わたしたち、枯らした植物埋めちゃって、そこを幕府と呼んでいました。
ドアノブを直せると言う同僚に秘密をちらして直してもらう
とわいらい 眠るあなたが重いのはわたしを忘れたあなたの重さ
....
最強の履歴書を書くぴかぴかの「飲まない打たない買わない」私
なかなかに人とあらずはビオロンになりにてしかも音に染みなむ
なかなかに人とあらずは詞花集になりにてしかも詩に染みなむ
なかなかに人とあらずは雑草になりにてしかも風に染みなむ
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ずいぶんと良くなってきた肋骨の骨折り損と笑えるほどに
あたらしいメール友達さびしそう返信探すわたしもさびしい
会いたいとも思ってるけどと口ごもるメールが届く 真実の声
か ....
ブランコに乗れば子供に戻れそう何歳頃に戻ろうかなぁ
歌を聴き歌の世界を映像化口ずさむほどリアル感増す
押し寄せてくる幸せの良い匂い満たされている心は愛色
詩を書いた命吹き込むようにし ....
なめると息がすこし透き通るのが夏なら冬はなんなのだろう。きみの肌、しろくて少し怖かった。わたしたちのセックスは不定形、終わることをわかっていながら望むことは、わかってて驚くドッキリみたい。ねえ起きて。 ....
雨の音耳に残って消えなくて梅雨を表す天気図を見る
六月の湿気塗れの空間に精神的に何だか重い
失恋後に見る大雨は物悲しい梅雨明け空前を向かせる
夏の日々日陰を見つけ一休み出逢いと別れ繰 ....
死をみつめ明日など思えない夜のたったのひとりに寄り添うバッハ
誰よりも可哀想だと神さまがうそで云うのを待ってはいない
あたたかさもつめたさも失って星空が瞳を閉じる
流星になった君という言葉からはらはらと鱗粉が落ちる
太陽が瞬いて人知れず右手が夜を掴む
手紙が飛び交う、空みたいなイ ....
今はまださようなれない何故かって春が来るから君が来るから
ひかりのなかで神さまは消えた なにもかも消えて春になった
少年は待っている日々を壊すような救いの明日を君との出会いを
大願の成就を誓う
日々挑戦
自他の幸せ
苦楽を共に
廃線後そのままそこにある駅舎周りに紫陽花咲いて華やか
向日葵の影が道路に映り込む情熱的な勢いが見える
懐かしいフォークソングを歌う人声が独特で新しく聴こえる
晴れた空梅雨空になり薄暗 ....
ベランダで詩を黙々と読んでいる彼女のこころに青く咲く花
「愛だけが空から降ってくるんだよ」彼女は月に住んでいると言う
まっしろな飛行機飛んで雲浮かぶそんな青空みたいな日々だ
真っ黒な夜にいのちを輝かせ浮かんでいたんだ白い白い月
タイムマシンについて瞳を輝かせ話せるような大人でありたい
元旦にストップウォッチを押しましたそれぞれの時にあだ名をつけて
たくさんの涙が流れた夜が明け四百七年目の朝が来る
酒臭いヨッパライ雌ともだちがいないのか俺にもたれて眠る
手放さず握りしめてるコーンスープ吐瀉物の香に似て覗き込む
ついさっき一緒に飲んでいたような雑なタメ口右から左
....
ほしいものなんにもないの 軽いなと言われて笑ってしまったりする
大勢の中で二足で立っていてえらいわたしは。 ここどこですか。
なんにもいらないそれは苦しいおもっているだけでみずのな ....
現れた虫を新聞で退治する言葉は一瞬暴力になる
陽を浴びて体元気になるばかり四つ葉のクローバー見つめて幸せ
息子たち成長早く背も伸びる自由を浴びてすくすく育つ
梅雨になり夏の足音遠ざかる雨が掻き消すように遠ざかる
探してもでんでん ....
日没を{ルビ悟=し}る港町の夕市とうその記憶のなかの小母さん
真夜にも止むことのない港町夕焼け市場の冬の日の雪
完璧に息絶えてないお魚のしょっぱいなみだも瓶詰として
暮れ ....
過去現在未来の命 一念に
永遠(とわ)の生命(いのち)は此処に現る
希望とか夢とか未来に手を振って冬の茜にいま身投げする
絶望の終着駅の冬の夜の銀河のほとりをさらに素足で
平熱をほしがる骨と取り引きし身元不明の駒を進める
靴を履く理由をつ ....
優しさがかこむ教室誰だって乱れたなにか探して消して
優しさのつもりで混ぜた女子力はいらない焼酎そのままちょうだい
優しさの影に潜んだ絶望をみせてごはんを一緒に食べる
....
去年いた場所に蛍はもういない上流のほうでダムの建設
暑い日々始まっても日陰があるひんやりとした癒やしが待ってる
眠れずにあなたのことをただ想う永遠夜が続く気がする
「ごめんね」といつ ....
新聞をめくる規則正しい音が削るとなりの席の肉塊
この瞬間足を引っ張る言葉かよ作戦会議のいい人仮面
渾身のアシスト無駄にしておいて誰の目線で戦術を説く
迷っても出来 ....
花柄は目立ちすぎると母が言う地味な服より派手なほうがいい
暑くなり冷たいものに手を伸ばす気温の変化急激で困る
長袖を止めて半袖選ぶ時期炭酸飲料飲みたくなる午後
似たような家が並ん ....
真夜中にドーナツ食べれば何百年だって生きれるさ
人に会うのを待ちきれないくらい綺麗な夜明け
晴れた日にはひかりの向こう側で彼女が待ってる
カーテンの代わりの異国の布越しにみえるどこかに父さんの骨
両国で眠るあの仔の土の冬に小春日和をみんなあげたい
東京の十一月の初雪が確かなほどに靴紐を結ぶ
という回文を考えた まだ誰にも負けていない
後輩がおっきな賞をとってから宙ぶらりんの命のキャップ
「夏よりはいいよ」とめんどくさそうにサドルの雪を追い払ってる
あな ....
長距離のバスの移動で疲労感眠れないまま朝日を浴びる
クラシック聴けば身体はリラックス夜景の光差し込む5階
夏の午後波打ち際で走り回る子供の頃に戻った景色
森の中で心静かに目を閉じる地 ....
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