スプラッタ父が西瓜を鷲づかみ
バケラッタ母がオバQ一気読み
オイ鬼太郎瞬きするってどんなもの
オイ鬼太郎泣いてはいない汗なんじゃ
鬼太郎にニヤリ笑われ汗ぽたり
暑かろう地 ....
相槌を打った拍子にしばかれる
理不尽と怒った拍子に褒められる
声もなく戸惑う拍子に捻られる
捻られた私はとうにコルク抜き
帰ること忘れてたまにコルク抜く
抜くコルク声なく ....
歌いたい歌はもう歌われた歌ばかり
聞こえないものを聞き取る見えぬ耳
自民党巨人牛肉米国貴様
手と足をもいでもできるウォーゲーム
憲法にない奉公で自衛隊
台風よ ....
君といる
この一秒は
ダイヤ並み
きっと死にゆく人の目に非が映り
食べ方を教えてくれれば霞でも
マジシャンのような手付きで爪楊枝
濡れている 傘も記憶も閉じている
腹ペコリ頭ペコリの職探し
ラブホテルの明 ....
ヘビメタの ギターを見れば カポタスト
よくみれば ドラムはレギュラー・グリップだ!!
リフ決めて めっちゃアレンジ でも歌詞は…
女より 男がノリノリ マジウレシ
チョーキン ....
誰が湿らせたかご臨終ごっこ
待て落ち着けそいつはほんとに美女なのか
話しだすとつとつとつとつヘリが来る
あ と思うより他のない傷があり
月を打つ音悲しくて水面立つ
「今日 ....
逆上がり空腹感もこのように
「席はない」と言うからじぶんで準備をし
墓石を乗せ来た船は皆沈み
霧雨に靴が揃えて置いてあり
理解しがたい鐘を打ち鳴らす夜
やらねばならぬとは ....
死ぬのが怖くてもそうそう死ねません
指の骨折ったぐらいじゃ死ねません
受験戦争落ちた滑った死ねません
最後の一葉ごと木も倒れて死ねません
ハンガーで首を吊っても死ねません
....
{引用= 愛の言葉 一つだけ囁く
ポタリ}
これこそが 線香花火の 悲しさよ。
笹も短冊も願いも用意され
記名投票式短冊にしてはどうか
短冊を一メートルに伸ばしてみる
「これは?」「おれの」「この短冊は?」「おれのおれの」
短冊の重みで笹が折れました
....
世界のフィーリングで今ぼくは奇跡
よく聞いてよ星のくしゃみを
ためいきがピンクになるまで愛し合う
カーテンを閉めるまでの人間形態
×と書かれた改札にも入 ....
何割を 打てたら 満足するんだよ
率ばかり 気にした結果が 二軍落ち
逃げないで 打席に立たなきゃ ノーヒット
白い球 だけを見てれば わかる筈
我が為に ご褒美あげる ホ ....
{引用=かすみそうの、はなのちいささになく}
しあわせという、うそをついてしまう
ゆうがた、ひとりということにきづく
できそこないという、ほこりをもっている
おわりをみるまえに ....
名曲で 語れるほどの 愛なんて。
休日の朝だけ傍若無人の人
「役立たず」叫んだ後悔あとに立たず
部屋のなか足で優雅にコーディネート
ぽちゃぽちゃと茶のなか茶柱バク転す
平日の何が「平 ....
かき氷 いちごシロップ すくう恋
みゃあみゃあと 箱で鳴いては 人を釣る
お呼ばれを される以外は フレックス
彼よりも 寝てる抱かれる キスしてる
安心を させる一声 かけてみる
まんまとか 欲しくて飼わ ....
電話中「それを一枚持って来い」
やれ走れお好み焼きの熱いうち
鰹節向かい風には耐え切れず
スーパーで「そいつ一盛乗せてくれ」
エレベータ匂いきつくてスミマセン
....
このおもい 恋と呼ばずに なんと呼ぶ
このおもい 人は未練と 言うのでしょう
このおもい 呼べど呼ばねど 恋だった
このおもい 恋というには 重すぎて
このおもい 愛というには 苦 ....
「今日こそは」 昨日もきいた そのセリフ
ざるうどん 食べるあなたに ひとめぼれ
一緒なら どこでも行くよ タイタニックへも
大掃除 古びた教科書 赤面す
何十年 経てど心は 角だらけ
朝おきて のっぺらぼうが ひとり居る
ふんばって 何も出て来ず もう四日
乳酸菌 喉にぎざぎざ 突き刺さる
預言で ....
手を引いて 信号無視で 駆けた夜
現代人、読んでいるのか、現代詩。
{引用=上五字余り。お粗末でした。}
地球儀に水彩絵の具ぶちまけて
我が心
春が過ぎたら
君のもの
みえ過ぎる きみの眼鏡を くわえ取る
盃に さくら浮かべて もらい泣き
桜咲く 春だ春だと 酔いが舞う
こわいんだ 塗り絵の世界 はみ出るの
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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