桜の坂道で手を繋ぎたくて
思いきってシャツのすそをつまんだこと
遠い日の記憶の花びらがひらり
真昼の三日月が見せた幻でしょう

桜 綺麗なピンクを
スニーカーで踏んで行くの
淡いピンクが ....
悲しいけれど お別れなんだ
知らず揺れてる 窓際の薔薇
ソファーの上着 食べかけのパン
カレンダーには 明日の予定

途中で折れた 歪な線だ
僕から君に 最後の贈り物

残す 絵の中  ....
茜に染まる細いあぜ道を
どこまでも歩いていく
猫じゃらし草一本揺らし
ぽつりと影は長く伸びゆく

赤い赤い彼岸花は
黒いレース縁取られて
いくついくつさようならを
焼き付けまた歩いてい ....
年寄り病気の金魚をドブへ流した
最後ぐらい川で自由にと母は言った
反論したけど決定事項、せめて幼い弟が気付かないよう
油の浮いた黒い水に沈むのを黙って見ていた

空いた水槽には、父が買ってき ....
一昨日は、君の誕生日だったと思い出しました
遅くなったけど、生まれてきてくれてありがとう

もう、君はこの世にいません
だから、私には何も出来ません
約束だけ置き去りで、一体私はどうやって ....
小雨 街灯の下
二人 傘も差さず見上げてた
金の粒が降る
あてもない二人へ 祝福のよう
最近よく父のことを思い出す。私が現状、ときにしんどいこともあり、でも楽しいことも沢山あり、負けたくないと思うからかもしれない。


このままではおそらく病死、あと一年もつかもわからない父に、私の ....
フゥ(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
桜の記憶自由詩114/4/21 19:14
ラストプレゼント自由詩113/10/22 18:53
茜のあぜ道を自由詩3*13/10/17 10:59
かわいい金魚自由詩3*13/7/23 20:54
一粒のチェリー自由詩1*13/5/13 21:06
或る夏の夜の思い出自由詩113/5/11 21:02
三十万分の一の確率に勝った話散文(批評 ...6*13/4/23 21:26

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