中学で仲良くしていた友人と、別々の高校に行ったあと、大学生になった頃に、その友人が駅前のケーキ屋さんで働いている、なんてどこからか聞いたので、ケーキ屋まで会いに行ったんです。約束もせずに。
ケー ....
陽が次第に落ちてゆるゆると薄暗くなった町を歩いている。信号機の赤で立ち止まる。まだ青が潜むうすぐらく滲んだ空に爪のような三日月が覗いていた。じっ、と真上を見上げればそんな空しかないのだ。雲はどこか、星 ....
高校野球は現在、秋期大会が行われている。各地区によって違うが、
ベスト4以上に進めば来春のセンバツの出場が有力となる。
残念ながら、僕が応援する千葉の習志野高校は関東大会の準々決勝
で神奈川 ....
好きなピアノ協奏曲を4曲選んでみた。コンサートで
聴きたい曲と言っても良いかも知れない。順位は付け
られない。思い浮かんだものから挙げていく。
1 ブラームス 第1番
以前は2番 ....
名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会、
メインプログラムのベルリオーズ「幻想交響曲」
は、必ず聴きたい(前半のメンデルスゾーンの
バイオリン協奏曲も楽しみだ)
もう数十年前、大学生の ....
昨日も妻と出かけた。
山仕事を予定していたが、連日の激務で疲労がとれず、雨でもあり、出たくなかった。
相変わらず、近くの無人駅の二階の蕎麦店は繁盛し、市境峠の手書きの看板で客を待つ蕎麦店には客の ....
舞などまったくできない私だが
一つだけ舞いたい作品がある
織田信長が桶狭間の戦いの出陣前に
舞ったとされる幸若舞「敦盛」だ
「人間五十年 下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
一度生を ....
あなたは源氏の白旗に付くか?
それとも平氏の赤旗に付くか?
平氏は清盛のとき、保元、平治の乱に
勝利し、一門栄耀栄華を極めたが
命を助けた頼朝、義経等の挙兵により
壇ノ浦に一族運命を共に ....
何度観ても飽きない
バレエ団、プリマ・バレリーナ、演出
振付、舞台装置、衣装が違えば
また違った楽しみ方ができる
はじめて「白鳥の湖」を観たのは
大学生のときだった
ソビエト(ロシ ....
僕はここに生きている。全てが可能になる領域。
とても長い時間をかけて鬱が良くなったり悪くなったりした。五ヶ月前に何か変わった。ピストルにセーフティがかかるみたいに。二ヶ月前にも何か変わった。その ....
あー眠たい。
昨日は飲み過ぎちゃって、頭の神が神神するわ(こうなったのは、偶然だけど、残しているのはわざとだよ、だって面白いんだもん)。
この変換、面白い。神が神神するってどんな状況?
見て ....
たった一度だけ
母と2人だけの旅
あれはもう遥か昔のことになる
まだ元気に歩けた母を誘って
伊勢志摩の旅に出た
三河湾、伊勢湾を船で渡り
鳥羽に着き
英虞湾まで足を伸ばし
華麗 ....
海は待っている。誰かを待っている。それは潮風に溶けた予感だ。海へと続く秋の小径に吸い込まれて行く時、私は知らず足早になっていく。透明な水に青いインクを落とした色の拡がりが、あの松の林を抜けた先にある。 ....
台風の奴が過ぎ去っちまえば、
我が意識はまた、パソコンあさりを再演し始める。
母の一周忌が過ぎてからでいいと思うのだが。
6万ぐらいで、メモリーを16gbにしてとか、
hdは、1tでいいか ....
夢。南海の島の超高層ホテルに泊まる。窓を開けて風を入れる。ホテルの傾斜と麓の漁師町と、広大な海原が一望できる。独身旅行で大変だったので暫く部屋でだらけようと思う。ずっと遠くで空と海の境界を見極めようと ....
詩やエッセイを書く。自分にとってそれがどんな意味があるのか?
かつて詩やエッセイの投稿、コンテストに夢中になっていた時期がある。そして何回かささやかな賞をいただき、それが励みになり、少しでも多く ....
二階建ての一軒の建物が二つに分かれた貸借物件が住宅地のなかにうもれていた。同じ敷地内に平屋の一戸建ての借家が一軒があって、そこは若い夫婦が子供と棲んでいた。もう1つある家が大家さんの家だった。
国道 ....
明日、大高(愛知県)に用事があって行く。大高と言えば、歴史好き、戦国ファンにとっては大高城のことが思い浮かぶであろう。若き家康(元康)が桶狭間の戦いの前に兵粮入れで名を馳せ、名将の片鱗をみせた城だ。 ....
政府の政策もあって、外国人観光客が以前より各段に増えているというニュースを聞いていたが、それを僕自身が如実に感じたことが最近あった。春の選抜高校野球を甲子園に観に行ったとき、大阪城を帰りに見学した。 ....
織田信長が好きで、これまで何ヶ所かその関連の史跡巡りをしてきた。その中で最も感銘を受けたのは、やはり安土城跡を訪れたときになる。
城郭、建物などはなく、山頂にあった天守閣へと続く石段とわずかの石 ....
空想語源物語 第一話
「血眼(ちまなこ)」の回
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★主要登場人物
○漁師
○漁師仲間
○アメリカ人レストランオーナー
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年老いたキツネは考えた
もう獲物を追いかける元気は無い
白鳥の卵を盗んで育てて
大きくなったら食べようと考えた
森の中で白鳥の巣を見つけ
親が留守のときに
一つ持ちだした
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わたしのむすめのすごいところのひとつは、ドーナツの穴を食べられるんです。
あるときわたしがおやつのドーナツをかじりながら、「いつだってこの穴が消えちゃうのがせつないよね。」と言ったら彼女は「 ....
オーケストラが好きなので、10月、11月は名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に行くことを検討している。
10月のメインプログラムは、シューベルトの交響曲第9番「グレート」。題名のとおり、 ....
一戸建てを買ったのは結婚して五年ぐらい経ってからだった。
独身のままで一生終わったらアパート暮らしで生涯を閉じたに違いなかった。
住宅購入を決断して取り合えず実家の父親に電話で報告したら、いき ....
先週の土曜日は、何の予定もなかったので、午後からワールドカップ ラグビー、大相撲、映画と久し振りにテレビの前で多くの時間を過ごした。
映画は、三谷幸喜監督の清洲会議を観た。僕が現在住んでいる清須 ....
ラグビーワールドカップの日本対ロシアの開幕戦をテレビで観戦した。日本が勝ち喜んだが、試合前に演奏されるロシア国歌が気になってしまい、いろいろ調べた。
以前からオリンピックの表彰式でロシア国歌を良 ....
今月はじめ、10年前からピック病(初老認知症)の義母(72歳)の面倒をみながら二人暮らしていた義父(77歳)が、腰痛で苦しんでいるので様子見の電話をしたら、昼間家で転んで頭を打ったと言っていて、しかも ....
ふと外を見ると駅であった。駅名が何も書かれていない停車駅だが、アナウンスは15分の待ちがあるという。ホームの売店でタバコを買おうと表に出てみた。
駅の近くには小さな家々が立ち並び、老人が自転車にま ....
雨は思索の器のようなものであり、人は雨という器に包まれて思索へといざなわれる。それまで複雑だった外界が雨という器一色になることにより、人は外界から内界へと関心を移し、自らの来し方、これからの展望、様 ....
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