雨に手を叩かれて、はっとなって見上げればそこは灰色の天国
半開きの唇から魂が漏れ出して そろそろ最終警告ですのよ
さあさ、ぱらんぱらんぱらんぱらん。
さあさ、ぽろんぽろんぽろんぽろん。
....
ここまで来たらはい、終 わ り 。
あとは切り捨てバイバイ、
*************ごめんね?
0に君は限りなく近いから
さあさ0になりなさい!
擦り切れた0に近い ....
たとえばあいしかたにはふたとおりあって。
そのなかであなたはあちらのほうをえらんだ。
けれどわたしにふさわしいのはこちらのようにおもえたので
わたしはなにもためらうことなくこちらをえらんだ。 ....
あなたにみあうほどのほうせきがあるのなら
その原石をぼくにとねがいましょう
それをてにできたならぼくは
いくらでもあなたになるようにみがきあげましょう
あなたにみあう ....
私の回りにはいつの頃からか風がまっている。
さわさわ、と。
流れるような風が舞っている。
しかし、しかしだ!
その風は私に、酷く無関心だ。
その風は私へ、酷く ....
ドッグフードみたいに不味い食事に向かってスプーンを投げつけて、
足に悪い靴を空高く放り投げて。
ドレスもコルセット無しで着てしまいましょう。
大丈夫よ、結構なんとかなるものだから ....
外へ出ると一面白の雪の世界――、そんな所へ行きたいものだ。
戸を開くとその願いをあざ笑うように、暖かい風が吹き付けてきた。さんさん光る日の下で、蒲公英がのほほんと日向ぼっこをしている。
―― ....
そっと触れた涙に 苦しいよと呟いた亡骸
世界の終わりの鐘が響いて 馬鹿らしい晩餐は始まった
割れた月の破片は飛び散る 抵抗する術なぞ考える事さえ出来はしない
貴女と笑い誓い合った 唯一の ....
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