この世の中のどぶには何度も突き落とされた
それもこれも
俺が弱い奴だからだ
どぶから這い上がる度に
泥をぬぐう度に
仰いだ空は薄情だったし
ながした泪は
塩からかった
他人はお ....
空はいちめん真っ青
風は爽やか
良い天気
いい陽気だ
こんな日はせっかくだから
命の洗濯 しようぜ
埃を被った魂
滲みだらけのハート
こんな日はせっかくだから
命の洗濯 ....
俺は生身の人間だから
聖人になんて
なれる訳ない
あの頃は
いつも通り凡人のまま
イヤイヤただの凡人とは言いづらい
すっかりギャンブル依存症にかかったクズ野郎だった
馬 自転車 ....
脳みそだって量より質なんだよな
毎日毎日毎日
頭使いまくり
脳みそだって品質落ちるよな
履いてた靴の底がすっかりすり減ってた
その事につい最近気付いたよ
靴裏の滑り止めがなくなって
....
雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない
いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ
いいかげん飽きたな
って思い続けても ....
ただ何となく思い付いて書き始めました
ただ何となく過ぎていく時間がもったいなく思えて書きだしました
書くと言っても、もちろん書く じゃなくてスマホに打つんですけどね
打ち終わったらいつも通り ....
その日夜遅くテレビとスマホが慌ただしく地震警報
家族四人まだ起きていた 居間にいた
くるよ
上の娘が言ったら 本当に家が揺れだした
大きい おっかない 怖えよ
ヤバい外へ逃げよう
上の ....
自分の存在しない世界なんて何の意味も持たない
そう思えてしまうから人は誰でも死を怖がるんだろう
若かったあの頃のある時期
私は自分でも怖いくらい この世界が終わる事を怖れない自分を所有してい ....
心に闇を抱えてる人は多々いるに違いありません
と言うより何らかの闇を抱えてない人は存在しないと言い直すべきでしょう
心に闇が存在するのなら闇を照らす光 光に相当する明かりが存在していると考えて ....
昨夜 家族が寝しずまってから私いつの間にかも眠ってた
私は感情のたかぶりやすい性質からか そのせいか わからないけれど
なかなか眠れないのだ
それがさすがに睡魔に襲われて眠ってたのに おこさ ....
夜の街に女性を買いにいった
それは悪じゃなくて
必要な悪
もちろん真っ当に恋愛して
両性の合意に基づいてお互いの性を共有できるなら
何の問題も発生しない
かも知れない
だけど現実 ....
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった
元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ....
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ
べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ
子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ....
お晦日の夜から元旦の朝までラブホテルで過ごした
事がある
事前にその事を彼女の家に電話したら
母親が出て
お嬢さんを今夜こっちに泊まらせて明日そちらに送ります
と伝えたら 電話口で母親がこ ....
私って
良い人ですか?それともきわめてワルイ人
そんな質問
誰かにしてみたくなった
その日
たまたま入ったファミレスは空席が目立っていた
ランチタイムと夜の混雑する時間帯ではなかったと ....
私はカフカの変身を読んだ記憶はありません
小林多喜二の蟹工船も倉橋由美子のパルタイも読んでません
ただ書店で何度か本を手に取った記憶はあります
私は芥川龍之介の芋粥は完読しています
太宰治 ....
夏
中学の教室では前席のおんなのこのブラウスは下着が透けて
授業か終わり起立礼の時に前がふくらんだスボンを
クラスメートに気づかれないかと
ヒヤヒヤした事度々あったよ
俺は
尖ったコン ....
イキイキと
毎日を充実して過ごせたら
それはまことにハッピー
かも知れない
けれど
私にとっては
何だか針を立てられてひたすら回され続けるレコード盤みたいで
イヤだな
針はいた ....
死んだらさ
じっくりじっくり焼かれてさ
灰になるまで焼かれてさ
本人痛くも痒くもないから
残酷でも
許されるんだろうな
親族一同が集まるなんて滅多にないけどさ
二人一組になってさ ....
生きてる事に意味なんて求めて
探し歩いたりするから
苦しくなったり辛くなるんだよ
生きてる事に意味なんてないよ
第一そんな厄介なものいらねぇよ
鶏見てみろよ
卵産まされ
肉は食べ ....
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり
自分は暇人か
そうじゃない
私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ....
今日は葬儀告別式に参列する
兄が今週亡くなった
姉から電話があった
丁度妻とスーパーマーケットで
買い物してる最中の訃報だった
驚きはなかった
事前に
すでに余命はほぼなくなって ....
寺山修司さん申し訳ない
お借りいたしました
振り返ると眩しい過去なんて持ってません
くすんだ色のくす玉がいくつか割れたくらいです
恥の多い過去の道筋でした
太宰治さん少しパクら ....
幸福を手にいれたい
しあわせばかり欲しがってどうするのさ
まだわからないのかな
しあわせとふしあわせはセットになってるんだぜ
チケット二枚で一組さ
もちろん
その組み合わせは人 ....
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ
いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった
遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
たとえば
現世から来世にかかる橋があったとして
三途の川はその下をゆうぜんと流れるのか
馬鹿言うなよ
俺は生まれ変わりなんて信じてないぜ
あんたは信じてるのか
信じたいのかよ
生 ....
今朝は雨雪にならずに安堵した今年の冬は無口貫く
冬枯れの樹木に山が覆われてさびれた村に私ため息
我が子より年下なのに熟れているおんなの尻に目を奪われて
寒すぎて真っ裸になれないよ必要 ....
間違いなく
誰一人
物心ついた正確な日時を記憶してるなんて
不可能だ
それ以前に時間の認識と言う
重要な鍵を握らなくてはならないのだから
物心を手にした頃なんて
遥か遠くでかすか ....
どうせなら酒色に溺れて、あげくの果てに人生を棒に振ってみたかったな
そんなすくわれようのない生き方が痺れるくらいにかっこよく思えたからさ
その方が文学を志す者の一人としていい肥やしになるんじゃない ....
若い人の行くてには輝かしい未来が待ってる なんて
いったいどこの詐欺師が言ったんだか
大都会東京 その中心から外れて千葉に近い街だった
総武沿線駅の南口だったか北口だったかもう思い出せなくな ....
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