「 Engine song 」
透き通った暗闇に輝く天の川の下
かっけぇオートモービルに跨って
たとえどんなに遠くへ行こうとも
今の俺のままだったなら ....
「 蝸牛 」
目まぐるしく迫り来る日々は気だるく
居場所を見失いそうなほどの静けさに戸惑いながら
傷だらけの両の手で
決して届かぬ銀色の夜空を掻きむしる。
....
「 トキニハアメニモマケル 」
とうめいなせいじゃくにつつまれたひかりよ
くいしばるほどひたむきないのちよ
そらをうつすあさつゆにぬれたわかばよ
なぜに
そこ ....
ディラン・トマスに憧れて
「 ハーモニクスフォルテシモ 」
光が沈黙する夜
月はカラスとなり
蔓延する本能の炎に
飽和した自由は焼かれ
僕はそれを咀嚼しきれずに ....
「 1g 」 卑猥な界隈で 歪曲した幸い
裏路地のロジック トリッキーな取引
立ち込める黒い光 うらぶれた ....
「 蜃気楼 」 ねむらない街 俺の心はすでに麻痺
マフィア ....
「 シジン 」
詩を書くひとが すべて詩人というわけじゃない。
詩のような生き方が
詩そのも ....
冬の雨が 雪に変わりつつあった午後
凍る寸前の雨は
テラスの さみしそうな植物をぬらした。
ヒーターの音だけが 響く部屋で
僕は彼女をベッドに誘った ....
「 とおく 」
ただいま。
おかえり。
どこ いってたの?
....
「砂流」
可憐にゆれる空の下
あまりにも
子守唄のような
....
「 すべての詩人たちへ 」
言葉はつまり「 世界との契約 」だと俺は思っている。
言葉はつまり俺自身だ。
この世に生まれてから今の今まで
与 ....
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「 僕というとてもちいさなすべて 」
現在は錯覚。
感覚の針は常に
....
今日、本棚を探っていたら
高校生の頃に作った手作り詩集が出てきました。
懐かしく読んでいて
つい 現代詩フォーラムに投稿してしまいました。
若かりし頃 ....
「 世界でいちばん幸せな乗り物 」
乗り方次第で
何人でも乗れます。
車内には 「美しい水」 と 「空気」 が溢れていま ....
この世に
詩ではないものがあるとするならば
それは 「 嘘 」である。
....
「 心の果て 」
走るように降りだしたスコールに
傘を重ねるふたり。
毎日がまるで綱渡りみたいで、
....
「最後のネジ」
僕のネジがとれかけている。
このネジがとれてしまったら
僕は動けなくなっ ....
「Real Hero」
拳で打ち砕くレンガ
手に入れる血まみれの金貨
リスク片手に 素 ....
「 ひと 」
一秒、
人と人は ....
「 ありがとうの詩 」
ありが とおるよ こんにちは
ありが とおくへ さようなら
おひさま くれない 真っ赤っ ....
「 ミサイル 」
どこかの星の片隅から
ボタンひとつで
とびだ ....
「シクロ」
熱気がたわむれる不良の街角で
繰り広げられる止まらないルーレット
生活をBETして
夢に変えるギャンブラー
マド ....
「 涙 」
雨が降って
水が地上に生まれ落ちる。
そして
....
「 星のうえで 」
とても静かな星のうえで
いのちを祈るひと ....
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