みゆきちゃん、みゆきちゃん、一緒に帰ろう

おさげの髪を揺らして少女は誘う

茜色の夕日が窓から差し込み、教室のそれぞれを焼き付ける
饐えた色をした机や黒板にノスタルジィを香る歴史も経ていな ....
そこにいる だれかいる
ぽつりと ゆらゆらと だれにも知られずに
みえているものだけでは分からない
到底たどりつけない ふかい 底にいる
届けてみたい 想いだけでも 叶うまで

だれか 聞 ....
優しくされて泣いてしまうのは 誰かが貴方を傷つけたから
背負っていた沢山の悲しみや怒りをありのままに晒した時
その涙は ずっと誰にも触れられなかった琴線に触れた証で
いつわる事の出来ない感情が溢 ....
愛くるしいの貴方が。

無防備に私を信用しきっている、その首元に

そっと牙を立てて貴方の全てを吸い上げてしまおうか。

記憶、時間、感情、才能、能力、

そして私への、恋心。

 ....
どこかで誰かが泣いていても

私はまったく気がつきません

どこかで誰かが笑っていても

私はまったく関係ありません

けれど

今日も沢山の人が感情を殺して生きている

 ....
今日はあの子は一人みたい

水玉模様の傘をさしてバス停のまえ

神様ありがとう 恵の雨よ

こうもり傘をさして馳走を狙う

ぽつ、ぽつ、ぽつ、と 雨の鳴き声

ぴち、ぴち、ぴち、と ....
生きて、生きて、生きて
死んで、死んで、死んで
そして貴方は私の中で眠る。




人はいつか死ぬ。
誰にでも訪れるもの、死。
怖くて泣いてしまいそうになる。
どうして死ななけ ....
貴方を想う 花弁の心
桃色 水色 橙色
とりどり 目一杯ふれる振り子のよう
貴方がいれば私は何にだってなれるの
願うのは 永久に続く祈り
けれども 花の命は月より短く
人知れず 散りゆく切 ....
君が教えてくれた
ささやかな言葉をいつまでも忘れられずに

気がつけば
僕はいい歳まで生きてしまった

その言葉を何度も反芻して
辛い時は何度も助けられたよ

どうやったって戻れ ....
少し肌寒い部屋の中で、ぽつりひとりぼっち
寂しさを紛らわそうとして
お酒と適当なお薬を飲んで静かに横たわり
効果が表れるのを待った。

何が寂しいのかも分からずに
ただ空虚を埋めたくて
 ....
どれだけのことを忘れたならば

わたしはソレを思い出せるのだろう

ソレに対して抱いていた感情は

喜怒哀楽だけではとても足りなくて

不足を思わせない大きなソレは

世界のは ....
目の上の
花の色香に
嫉妬する
私の心
誰ぞ知るかな
薔薇の人(12)
タイトル カテゴリ Point 日付
みゆき自由詩217/7/8 20:36
だれか、自殺者自由詩217/6/18 15:19
嘘吐き者は優しい人自由詩017/6/17 21:06
愛、苦しい。自由詩117/5/18 18:55
貴方と私と、どこかの誰か自由詩217/5/3 21:29
雨の日の悲劇自由詩117/5/3 19:51
生と死のパラドクス自由詩017/5/1 15:34
花色自由詩117/5/1 14:31
認めたのは真実だけではなく虚偽も全て含んだリアル自由詩017/4/24 20:11
悠久アンダーグラウンド自由詩117/4/24 19:20
知らないわたしと知ってるわたし自由詩217/4/20 18:41
艶桜短歌017/4/20 17:10

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