目が覚めたら 空から落ちる
夢の中で種を蒔け

目が覚めると 空を飛ぶ
夢の中で種を蒔け

青い空を飛び
青い空に穴を空け
黒く覗いた夜空に向かって
星を蒔け
その手で愛おしく
 ....
「えぇい!お前の体から出ているソレは何だ!」

鉄の錆。
まだ少しだけの錆。雨に濡れたから?

背筋が曲がっていると指摘する母は自転車を漕ぐ。
耳にイヤホンをあて、流れる音楽は70年代のロ ....
彼のたった一日のささやかな栄光のために
彼は千日もの苦難を捧げた
そして彼は狂ってしまった

自他との境目の無い曖昧で凶暴な狂いの世界に
彼は閉ざされてしまった

いつの日か彼を覆うまや ....
町の壁には落書き
薄く消された悲しみから 死んだ目の子供達に言葉を与える

町の壁には落書き
遥か彼方の鉄橋から 殺された目の子供達に言葉を与える

気がついたら私に落書き
瞼を閉じたと ....
解き放つ

空は高く 遠い星の輝きを映している巨大過ぎるスクリーン
広すぎるキャンバスに私のどうしようもない肉体情景をおもいっきり

解き放つ

気持ちの良いくらい 人を殺せる鋭さを持っ ....
冬の水道水
冬の水道水

凍てついた喉を絞めあげる
凍てついた喉を絞めあげる

冬の水道水は凍てついた喉を絞めあげる

銀色のシンクは 静かな風景を鈍く映しこむ

冬の水は 鈍い銀 ....
町には

消えた犬がいました。

町には

増え続ける猫がいます。

町には

人がいます。
波のように。
何かに導かれ住みつき、何かと共に去っていきます。

そうした後、 ....
白い骨は美しい。
赤い肉が裂けると花が咲く。
覗く白は眩しい。

石は佇む時間。
永遠な巨大さは時間に殺されてしまった。
何か大きなものは砂になってしまった。

しかしまだ失われてはい ....
臀部と昆布(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
空は静かに眠る自由詩014/7/13 4:21
「口頭慈母+悪」自由詩014/6/21 3:32
血の地と痴自由詩214/4/5 0:57
分からず屋の落書き自由詩214/3/25 5:11
優雅に驚愕自由詩014/3/14 4:14
冬の水道水自由詩2+*14/3/3 3:46
自由詩314/2/24 2:04
骨と石自由詩2*14/2/21 15:45

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