朝日がそそぎだした。
僕の薄暗い廊下に等身大の
人形が置かれている。
僕の意識下の欲求の道具として
彼女の原始的な体臭が発散し
僕の着用物と同化している。

胴体と腕
組み立てながら
 ....
眼を伏せて共犯者の名前を心に浮かべながら
水中にもぐる。
割れてしまった男の肖像画
同じ個所で歩き遅れた娘の写真に
結像さそうと試みるけれど
血液状に固まりを始めた無意味な水の
流れに ....
Dai(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
連作 朝日がそそぎだした 壱自由詩116/10/8 15:05
共犯者自由詩216/10/4 15:48

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