痛い
左目が痛い
酢を舐めたように痛い
白く濁っちゃったら怖い
怖い怖い
あ…あ…
電波信じるマナコ
銀紙噛み潰すマナコ
カラッポの海を漂うマナコ
みな ....
最近、
リアルに限らずバーチャルに限らず
どこにも情緒がないと感じる。
効率
生産
空虚
ニセモノ
朝から晩まで
頭を真っ白にする
虚ろを書き連ねた電波を浴び
人を馬鹿 ....
ひるがまっしろ
お日さまは とてもたかく
このいちでは
どうしても まみえない
はるかなひかりが
木や わかりやすい花とともにつくるカゲ
くっきり
かげとひなたのサカイから
すてき ....
神様が絶望した昨日
全てのものが無価値になる
誰かさんたちは
ひとつひとつ拾い集め
パズルを組み上げようとする
アリンコたちが暗い穴から這い出るとき
僕たちは地獄とも天国ともつかな ....
僕が詩を詠むのと同じ頻度で 君はメロディーを刻むだろう
そうして 月曜日に僕はノートを持って
君の家に行こう 君の家は
小高い丘の上にあったね、絵本のような完全さで。
僕が読み上げると
....
今はもう ひとりで歩いてるこの道
桜並木も もう僕にはまぶしいだけ
二人で歩こうと約束したはずなのに
見渡すばかり桜の中ひとり
突然のことだった
君はニコニコして帰ってきた
嬉しそうに ....
冷やしたコーラじゃ炭酸のトゲが突き刺さる
それで思わず涙を流すわけだが
だから あったか〜い コーラが飲みたい
ベッドに寝転んで
何もせず夢想しながら
二酸化炭素の雲で曇った ....
笑いたきゃ、笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え
笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え
笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え
笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え
笑え笑え ....
ある日 月の裏から サヨナラが やってきた
安らかな 眠りの外から やってきた
サヨナラは 全ての音を 持って行き この部屋は 冷たい光に 沈んだ
独りですごすには広いから 一人で笑うには暗いか ....
寝ても醒めても真っ暗だぞ最近どうも
ぴとぴっと降りしきっている雨と雨雨
振り絞った空気には 氷酢酸の結晶が混じって
冷たいプロミネンスが心の野原を這いずり回る
ああ 明るい天窓から社会が垣 ....
友は瞑想的に言った
おまえんちに猫耳女子がおるで
おまえ帰ったら
コタツに
ヘレカツつくって待っとるんやで
俺 答えて
{ルビ精子=ザーメン}の臭いで息が詰まるような
HAH ....
それは
湿った空気 抱えるカーテン裏や
灯りを 消したキッチン の隅から
悩ましさの記憶 せり上がって来て
しずかにこちら 顔を向け
瞬く間 昔の動物に 替わるということ
義憤で濡ら ....
君にとっての悪なのか
俺にとっては善なのか
君にとっては俺なのか
俺にとって君じゃない
いるかは白か イカ黒か
君にとっての可は不可で
俺にとっては不可も付加
可に付加し ....
鋭いペンでメモすることを怠けて
けさ見た夢を 忘れてしまった
と この 夢を忘れたことも 忘れてしまわないように
いま 空色のペンで書いている
けさ見た夢だけでなく もっと色々なことを忘れ ....
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