人生を恨みたくなった時
私はありがとうと言ってみる
感謝している瞬間は
苦しみが消えているから
ありがとう
ありがとう
まず地面があることに
ありがとう
立ったり寝たりすることができる ....
「こんな時代だからこそ」
こんな時代だからこそ
海を山を川を星を
森を鳥を虫を獣を
おもいっきりうたおう
そして君を
愛する君をうたおう
そして空を
大空を私の胸に抱いて
生きていこ ....
木立が異様な緑なす春の4時
知られてはいけない言葉を
書いてしまった
たった一言で
世界が崩壊する
君が好き
眠れない夜に
熱い息を吐いて
桜が散るのを待っている
桜花の下で
本当のこと教えてほしい
くちづけできるのは
これが最初で最後
今が人生の分かれ目
僕はまた恋をするだろう
世界を覆い尽くす
意味や価値の連関

僕はどうやって
繋ぎとめよう
意味や価値の連関を

死を乗り越えなければ
真の意味や価値を
繋ぎとめられない

もし大丈夫なら
過去世
 ....
反射熱は
あたたかい
風は
つめたい

風に
風に吹かれて
どこまでいくのだろう
あの人のもとへと
いそぐのだろうか
僕はまた
恋をするのだろうか

反射熱は
あたたかい
 ....
世界に呼びかける
世界がふりかえる

世界に呼びかける
声が返ってくる

価値があるから
交換するんじゃなくて

交歓するから
価値がある

一人では成り立たない
人の尊厳も ....
行っちまった
ふりかえりもせず
ヤツにしか歩けない道を
その道は苦難の道
荊の道
長く曲がりくねった道
しかしヤツは行くだろう
ヤツの決めた道を
苦しみが待っていても
ヤツは行かねば ....
君の肉の感覚だけが僕を救う
知り得る事は少ないし
実際に知る事は
もっと少ない
君の肉の感覚だけが僕を救う
死ね
死ね

呪いの言葉を吐くよりも
ありがとう
生きて

希望の言葉を伝えたい
それが自身と他者を
生かす道だから
それが生き抜いていくための
智慧だから
言葉は不思議
 ....
自分だけにしかできない冒険がある
エッジのきいた言葉を
声高に叫ぶより
むしろ平明な言葉を
静かに語りたい
憎しみを克服するには
どうしたらいいのか
考えて考えて
考え抜いて
何千日 ....
大切なことは

前進していること

過去は既になく
未来はまだこない

空は青く澄みわたっている
それだけで充分じゃないか
憎しみもつながりのひとつの形であり

生きているからこそ憎むこともできる

あなたに憎まれるとしても

今生きているからこそ感じられることなのです
生きているということの
重圧に疲れたら
空を見る
曇りの日もあるけれど
その上にはまた
青空が広がっている
それは宇宙を予感させる青さだ

その青さは
あの人の面影を
思わせる青さ ....
生きていることが
自分をごまかしているというのなら
何をたよりに生きていこう
生きることへの
疑問を持ち続けながら
なお生きる悲劇は
存在をこの上なく軽くさせる

君は言った
それで ....
休みの日だからって
何かすることはない
ヒマだから仕事してたほうがいいかも知れない
生きることは
絶望と希望の
バランスかも知れない
こうやって詩が書けるのも
一応めしが食えて
一応住 ....
代価は支払われねばならない
あれから13年
あるいは9年経ったけど
何も腑に落ちることはない
時間が経つのが救いなのか
記憶がうすれるのが救いなのか
わからなくなるよ
いつも私を救うのは ....
私は詩を書き続ける
それが私を救わないとしても
詩を書くことは
自傷行為に似ている
自ら傷を創ることで
ほかの傷の痛みをやわらげる
詩は生まれるものだからしょうがない
私は詩を書き続ける ....
希望を語るその人の瞳は
闇の中でギラリと輝いていた
それはどうあっても消せない光
宇宙を創った
原点の力強さが
今ここに
宿っている

