たらば蟹氷で味わふ足の華
室咲きの柔らかく散れ牡丹雪
壁を見て土偶は黙し冬薔薇
杉木立室生の里の雪の朝
まるで花筏みたいに俺たちは
カヌーで石狩川を下った
川岸の枯れ草に沿うように
滑空するように水平に飛んでいくカワガラス
めずらしそうに俺たちを見てそいつは挨拶をした
水辺に住むというだけで
....
入居見て日々数える敷居かな
ゐりいみ(て)ひにち(かぞえる)しきい(かな)
うるうると潤む舟見て歌津救う
うる(うると)ゆ(る)むふぬ(みてうた)つすくう
をろし味蓬ほのかに屠蘇凍り
をろ( ....
白髭の八と読んだり冬の山
大雪や山又山の8の道
大雪や木莬には木莬の塒(ねぐら)あり
水仙や四方八方こぼれ雨
芭蕉野分してスローカーブをもう一球(季 ....
そいつは間違いなく蛇だった
カッと照りつくような夏の日
蛇はきまって現れる
1匹目は
小学校の時の夏休みのの暑い1日
隣町の海水浴場へ行った帰り道
その町の白いアスファルトの上に
小さな ....
「監督ぅ、ここの寸法はどのくらいにしたらいいんですかー」
越後工務店の若い職人が急ぎ言う
「そこは、rがこれくらいだから・・・」
サンダルを脱いで上に上がると
こっちをちょっと振り向いて監督が ....
ルビーロウカイガラムシに寄生し、殺す
ルビー赤宿小蜂の生態を観察することは
体操の技、コバチを見ることよりも
大切なのかもしれない
中東の戦火は遠く男郎花
頭陀袋肩より下げて女郎花
虚子忌まで雪を窓見の冬籠
未確認飛行物体観世音
あの閃光が忘れられようか
瞬時に街頭の三万は消え
圧しつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え
・
・
(中断)
ウズマクケムリガウスレルト
ビルディングの裂け目を縫うよ ....
そいつは結構な男で
今は版画を作っている
中学校のとき、鉄棒で
ぐるぐると大車輪をやったときは
体育館の皆がざわめいた。
そいつは夏休み、
1枚5円の画用紙を買って
30日間、ぶっ通 ....
蜆売車力木造鯵ヶ沢
大回遊秋刀魚塩焼柚子大根
不来方の初っ切り相撲の勝ち名乗り
季語は流通する
つんのめりながら流通する
枯れ野を越え、遠山を越え
関東平野を越えて流通する
人から人へと流通する
ある時は雪をかぶった
実南天のように可憐に
ある時は水辺に咲く
....
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