蛇口から出てきたシャケのにおい嗅ぐ


手を挙げた雨粒ひとつ海の底


もういいわサザエの端がしかめ面


触角をぶん回しつつ触れた指
「氷山だぁ!」 「面舵いっp・・うわぁー!」 ひとめぼれ


ハンダゴテ鞄に入れて待ち合わせ


さくらんぼひとつだとすり寄って行く


「ワトソン君、ちょっと来たまえ。」薔薇育つ
・2007-04-14

このごろは平和が白く見えますね

錠剤の錠という字に諭される

東ハトは菓子屋なんだよなあ中田

百円で三分動きますけれど

尻尾にはピアスを開ける予定で ....
肩に通う筋肉遠く山奥から

道ひかる部落へ無色の板を手に

感染経路青く塗る母国語を捨てて

電線にティッシュ弾かれ交わる影

へこむ石に頭を寄せては返すひと

電球吊った天井高く ....
うっすらと花を押さえるのは見ぬふり

小鳥が浮かんだり沈んだりする空か水

また鴉に戻ろうとした墨汁で書く

ごみを焼く朝の延焼覆う影

無償ではたらく室内窓割って室外

テーブル ....
灰に浮く花は崩れた春の迷彩

非植化物の黒い目をして這ってすすむ

風上を骨まで笑う羊飼い

槍たててみる砂場おなじモンゴルまで

無を紙で包んで馬の形にする

待ちびと来たらず鏡 ....
気がつくと体育座り闇の中 蒸発した母のかわりに満ちる月


懐かしい向日葵の微笑返してよ月!


正しい人間のはずが砂の温もり


蛍光灯割れるたびにうたううた


若葉のような生きる意味があったなら
 ....
春の空油菜の波蝶踊る ロシヤからノコギリの歯の黒い波

地下六百階木造視聴覚室付

行き倒れの口手動に軽快な曲

誰と呼ぶ戸の隙間から引き込む自分

人員の和睦の音 血と広がり午後

立ち清くて長いなら ....
たまねぎの黄色いところないしょだよ


固結びこれでいいよねって胡瓜


大根がググと突き抜けてブラジル
気化に耐え盆地に移り住む水滴

旅先のしじまに杖をなくすだろう

洞窟の続きは青く夢でみる

家具から饐えた匂い 窓に海を貼り直す

腕見えて口の位置からカウントダウン

危機はカ ....
今までも全部嘘です風呂上り


春深し貰ったカーディガン捨てる


鳴き声に顔を上げればカタツムリ


うらめしや小龍包の破れ汁
長袖の一縷の解れに砂集まる

葉が止まる空中の奥に世界地図

つちくれ赤らむ妄執待ちきれず耕す

漂白された信者らの手に小さなギヤ

記憶に触れてトキの死・海の名を統べる

曇り空 ....
元カレの イケメンぶりに 後悔す

顔面の レベルで変わる 心拍数

すっぴんを 見せても良いが 萎えるなよ? 

気がつけば 小悪魔ブームも 去っていた

安めぐみ 名前の響きが ....
暗いから楽譜燃やして音を出す

戸を擦る皮膚をして階段の裏歩く

異なる星の青空まで抜けるような青空

コラージュ画さす指思いだまるオウム

トンカチ持ちシーソー脅しにいくひ孫

 ....
9本目の足があったよ恋わずらい


100円のライターの暖100円分


退社時にきりきりねじ巻き背が伸びる


喧騒とすれ違うたび冴え返り


夜勤明け太陽肴に寝酒する

 ....
光る眼連れ大空にかじかむ岬

軒先は森宿りの場所十字に裂かれて

裏路地に塩乾き谷思い出す

読み聞かせる目録に黒い羊ばかり

田に積もる雪より微かな交響曲

柵嵌め込む洞窟内部の ....
ツチノコを一夜干ししてゴボウかなぁ

吊革も揺れもくしゃみもおんなじ速さ

いもうとがミミズちぎって破顔する
春の陽がまぶたに千個ぶら下がる プレハブに綿詰める夢眠るため

数億の目が一斉に閉じ中断

傷付くたび水門ひらく血に代わり

村長を慈しみ終える村の過疎

病床から網引きずり出す雪の力

正座して地脈隠している来 ....
真夜中のトマトぷりぷり逃亡す 早春の枝めきめきと広がって

どのような涙も同じ味がする

人恋しすし詰めの街立ち止まる
のぎへんにムを付け私私私 私私私私私 ベニヤ板敷き詰めても敷き詰めても虹

脈絡あり命に別条空に船

囲まれて災禍に値する喝采

庭園中に仏壇ひらく昼下がり

目に見えぬうたになり推し量られる

極度に簡素化されて棒に ....
雪降れと 良い年をして 情けない


埋まらない 君と僕との 歩く距離


千人が 右見ても 自分は前を見る


ブレーキと アクセル間違え 超焦る


家帰る ただいまの声が ....
西部劇の中でひとりの侍だ


笑おうか均しちまった哀しみに


8cmCD飛んだ夏休み


握るのはゴミとティッシュの合いの子の


クリームソーダ皮膚の厚さどれくらい ....
名残惜し もう戻れない あの春に

駆け抜けた 後に残った 卒業式

もうここに 戻れないのか涙する

ここからが 始まりなんだよ 終わりじゃない

第二ボタン 欲しいと言う奴 いない ....
寒い夜

隣を歩く君の手を

握ってポッケに

詰め込めたなら……^^
何でだろう こんな日に限って チョコ食べたい


好きな子が チョコ渡してる 俺じゃない


バレンタイン 明日の昼まで 受け付けます
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
ちょびっとおとなしめな感じの川柳しみまん7*07/6/9 18:33
久しぶりにせんりう2*07/6/4 9:54
雑句(2007-04-14、2007-05-27)若原光彦1107/5/31 0:23
うすめぐらむ黒川排除 (...507/5/25 13:51
かげりとかげらぬもの4*07/5/18 0:06
あくむ707/5/11 5:24
孤独錐体感ゼロスケ207/5/11 3:32
荒廃する場所青色銀河団11*07/5/10 1:05
春陽白昼夢2*07/5/4 14:51
アクリルプルダウン黒川排除 (...207/4/28 15:33
そんな感じで川柳しみまん7*07/4/18 12:31
グレフェリン溶液黒川排除 (...607/4/17 6:54
好き勝手に川柳しみまん4*07/4/7 18:27
異角黒川排除 (...407/4/5 0:16
低脳内蒼依5*07/4/2 2:18
コニー分の青い空黒川排除 (...507/4/1 21:38
尾てい骨3%のせんりゅうしみまん5*07/3/20 15:25
無言ゲーム/不在モニュメント黒川排除 (...707/3/16 1:35
無題07/03/11しみまん1*07/3/11 16:52
無題 07/03/072*07/3/7 9:07
佳は釈明黒川排除 (...207/3/7 2:39
せんりゅうしみまん1*07/3/6 8:45
初川柳1*07/3/5 10:27
どちらさまも/////207/3/4 10:53
運命共同日月火黒川排除 (...607/2/24 9:11
現状テルテル坊主1*07/2/21 1:18
camicajeピッピ607/2/20 16:46
日常〜卒業の春〜テルテル坊主2*07/2/19 0:27
こころぽかぽかもこもこわた...10*07/2/16 23:59
悲しい現実〜2月14日〜テルテル坊主6*07/2/14 15:24

Home 戻る 最新へ 次へ
23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 

【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
0.22sec.