血の地と痴
臀部と昆布

彼のたった一日のささやかな栄光のために
彼は千日もの苦難を捧げた
そして彼は狂ってしまった

自他との境目の無い曖昧で凶暴な狂いの世界に
彼は閉ざされてしまった

いつの日か彼を覆うまやかしの光が、真実と虚構によってこじ開けられ
また苦難と挫折の日々を味わわせるよう

友と名乗る浅ましい私は祈っている


自由詩 血の地と痴 Copyright 臀部と昆布 2014-04-05 00:57:32
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