溢れかえっていた
ブラックライト 白い煙 有毒
低音が恥部に響いて濡れてゆく
だれでもいいからお喋りしよう
でも英語は分からないの、ごめんね

カクテルの名前を覚える暇があるのなら
 ....
夕方のスーパーマッケットは最悪だ。
あたしは今日も駐車場の空きを探してぐるぐるまわる。
もうすでに家が恋しい。早く帰ってごろごろしたい。
カートにカゴをセッティング。いざ、店内へ。
生温い ....
夜を探そうぜベイベー
俺のボディーにお前の乗せて
さあ動かしてくれよ

いいねその音楽 レディオヘッド
今日は街より 冬の海が見たくね?
行っちゃおうぜ 大丈夫 俺を信じろよ

お ....
橙色が満ちる 日のあたりすぎる部屋
ふたりきりじゃ どうしたって辛すぎる
あがききれない程 浅い沼

銘柄の違う ふたつの煙草
互いのそれを吸った瞬間
あたしたち 落下した


 ....
16ビートでかけていった青春
数式を解くのを忘れるほど 恋をした
これ以上
あなたにもう 隙間なんてないのに

どの言葉を刺せば あたしのこと 好きになってくれるの
図書館にあの人がいた
いつも難しそうな分厚い本を開いて
へんてこな眼鏡をかけている あの人が

パチンコ屋にあの人がいた
今日も目押しがうまくできなくて
恥ずかしそうにコールボタンを押 ....
錆びた両手で 砂をすくう
そんな行為を繰り返すうち
僕は生きることも死ぬことも忘れ
ただ こうして 此処、という場所にいる


世の中には 神様があふれかえっていた
それぞれを信仰す ....
嗚呼 流れ星、綺麗
あれが屑だなんて ねぇ信じられる?

あなたの素敵な宇宙船
エネルギイが奪われてゆくほど加速する

クッキーみたいな大陸の
チョコチップみたいなあの国の
争いご ....
高いヒール靴で アスファルトを鳴らしながら
あたしは歩く 夜の街

アコギを鳴らして叫ぶように唄う少年や
甘ったるい匂いを引きずって笑うお姉さんや
奇抜なアクセサリーを売る露店の外人さん ....
充満する煮物の湯気

甘辛い匂いをたてながら踊る
フライパンの中のきんぴらごぼう

ほうれん草もゆでなくてはいけない
もうしおれかけているから

冷凍庫に鶏肉があったような、なかっ ....
久しぶりに自転車の後ろに乗りました

私は弟の腰あたりにしがみつき
下唇を噛みしめていました

弟の背中はもう決して小さくはなく
細く長い目が 時々私をみて
落ちるなよ、と笑いました ....
田舎のネオンをにじませてゆく雪
ここには似合わない音楽ばかり流れている街

ガソリンスタンドにはタイヤ交換の長い列
観覧車はもう、来年の春まで動かない

寒いんだから
余計な言葉を喋 ....
うまく呼吸が出来ないのは何故

ああ、そうか
ここは海の底の底
エラ呼吸なんて無駄な装備は備わっていない

この世界じゃ あたしは無力
陸にあがれば あんたたちなんて
簡単に 釣り ....
あたしの乾いた赤い目は
白い画面に羅列する文字を必死に追う
午前二時

出会っては消えてゆく人達
生まれては消えてゆく言葉
午前三時

幼稚な悪戯はもうそこには無くて
切実な闇だ ....
空っぽになったブラックニッカの瓶が
足元に転げ落ちて
パッケージのおじさんが
あたしを見上げて 笑ってた

ライターは探せば探すほど
見つからない
もう、泣きたいくらい 煙草が吸いたいの ....
折れた爪を噛みながら
僕はページをめくり続けた


乾いた唇を舐めながら
私は楽譜をめくり続けた


君のフルートの音色が


あなたの本のインクの匂いが

       ....
混沌とした 夜の終わりに
あたしは今日もアルコールに負けて
ギター弾きの少年の ふさふさと揺れるまつげを見ながら
アスファルトの上に 寝転んでいた


昨夜 初めてのセックスは
B級 ....
そんな小さな ふしだらな棒で
あたしのこと 突き刺して

満足げに笑って
得意げに煙草ふかして

「俺の女になれ」 なんて。


左耳にピアスがなければ

クロムハーツが好き ....
ソプラノリコーダーを 手にとって
僕は エーデルワイスを 奏でます。

息を吹き込むと そこには
途切れ途切れでは ありますが
確かに 美しいメロディーが 流れるからです。

言葉と ....
トイレにまたがり 煙草に火をつける

古びた換気扇のたてる 老いぼれた鳥の羽音に
吸い込まれてゆく 有毒の煙



昨日流した涙は 決して
その意図を知って欲しかったんじゃなく
 ....
あかり(21)
タイトル カテゴリ Point 日付
17自由詩105/2/23 1:11
ガラガラ散文(批評 ...1*05/2/18 17:39
ドライブベイベー自由詩005/2/18 1:02
落下する自由詩105/2/12 2:30
あのころのぼくら自由詩105/2/4 19:04
黒ひげ危機一髪自由詩105/2/2 22:46
あの人自由詩205/1/28 0:33
僕は意識的に失おう自由詩8*05/1/23 1:08
宇宙船自由詩004/12/30 23:22
12月 雨の夜自由詩204/12/21 0:26
働く主婦は忙しい自由詩104/12/18 18:27
久しぶりに自転車の後ろに乗りました自由詩404/12/17 1:00
ホットコーヒー ふたつ自由詩304/12/14 19:06
召し上がって自由詩204/12/11 0:01
真夜中の強欲自由詩104/12/8 20:03
金色のライター自由詩004/11/25 17:48
すみれ自由詩104/11/21 1:39
ギターケース自由詩004/11/19 1:18
青いカーテン自由詩204/11/16 17:40
エーデルワイス自由詩404/11/15 17:52
暗闇、朝。自由詩204/11/15 0:17

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