街中が
ピカピカ輝く気がするな
みえない愛もみえそうなほど



朝はやく
アーケード街ひとけなく
ちいさな風に耳を切られる



笑顔だけ
忘れちゃダメと想って ....
小雪降る夜街角に
ちいさなサンタが座ります

なぜかやさしい歌声で
讃美歌なんかを歌います

聴いてるだけで洗われて
心の闇が泣くのです

ほおをヒクヒク震わせて
わたしは ....
生き、
伸びられることが奇跡だと
云われたわけではさらさらなくて

ただ、
若くてガンを患ったものだから
ステージ12345
とかに
ちょっとだけ詳しくなったよ

大丈夫だ ....
ぶっちゃけて
云うけど

なんか
降りてくるときがある

その、
たとえば十文字が
とても綺麗で好ましい言の葉に想えて

すがりつくように
書き留めたいと想うときがある
 ....
むかし
大好きだった歌のワンフレーズ

『も少し幸せに幸せになろうよ』

ね?
も、少し、で、いいのよ

べつに言葉のあやとかじゃなくてね
ほんの
ちょっとで、いいのよ
 ....
知らないと
云い切ったあと目を伏せて
あした小雨になれよと希う



逆流と
いうほど強いことじゃなく
ただ不正義に血が騒ぐだけ



ホリデーに
街のイルミを愛 ....
仕事で
朝早くから会社の車で
一仕事終わらせて
ちょっと時間があるから
部屋に戻ってベットに寝転んで
手足を思いっきり伸ばしていると
瞑った瞼に降りそそぐ
窓ガラス越しの朝陽 ....
 

それでどの空にも
だれかの想いや希望や渇望が
ゆらゆらとただよっているから

命の色なんて真っ青なのかななんて
ずっと考えたりしていたよ
だから夜になれば
命は眠りたい
 ....
 

枯れ果てた
くたびれた涙みたいな
蒼い月を
呼んだよ

泣いてないって
笑ってるでしょって
季節ごとにカンタンな嘘を
恥ずかしげもなく
ついたよ

だからわたしは
 ....
何年もまえから
週末になると三時間ほどかけて
家に帰っている

はじめのころは
半分くらい旅行している感覚で
ぶっちゃけ云うと
けっこうしんどかったな

だから
二週に一回 ....
 

バカみたい
潮騒だけが好きなのに
夏の陽射しが眩しすぎたね



あしたこそ
晴れると想うしもやけの
両手を温め街ゆく師走



大晦日
楽に生きられないけれど ....
うそつきといわれることはいやなので
うそをつかずにいきさせてくれ
 

時はいつ
止まるのだろうこの祈り
消え去るときは止まれと希う



青色の
こころに子猫を飼っている
いなくなったら生きてゆけない



空にゆめ
描いた明治のひと ....
冬は
ウサギになる

セロリばかり食べている
それだけ食べていれば
からだじゅうが綺麗にすき透る気がして

むろん
そんなことはないんだけどね

悲しみが
薄まるような気 ....
悲しみは
等分だって知っている

たとえば切なさが

怒涛のように
つんざく神の声のように
この
みすぼらしいしおれたこころを
たたっ斬ったとしても

たとえば香港だろうが
 ....
月が綺麗な夜もある

けど、
月が綺麗ってあのくそジジイが
わけわからん翻訳にするものだから

いちいち怯えながら
その言葉を云ったり云わなかったり
したりしなかったり……
 ....
海は
空の色をうつすから
いちばん綺麗なところは 
空の色をしているって
悲しい詩人に聴いた気がするけど

花は
蕾から花開くときの
たにんの嫉妬に耐えられなくなり
すぐに枯 ....
最後に
ノートに詩を、書いたのは
何年もまえのことになるのだけれども
何年まえだったのかは
もう、わからない

紙に
シャープペンシルかえんぴつで書いてたかな
えんぴつてことは ....
生きている
だけでやまいは訪れて
彼岸へつれてゆきたがるのか


生きる糧
なんていっぱいある意味で
死にたがるのはバカだと想う



いちねんが
そろそろ終わる小 ....
 

