メルカトル図法で僕を騙せても君は人間的に小さい
ピエロからただの男に戻るたび夢の潰れる音が聞こえる
気休めな水に放てば金魚らはひと夏きりの命を泳ぐ
六月に不似合いなほど晴れていて昨日の雨がわたしを映す
透明な花瓶の中で紫陽花の茎の模様が屈折してる
雨か汗滴り落ちて黒く染み黒いTシャ ....
きらきらのあなたの瞳眩しくてぼやけて見せる恋の魔法か
花畑歩けば心虹色に翼が生えて精霊になる
大雨が世界の嫌なもの全て洗い流していく役割
筆を持ち今の心の状態を一文字で書き何だかスッ ....
サングラス越しに見ている年老いたどうぶつたちの長い葬列
女子寮に忍び込んだの弟で僕は双子の兄のほうです
Piece of cake 勝利の女神から愛されている(言うだけはタダ)
木の上の 緑あざやか アオバトの かわいい瞳 目と目があって
四分休符の先で缶コーヒーを飲み油のにおいに混ぜた溜息
小説が誘った眠り枝分かれした夢のこと栞に話す
盗まれた時間ふたりの行き先をラベルで示す葡萄酒に酔う
恋という ....
(この夢に栞を挟んでおけるならまた会えるのに)おはよう小鳥
銀色の 一筋の光 ジョウビタキ 降り立つ湖畔 澄み渡る声
「私」でも「ワタシ」でもなく「わたし」です、「あなた」のそばに寄り添えるのは
許さない、許したくない、許せない、あいつに宛てて最終校正
「きみのため」「きみだけのた ....
(ひとこともしゃべっていない)この歌集にわたしの歌ははいっていない
デミグラスソース一滴一滴と逆さに振った瓶の底から
腹ぺこだ。でも間違えたしゃっくりが空いた空いたと鳴り止まなくて
....
飼い猫は掃除機の音に興奮し掃除が終わるまで落ち着かず
愛媛には猫ばかり住む島があるもてなすように人に近づく
土筆摘み出来る場所が減っていくアパートぱかり建ち並ぶ町
道端で出逢った猫が ....
縄ならば千切れぬだろうこの赤が糸であるのはせめてもの誠意
コウノトリ卵か赤子かキャベツの畑シチューのニンジン余所の星から
カタカナのルビはいやだよひらがなでぼくたち鴉を読めない子には
かあさんはカケスだったといま知った道行くヒトがそう云っ ....
群れ遊ぶ キクイタダキの 枝渡り 流れる調べ 永遠の時
ドリフとは現代でいうSMAPに魔法の粉をふりかけたもの
壁じゅうに御札が貼られてる部屋で君の裸を念写している
街頭の演説の声高すぎて野良犬ばかり集まってきた
鳴き声に 木を見上げれば てっぺんで 尾を振るモズの なわばりの中
ウクレレに君の名前をつけたから奏でる音に魔法がかかる
20時からドリフ始まる感覚に君は似ているただ愛してる
(20時=はちじ)
元気ってどこから湧いてくるのかな君の声さえ聞こえない今
シジュウカラ モーニングコールで 起きる朝 ピーッピヂヂヂの 警戒集合
公園で近所の人と話する政治経済何でもありで
一月のカレンダー見て思い出す成人の日の成人式を
日めくりのカレンダーめくり何の日か覚える娘毎日の日課
真夜中に大雪が降ると天気予報今年二度 ....
この星を賭ける命は賭けられぬ愛する人と約束したから
自棄食いも海藻キノコ寒天と考えているカロリーのこと
想い出を抱いて落ちてく夜の底背中預けて戦った恋
びわの葉に隠れてしたのを覚えてる? 分厚い梅雨の灰色の下で
短歌
タイトル
投稿者
Point
日付
メルカトル図法で僕を騙せても君は人間的に小さい
北大路京介
2
16/6/26 21:39
ピエロからただの男に戻るたび夢の潰れる音が聞こえる
〃
1
16/6/26 21:38
青いプールの昨日のさざ波
そらの珊瑚
12*
16/6/24 14:15
きらきら
夏川ゆう
0
16/6/21 5:32
サングラス越しに見ている年老いたどうぶつたちの長い葬列
北大路京介
0
16/6/20 22:33
女子寮に忍び込んだの弟で僕は双子の兄のほうです
〃
2
16/6/20 22:33
Piece of cake 勝利の女神から愛されている(言う ...
〃
0
16/6/20 22:32
アオバト
st
0
16/6/19 3:22
Nowhere
深水遊脚
3*
16/6/18 18:14
おはよう *
もっぷ
3
16/6/16 19:29
ジョウビタキ
st
0*
16/6/16 3:38
◆ニュアンス入門
千波 一也
2
16/6/15 17:15
きっと手を動かしたり脳細胞を殺したりするほどの対価は得られな ...
ピッピ
5*
16/6/14 7:27
猫
夏川ゆう
0
16/6/14 5:24
縄ならば千切れぬだろうこの赤が糸であるのはせめてもの誠意
フユナ
1
16/6/13 11:06
「トリ・トリップ」 一〇首
[group]
もっぷ
4*
16/6/13 3:14
キクイタダキ
st
0*
16/6/12 4:20
ドリフとは現代でいうSMAPに魔法の粉をふりかけたもの
北大路京介
1
16/6/10 21:46
壁じゅうに御札が貼られてる部屋で君の裸を念写している
〃
1
16/6/10 21:46
街頭の演説の声高すぎて野良犬ばかり集まってきた
〃
2
16/6/10 21:45
モズ
st
0
16/6/8 4:36
ウクレレに君の名前をつけたから奏でる音に魔法がかかる
北大路京介
3
16/6/7 22:12
20時からドリフ始まる感覚に君は似ているただ愛してる
〃
2
16/6/7 22:11
元気ってどこから湧いてくるのかな君の声さえ聞こえない今
〃
3
16/6/7 22:10
シジュウカラ
st
0
16/6/7 7:02
真夜中
夏川ゆう
0
16/6/7 5:29
この星を賭ける命は賭けられぬ愛する人と約束したから
北大路京介
2
16/6/6 21:16
自棄食いも海藻キノコ寒天と考えているカロリーのこと
〃
3
16/6/6 21:16
想い出を抱いて落ちてく夜の底背中預けて戦った恋
〃
1
16/6/6 21:16
びわの葉
[group]
はるな
1
16/6/6 19:02
57
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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