君に触れた小指の
指先が燃えて眠れない
星空に誓った憧れが
胸に焼き付いて離れない
青い空と流れる雲が
目に焼き付いて離れない
あの日誓った大志が
熱い想いで胸を打つ
今という一瞬が
....
なぜなら身体が痺れて眠れなかったさ
一言も詩について語らなかったぞ
求めていたのは一篇の善い詩ではない
遠い鳥よ
更に遠ざかれ
一つの比喩も赦されないから
せめてしっかりした文字を書くこと ....
傷は癒えても傷痕は残る
Fly high―
だけど私は翔んでやる
高く
更に高く
星々までも翔んでやる
あの日星を見て
握りしめた拳は
嘘ではなかっただろう
人生にはテーマがある
青いテーマ
白いテーマ
赤いテーマ
人生にはテーマがある
メジャーの曲
マイナーの曲
人生にはテーマがある
明るい絵
暗い絵
人生にはテーマがある
希望の詩 ....
声にならない想いを
どう伝えよう
言葉はいつも役に立たない
秋口の住宅街を歩く
電線には名も知らない鳥
焼き付くようなおもいと共に
思い出される過去
空虚が約束された今
見えない未来
....
君を
うらまないでおこう
たとえこの恋の結末が
ご破算になろうとも
積み重ねてきた
幾千日が
すべて不意になろうとも
たとえ火のようなおもいが
どこにも行けず
私を焼こうとも ....
灼熱の晩夏
なぜ私は
欲望に身を焼かねばならないのか
人としての宿命なのか
苦しみは
私を苛んで
一時も離してくれない
あなたが好きだ
あなたが好きだ
もし赦されるなら
祈 ....
ふと君を思い出す
晩夏の暑い日
君のためにと
一片の祈りを捧げる
ただ
君の幸せを祈って
そして僕は
ブルーハワイの
かき氷を食べるんだ
お前はそれで良いのかと
人を愛するとはそれだけの事なのかと
声が聴こえる
大地に五体をたたきつけるように
肺腑をえぐるように
生きた記憶だけが
胸に焼きつく夏
晩夏の夕焼けを歩く
視界には赤い雲
心なしか涼しい風
40にして惑わずなんていうけれど
オレは惑いまくっているよ
今日も君に逢えた
やがて雲が
夕立を連れて来るとしても
オ ....
空がどこまでもどこまでも青いように
人間はどこまでもどこまでも哀しい
僕は生きますか?
僕は生きますか?
今日も僕は問いに耐えねばならない
天空を吹く風は
どこまで
どこまでいくのだろう ....
さようなら
さようなら
みんな簡単に手を振るけど
この夏は
一度きりの夏
君も
甘夏色の帽子を振って
家路につくんだね
私はひどく内面的な生活を送っている
内側にあるものは外側にあり
外側にあるものは内側にある
世界は統一された鏡のよう
今日も青空が光っている
それだけをたよりに生きる
自分だけ生きようとしてもだめだ
みんなが生きなくては
自分だけ救われようとしてもだめだ
みんなが救われなくては
みんなが救われないと
私の「生きる全体性」が
回復されないんだ
今日も空が ....
この「生き難さ」は何だろう
憂鬱で
だるくて
楽しめない
楽しみと言えば
家でゆっくりすることぐらい
仕事をするのが苦痛で
いつも眠い
この「生き難さ」は何だろう
人生は所詮戦い ....
真夏の夜に飲む
一杯の冷たい水で充分だ
想像力は限界を超え
はるか宇宙へと飛翔する
月は不気味に光っている
もうすぐ夜が明ける
星々も消え
やがて黄金の太陽も昇るだろう
語ることなどできない
私はただ謳うだけ
生は歓びの生
死は歓びの死
生きる苦しみも
歓びを感じるための
必要なプロセス
生きる一瞬一瞬
それ自体が目的であり歓び
私は生まれた
私は ....
垢まみれの私の心も
やがて救われる時が来るのだろうか
その時私は
人としてどのような形をし
何を語るのだろうか
せめてこの沈黙が
せめてこの沈黙が
私の過去と現在と未来を
....
廻る
哀しみは廻る
どこまでも どこまでも 廻る
哀しみは廻る
どこまでも どこまでも 廻る
この哀しみは
どんなにお金を持っても
たとえ健康だとしても
どんなに女にもてたとしても
....
なんという事だろう
青春の真っ只中にいるのに
それに気づかないでいたなんて
坂の多い街中で
君に出逢い
そして恋をした
君の瞳の輝きに
私は青春の閃光を見た
狂おしいまでの恋を
....
知り得ることは少なく
成し得ることは更に少ない
だから傲慢になる必要も
卑屈になる必要もない
人生は短く
青春は更に短い
恋をして
愛して
そして死ぬがいい
自分の信じた道を貫けなく ....
君が通った後は
爽やかな風が吹く
これは青春の薫り
僕は青春を何度でもうたう
僕の人生の主題だから
並木道も今は
若草色に萌えている
君が通った後は
爽やかな風が吹く
これは青春の薫 ....
人生を恨みたくなった時
私はありがとうと言ってみる
感謝している瞬間は
苦しみが消えているから
ありがとう
ありがとう
まず地面があることに
ありがとう
立ったり寝たりすることができる ....
「こんな時代だからこそ」
こんな時代だからこそ
海を山を川を星を
森を鳥を虫を獣を
おもいっきりうたおう
そして君を
愛する君をうたおう
そして空を
大空を私の胸に抱いて
生きていこ ....
木立が異様な緑なす春の4時
知られてはいけない言葉を
書いてしまった
たった一言で
世界が崩壊する
君が好き
眠れない夜に
熱い息を吐いて
桜が散るのを待っている
桜花の下で
本当のこと教えてほしい
くちづけできるのは
これが最初で最後
今が人生の分かれ目
僕はまた恋をするだろう
世界を覆い尽くす
意味や価値の連関
僕はどうやって
繋ぎとめよう
意味や価値の連関を
死を乗り越えなければ
真の意味や価値を
繋ぎとめられない
もし大丈夫なら
過去世
....
反射熱は
あたたかい
風は
つめたい
風に
風に吹かれて
どこまでいくのだろう
あの人のもとへと
いそぐのだろうか
僕はまた
恋をするのだろうか
反射熱は
あたたかい
....
世界に呼びかける
世界がふりかえる
世界に呼びかける
声が返ってくる
価値があるから
交換するんじゃなくて
交歓するから
価値がある
一人では成り立たない
人の尊厳も ....
行っちまった
ふりかえりもせず
ヤツにしか歩けない道を
その道は苦難の道
荊の道
長く曲がりくねった道
しかしヤツは行くだろう
ヤツの決めた道を
苦しみが待っていても
ヤツは行かねば ....
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