王子様
選ぶ権利は
お姫様

いい加減
はやく来い来い
王子様

王子様
カボチャパンツは
やめてくれ

王子様
狩りにいきましょ
来ないなら

狩ったあと
飼いなら ....
   おお!肉よ こんなに好きなのに どこへいく〜! 座りまた座る部屋には食卓しかない

町から町へ 村が遠くなる踊り

人気のない場所から奇術機押されてくる

海も没する大穴多重に囲む筏

噴花というべき自然のわざ降り続く花粉

他 ....
年寄りの冷や水空に撒いてくる



歯ならびの悪い家から歌いだす



技術など鳩に喰われろぽっぽのぽー



見えぬもの見えるから書くそれだけだ



 ....
火の波を挟んで無名の巡査と撃ち合う

花に占いを頼まれて謝る

意識まで跳ね飛ばされて街に着く

頁めくるごとにはっきり血を採られ

刺された腹部からほとばしる林はやく

静かに張 ....
帰りを待ちめきめき蔦めくこと五年

痩せた男くるぶし以外は売り払う

血を引く白い手紙を浮かび上がる女

脳そっくりの汚い雲が頭上にある

城偽りに思い出し多情の発火点

岩が季節 ....
突端優れている庭地下は声だらけ

黄いろい夕方の目的を記しておく

今朝とれた野菜くすくすくすぶる食卓

粉持ち歩く助手自身既に粉の一部

引っ越し終わるまず峠を箱から出し掛ける

 ....
頭を掴まれ続けて朝誰もいない寝室

耳を鳴らす 孤独がそうしたように

茶を淹れて飲んで踊って余命コトリ

みどりと鳴くにはみどりを知らなさすぎて飛行

さえずる器具を指に取り付け空か ....
信号機、青になるまで待つ彼と、青になるまで待てない私。

おねえさん? いつの間に私「オンナノコ」卒業していったのだろう

間違いの電話で話す数十秒 小さな機械で繋がる他人
クレープをキスのようだとのたまった


家出だよジャージをはいていないもん


ソニプラで見初めた彼氏プラスちっく


爪の色みんなちがってみんないい


花子たちなんかフラワ ....
(あれが僕の星)






開けられた鳥籠からっぽ当たり前


叱るという概念のない2090年


光る星は全て同じ


片足の彼女の羽のうつくしさ


き ....
くちびるで囁く竹林内部の神主

白い粉かぶった故郷に無傷の女体

霊が来るんだ次の次の駅緑地公園

溺れてるみたいでしょう追い風なんです

庫内の傘やがて遺跡の足を濡らす

父ら夜 ....
ため息が行ったり来たりエレベーター

クレームを受ける時だけ仏様

ブラインドタッチで過ぎる一日よ

淋しさを集めて速し終電車
鬱蒼と茂るポシェットの中身と紐で繋がる

天秤を常に傾ける神だのみ

朝令嬢の笑顔見た窓から銃が引っ込む

信者といた部屋蒸し上がって襖ひらく

虫の色捨て切れず這い回る宿主

シ ....
時刻む針心をも切り刻む かたいあるじと手をつなぐ空の犬小屋まで

浅い海で輪ゴム飛ばしあう劣化して

青空を刺し上げる丘だ隠れようがない

愛した子に顔を傾けくすぶる藁

コップに入れて置いてある妹の色水
 ....
切り貼りの貼りの部分でくたばる依代

喉から手が出るほど近い火星

葉脈から抜いた腕どっちの青だ

別れ話の窓辺に砂州が現れ始めていた

鞠のような雲、雲のような都で落ち合う

鳥 ....
食べちゃうぞ!

食べちゃうぞ!

食べちゃうぞ!
凄いのは 岡本太郎 ですよねえ 梅咲けば手元に見ゆる別れの日 対岸の踊り迫る 長い夜長い川

家系図の末端より先真紫

きりつきりつハムをほおばるこわいかれ

星が目となる交わりを好む収容者

荒涼の涼を感じている裸

石柱転ぶ遠い狐を見間違 ....
組み立てるまできっと無人の車椅子

風向きと分かり合うつま先崖までおびき出され

仮設のもの以外は道みな横たわり

カンガルーはねとばしずれるオーストラリア

虫逃がした窓思いっきり閉 ....
王の背に加湿器らしき立方体

日没を焼き付けて鮭の腹を裂く

これがメッセージ草原にひとつスパナを残し

絶唱に撃たれ反り返る背骨星を包む

少なくとも自失の空へはお迎えできない

 ....
 憐れみは 家族のだけで 満腹です 忘れられない絵は全て夜明け


夜明け 太陽は冷たかった


叫ぼうと息を吸い途方にくれる


海を見て空を見て途方にくれる


立ちつくし歩き立ちつくしている


おま ....
数千万の草ばかり残る

都市の端くれとして煉瓦を投げつけ一日疲れた腕

死にもの狂いのもの見ずもの忌み

入ってくる遠のいてゆく窓、窓しめて

実家の実写ねじたフィルムにあとあかり
 ....
幼芽杳として育つ樹海は母

不穏な沐浴美女の背に文字かすむ国へ

観客の涙を誘いつつ植樹

あきらめて針山へ川つくるべく

電球ばらまく飛行船ひっつかんで投函

正気のサボテン連ね ....
大好きと 気軽に言うな このやろう

知っている キミの大好き ご挨拶

ときめくな 私の心が 恥ずかしい

ふと気付く 私もみんなに 言っていた

大好きの 反面教師 せつないね
その公園では立ち枯れて百年の昔

霞む象 連れ去られていくのはわたし

焼けたトーストごと母の血を噛む

軒しつらえる無数のケーブル吐く氷塊へ

太字五本線農道脇で息する場所

焼 ....
暗闇の牛がつけてる耳飾り
雪女交通整理に借り出され
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
連作・王子様川柳AKINON...206/5/15 13:52
貧困山崎 風雅3*06/5/14 21:48
コの字結社黒川排除 (...206/5/9 10:09
年寄りの冷や水木立 悟506/5/6 23:27
グリーンランド黒川排除 (...406/4/28 14:54
合法投棄2*06/4/19 4:29
残業火事106/4/15 0:12
ストレンジャーズギブミーズ306/4/9 0:00
しんごうきユメアト306/4/7 13:59
ファンタレーベルふるる11+*06/4/5 14:24
ファンタスピカピッピ6+06/4/4 21:11
ファンタノイズ黒川排除 (...506/4/1 21:15
だからこそ「お疲れさま」は美しい新守山ダダマ1106/3/26 14:24
征服黒川排除 (...306/3/26 2:01
川柳2姉山右京006/3/20 23:46
風底五目黒川排除 (...406/3/17 4:26
火曜下垂体306/3/10 22:54
食べちゃうぞこめ7*06/3/10 17:30
閃いた汰介106/3/7 20:40
川柳1姉山右京006/3/3 17:01
発光体黒川排除 (...106/3/3 2:59
ともだちさがし206/2/22 23:30
青い鳥206/2/14 4:28
義理堅くも猪口冷糖を下さる方へCl0*06/2/14 1:23
ふさわしい場所ヤギ2*06/2/8 0:44
閂釦黒川排除 (...406/2/7 13:44
なんかおぼえてる406/2/1 2:06
大好きセール江戸006/1/22 2:28
うそきみどり黒川排除 (...306/1/20 21:36
耳標北原春秋206/1/14 12:01

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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