いつだってそうだった世界は僕の知らないところで闇の皮を切り裂いて光を――虹彩の形に切り取られた――どこかに
投げかけていたのさ乱気流をかいくぐって浮かび上がった場所は実は無限に大きな座標軸のほん ....
ぐるりぐるりと転回する部屋で
私は少しずつ分解していく

痛みは窓にへばりつき
記憶は本の隙間に潜り込み
眼差しは水蒸気となり
哀しみはテーブルの上を滑ってゆく

残された私の 透き通 ....
黄昏色の昨日をグラスに注いで
僕たちは下手くそな乾杯をする

マグダディ・エスクワイア
あの日水平線へ消えていった夕日
今はきらきらと
君の瞳に浮かんでいる

用意していた台詞は呑 ....
蝉時雨我も蛹となりて眠る

繰り返す八月六日は蒸し暑く

破れ傘握りて走る通り雨

花火見る横顔真夏のピークかな
君と共
夏の午後
暑い外
避けて此処

エアコンに
かくまわれ
君と飲む
冷たさを

僕だけが
覚えてる
夏の午後
暑い部屋

溶けかけた
氷たち
カラカラン
 ....
pochitto(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
僕は世界の何を知ったというのだろう自由詩2*18/8/8 11:05
Knock自由詩118/5/24 17:47
マグダディ・エスクワイア自由詩0*17/8/18 9:21
夏 四句俳句317/8/10 16:33
夏、午後。自由詩217/8/2 15:56

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