おぼえて
いなければ
ならないものだ。

それは、

ぼくなんかの
くろい手では
つかめない。

そんな
はかなげなゆめなんて
とっくに
とおりすぎてしまったか ....
あゝ、そうか
わたしはいつだって
情けなんかいらなかった

人と違っただけのひとだった

冷えれば冷えるほど
氷結するかのような感情


知らないことを知ることだけが嬉しく ....
予感が走った
彷徨った音が夜空から降って来るだろう

美しい幕引きみたいに
世界の魂を震わせて
救いもない物語の色をしてそっとそっと

命はいつもエリアを超えて
冬の街へ遊びに ....
ひとり、笑っちゃう。
笑っちゃう、おもいで。

昭和の歌謡の歌詞にあるよう
大阪あたりの恋バナは

こぬか雨ふる御堂筋には、
歌のとおりの失恋もなく、

濡れても泣かないひとりの ....
砂塵のなかで
無言でこちらをみつめる女の人がいた

なにも知らないほど
まだ若そうでもあり
なにかを諦めるほど
歳を経ているようでもあり
黒ずくめのスウェットを着て
漆黒の髪は ....
逆光に目を瞑り
刺す光に言葉を感じて
すべてを理解したと想った


夢も堕ち


感情が削除できるものならば
深い冬の孤独さえ
きのうのものだったと答えられる


夢 ....
きっと悲しみは降りそそぎ
降り
降り
降り
降り
降りそそぎ

起きることさえ億劫になる
息が重くてたまらない
まぶたが痛くて開かない
一度でもいいプリズムを
この身にあ ....
罪が確かに罪ならば
罰があとから刺さるから

レ、ミゼラブルのジャンバルジャン
呆れて笑ってくれるだろう

ひとりで生きていくことが
幻想だって知っている

昨日や今日の悲し ....
わかちあう
べきなのだろう悲しみも
ふたりはいつもひとつだからな



そんな声
聴こえて夜のひとり寝の
低いベッドに座りこむ冬




生きかたの
ベストを決める ....
 

あの鐘を
聴きながらこの年がゆく
きっと乗りたい除夜のはこぶね



夕方の
寂しい匂いを忘れたく
夜道の果ての我が家へ向かう



ショコラティエ
みたいに一 ....
 
 

年末に
今年初とかいう紅葉
みながら天ぷらとか食う幸せ



楽しみの
なかに必ず艶っぽい
こころに涙が流れて白刃



あのときの
秘密をふたりで共有し ....
秋葉竹(1327)
タイトル カテゴリ Point 日付
やさしいクリスマス短歌025/12/23 7:43
月への階段自由詩125/12/22 20:51
聖夜の小雪自由詩325/12/21 13:26
降臨自由詩125/12/20 21:36
幸せの日々自由詩325/12/18 23:09
時のあとさき短歌425/12/18 21:32
さらさらと流れる陽の光自由詩125/12/16 21:50
眠ることからはじめよう自由詩225/12/15 19:47
蒼いカノン自由詩325/12/14 3:22
にんげんばんじだれのなに?自由詩325/12/13 10:05
なされもの短歌225/12/12 15:18
たりきほんがん短歌225/12/12 15:15
冬の夜に短歌125/12/9 20:15
冬のウサギ自由詩225/12/8 15:13
等分の悲しみ自由詩225/12/6 23:49
花を想う夜もある自由詩125/12/6 21:30
砂漠の祈り自由詩225/12/6 7:49
最後のノート自由詩325/12/5 7:30
短歌225/12/4 7:48
希望のなみだ《改》自由詩125/12/2 20:35
一方通行自由詩125/12/2 15:13
ひとつの希いの果て自由詩225/12/2 0:19
なみだ自由詩325/11/28 0:21
砂の人自由詩325/11/27 22:08
夢と月光自由詩225/11/27 7:25
さむい夜自由詩225/11/26 4:56
陽はまたのぼる自由詩325/11/24 15:49
悲しみの夜も更け短歌225/11/23 10:37
風が吹く短歌225/11/22 15:32
あの時は過ぎ短歌225/11/22 7:50

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