鮭の皮は 
「きりみのような方と 先の程まで銀色の 煉々は死んじゃったの後の先…」

好きだから 最後に残したんだよ 解説はマイ箸

飲み込んだ爪は
「わたしは わたしとなり わたしの ....
みぎひだり ほろけた蝶 比翼と過ごした私と猫と
靴ひもを 結ばぬ怠惰に 縁丸く濃紺に矢継ぎ早な窓辺から
線路沿いに不明な景色のなか
命ひとつを浮かせて身から剥がし終えたと

ひととせを十は巡 ....
ああ読めないし 酔えないし 子供じゃないのに 泣いちゃった

嘘のお祭り騒ぎ 君のほっぺた ふっくらふっくら 怒ってるんだよね

わかるよ、笑わないでって でも 仕方ないよ
可愛いから思 ....
初日に 薬指 前歯の裾野は愛しく、私の毛細をいたぶっていたわって
ふりかえって 斜に構えた 真四角に切り取られた、寂しい目をしているインフレイム

「だった」「だった」「だった」旅路の瞬間みたい ....
なつにとりのこされた
しもばしらの形の土は、
軒上からこだまする足音が傾く余りに

普通の土に崩れるかしら

と春終わり頃から茶色くかさかさ考えて



(ご覧のように ....
機乗りはそそっかしい、何の機にどうやって乗るのか
明日から忘れる予定だと、言って聞かないのだ

もう忘れている癖にねえ お八つは頬に ここのつ10

ばちの丸い所と細い所が、殴り合いも出 ....
もう、とうに


どこかで、沢山の同じ気持ちと一緒に固まって


雲にでもなっていると


蒸発したり


砂粒ひとつ程の


微々な物まで退したと、離ればなれた ....
かなしいばしょから きたきみは
つきみてまんじゅう たべている

おこぜにてやき あられにとろみ
こんこんぬいめ たらにくさにこ

かなしいばしょから きたきみは
きんぎょすくいを しん ....
かすたね きみはね いざとな たたら(り)
かすだね ぼくはね まよわな いでたい(め)


おどろき もものき はなもも たべれない
たちのき びるがい ひるまも うすぐらい

 ....
04(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
お野蛮自由詩217/7/31 23:40
ねこの死んだ夜自由詩4*16/5/7 18:56
翻太朗自由詩016/4/16 10:38
ゆいちゃん自由詩116/4/7 23:41
しっけ自由詩014/6/19 2:02
帽と脚自由詩014/5/22 17:00
自由詩114/5/21 11:02
かなしいばしょから きたきみは自由詩314/5/20 1:53
かすたね自由詩114/5/19 21:31

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