誰もが感じている
接触を拒む壁が誰にでも…
「遮る瞬間」
白い閃光が脳内を走り
擬似的な音を繰り返す
視界から塞ぎ始める
電光が一つシナプスに
歪な棘を刺す
目の前で隠され ....
瞳の中へと潜り込んだ
光は乱反射して
心までは届かない
深く落ちていきたい
君と共に眠れる日を夢見ていた
君から向けられた線
上に立つことなど出来ないから
飛礫を下に零すのだ
....
蒼い空を背景に
独り歩き続ける
足元には踏まれた
蒼く染まった薔薇
悲しみの無い心を探して
迷い始めたのは過去
今を見失った
孤独の扉を開放する
-BLUE ROSE-
誰も ....
孤独の淵へと自ら追いやって
静かに 静かに
塞いでいく
体中が痺れている
感覚が徐々に失われて
全てを忘れてしまいそう
それこそが幸せなのだと誰かは言った
信じることで救われる
そ ....
17歳の君へ
自分が大嫌いと言っていた
悲しみにぶつかっては崩れそうだった
強い意志は持てるようになったかな
僕が詩を書き続けた意味
それが伝わるかな
ずっと追い求めていた姿は
詩の中に ....
不安が見に染み付き
視界さえも遮断される
胸に刻まれた「D」の文字
死すべき為に生まれた俺は
此処で朽ち果てるのか
深海を歩いているような
息苦しさ
先は何処だろうね
呟いても苦し ....
今夜も眠れずに空を見上げた
今日もカラスと少しお喋り
眠れない夜の詩を共に詠った
漆黒に生やした羽が舞う
さ迷うことなく闇に溶けて
鮮やかに存在を示していた
僕は密かに憧れて
密かに ....
悪夢と呼ばれた少女
眠れない日が始まって
眠ることに怯えだして
眠らないことを意識し始めた
「カラン」
....
秤にかけることも難しい
揺られない天秤は
俺に囁く
「意味の無い評価を与えよう」
黒い壁が越えられない
迫り来る圧迫感
足元から寄ってくる黒い影に怯え
侵食して行く事恐れている
....
脳内の刺激を始めた闇
映像化を急ぐように人を殺し始める
浮かばせようとした地獄絵図は
人が人を殺す連鎖を
一瞬だけノイズの様に流れた
首を狩り
腕を狩り
足を狩る
分解されてい ....
少年
少年が何時までも
憧れ続ける王様のナイフ
無駄に華やかで
切れ味は直接死
王の象徴
少年達は夢を求めて
人を殺める
全てが許される
王様のナイフを求めて
....
白い景色が絡まる
指から指へ
脳から脳へ
伝わる温度が生暖かく
存在するはずの無いVanilla
冷気にも似た刺激
背後から包んでいけば
固体にも近いIce
とろける様な仕草で ....
君を忘れたまま
月の記憶を辿る
緩やかに風に流され
意味の雫に濡れる
時は何時までも…
ずっと
ずっと…
忘れかけた浮遊の夢が天空から僕を貫いて
哀しみの海 ....
深夜の影踏み
星の影探して
月の光を浴びながら
星の影踏み
闇夜の月
掌に光を集め
星の収集
出来た影で
僕らは遊ぶ
「産声」殺した声は無に返る
「廃棄」愛を知らないと忘却に投げる
「残山」知識を集めては興味が無いと捨てては山を築く
「孤独」独りを愛したはず
「所詮」群れで育つ事が恐ろしいと勝手に思い込む
....
過去 現在 未来
一つ一つに言葉に魂を注いで
愛する詩を描いた
正面から向き合って
先を見据えて
言葉を探した
気が向くまま
適当に拾い集めて
自分の中で纏めていく
その ....
稀に見る空
俯き思考な私も見上げる時がある
雨が降る前の雲
空が現実を濡らす
隣を通る人は無関心
私にも空にも…
隠れた景色に私は浮かばない
いつも私は独りを詠う
「忘れられた ....
音を遮る雪が自身を埋め尽くしていく
哀願するように叫んでも聞こえない
俺の声はお前達に「キコエテイルカ」
足跡さえ無い雪の描く景色
周りを見渡す元気もない
解かっていることは
俺は ....
光を照らす
受けた光を受け止め
そして地へ
闇に浮かぶ地に全てを映す
鏡の中
景色を 光も 闇も
全て鏡の中へ
沢山の輝きを
心へと投影させる
色褪せることの無い
真の ....
黒い雨に包まれる
しかたない
濡れるからしかたない
濡れたからどうしようもない
諦め半分
適当半分
遠すぎる月遊び
黒い雨を投げる
届かない
知っている
切ってみる
....
ドレスを着た人形が
僕に微笑み
透明な瞳に僕を捕らえる
透き通ったドレスに身を任せた人形
僕は心を掴む人形に身を預けた
ゆっくりと流れ出す音符
その音に響かされ
僕と人形は機械的 ....
進化した羽
深き淵の影で染まり
鮮やかに輝く
空から舞い落ちた
緑の羽は
水の上に浮いた月を
緑色に色づけ
独自の光を足して
華々しく光る
月に絡みつく色彩を
恨む者など誰 ....
贈り方を忘れてしまった
これは淋しさの手紙
時代に似合う花を探して
自分に似合う言葉を捜して
似合わない贈り物を作っていた
誰宛に作ったのだろうか
そんな事も思い出せずに
心に枯 ....
悲しみの後に消えていく
そっと手をのせて
一枚の風に夢を描き
先へと羽ばたけ
「夢はララ」
何所かで聞こえる音色
ララ
底辺から響く
そっと貴方と夢に“ララ”
音にならない言葉を
形として残すため文章にした
特に決まっていないフレーズを並べて
デタラメな文字を集めたような
色の無い詩が生まれた
置き去りにした華を捜して
言葉に乗せよう ....
RaRaRaRaRaRaRaRa
ReReReReReReReReReRe
Rを隣接していく
Rを生命の初頭に配置
Rこそが救いである
RiRiRiRiRiRiRiRiRiRiRi
....
一つの言葉に騙されて
今夜も眠る
安らかに居たいから
騙された振りをする
解かりきった言葉を
今更聞くために
何をしているのだろう
私は醒めないのだ
ずっとこのまま
眠ってい ....
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