弱さはあるだろう
強さも
哀しみもあるだろう ....
生きていてくれて
ありがとう

生きさせてくれて
ありがとう

呼吸させてくれて
ありがとう

食べさせてくれて
ありがとう

感謝とは
その事実を
全身全霊で
受け入れ ....
人の心は汚い
世の中は汚い
そう感じた年末年始だった
私の心が汚れていないとは言わない
愚痴を言わずに生きていきたい
悪口を言わずに生きていきたい
人に優しくしたい
人に優しくされたい
 ....
今は見えないけれど
必ず良質な世界はあるはずだと
そう思い川を眺めた
誤ったことをしてしまったけど
必ず今度は間違えない
そう思い思考は翔けた
あつい吐息をはいて
いくつもの夜を越えたけ ....
言葉の受肉を待つ間
私は何を語ろう
肺腑をえぐる現在は続く
この白金の
眼も眩む閃光
人形の目玉のような現在が
私の身体を痛めつける
本当の言葉のありかを探すけど
そんなものはない
 ....
殺意は純化する
狂暴な血で贖うのが私の務め

遇いたい
あの人に遇いたい
自分の中の殺意に気付いた時
自分の中の恋に目覚めた

確かなのは
生きて死ぬこと
目の前の出来事さえ
まぼろしかも知れない
だから私は信じることにした
この信仰を

自分の中の殺意 ....
恋はまぼろしなんじゃないか
だからこんなに美しいのだろう
夢はまぼろしなんじゃないか
だからこんなにはかないのだろう
人生はまぼろしなんじゃないか
だから今一瞬しかないんだろう
現実は現実 ....
時と光と物質と重力に
私はさからえない
しかし愛することはできる
青春の終わりに
君を愛し
それは幕切れた
後悔はしていない
私は病を得て
その後の人生を
決定的に方向づけられた
 ....
瞳 閉じて下さい
その瞳から
光もれぬように

息 ひそめて下さい
その唇から
恋語られぬように

恋は百年続いたけれど
既に潰えた
青春の輝きも
今は色褪せ
光と影に満ち ....
生きるだけの塩と
砂糖とたんぱく質
ミネラルとビタミン
水があればいい
それとテキスト
これが重要だ
生きることに勇気を与え
いのちの滋養となるものがいい
働くことに力あふれ
休むこ ....
川風を感じながら
堤防の上を歩く
眼下には長良川
終わることが救いなのか
終わらないことが救いなのか
それは誰にもわからない

たしかにあの瞬間
私は君を好きになった
瞬間にいのちを ....
渡辺亘(565)
タイトル カテゴリ Point 日付
感謝自由詩213/5/7 22:13
大空自由詩013/4/22 9:05
君が好き自由詩113/4/12 16:18
サクラチル自由詩013/4/1 21:46
生命自由詩313/3/8 13:13
自由詩013/2/25 12:48
呼び声自由詩013/2/21 22:46
自由詩213/2/18 21:27
自由詩113/2/15 23:06
形と力自由詩213/2/12 11:22
宿命自由詩713/2/3 20:25
青空自由詩213/1/29 13:33
に く し み自由詩213/1/21 15:36
遠く自由詩213/1/21 15:32
_自由詩013/1/18 17:37
自由詩3+13/1/17 9:39
回復期自由詩213/1/16 21:55
詩を書き続ける自由詩613/1/16 21:43
転調自由詩313/1/10 21:40
満足自由詩213/1/7 16:03
年末年始自由詩113/1/4 19:52
試作 2自由詩112/11/28 23:45
試作 1自由詩112/11/23 2:53
_自由詩212/11/21 23:52
無題自由詩112/11/19 16:20
まぼろし自由詩212/11/15 15:58
さからえない自由詩212/10/27 1:10
ひたむき自由詩212/10/13 23:21
自由詩612/9/26 16:43
陰極まって陽生ず自由詩3*12/9/20 21:59

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