冬枯れの
野に小雨降る
牛たちは思いおもいに
草をはんだり
寝ころんだり
長いまつげに
露がつく
草千里は今日もおだやか

おだやかです。

冬は枯れ
牛たちのつゆ
はる ....
  

世の中なんて意味ないくそくらえだよ、
ね、ミイちゃん



赤信号では止まるよね

この街の夜明けに吹く風はやさしく
コロコロコロコロ空き缶を転がす

ゆうべの ....
 

風の音だけが聴こえます
キリキリと
なにかに耐えながら
なにかに怯えながら
蒼く
まっすぐな視線で吹く風は
正しい大丈夫を
バッサリとキリキリと切り裂いて
それをみつめる ....
生きるということが
ひどく儚く美しい
僕の営みは一瞬で
尚且つ今の僕は今しかいない
そしてどうあがいても
すべて忘れ去られてゆく

生きる事に意味がない
人生は一瞬の火花みたいなものだ ....
私たちはみんな心の王国に宝を並べる
そうっと陳列したガラスの動物園
折って開いた紙の動物園
自分だけの国、でもこっそり人と比べる

怖いホラーのようなと言われたら喜べる
病める厨二病たちの ....
 飛べないから、

 夢を託すことにしたよ。

 ホップ、ステップ、ホープ。

 青い空、

 青い空、

 羽ばたけ、私。
ひとりの平穏

夢想だけなら無事

一度足を踏み入れたら

無数に埋め込まれた地雷を踏み

砕ける

飛び散る

元に戻せない時間

変化する景色

欠けてひとりに満た ....
お前は既に死んでいる
死んでいるから
冷たいんだ

お前は既に死んでいる
死んでいるから
暗いんだ

手のひらを氷水に
浸してみても
何にも感じない
きみの血潮

短小だって ....
13・終わりの始まり

ここでこの瞬間にして

自らの思考純粋に作動すれば

思考 もはや自らのものではなく

私と世界を分かつ以前の意志の営み

この生動の恩寵により詩の言葉ふり ....
空がとても悲しくて

白いベッドに横たわる

空がとても冷たくて

熱いココアをかき混ぜる

{ルビ暮色=ぼしょく}の寂しさ微かに{ルビ凍=し}みた
おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)

単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14、中田耕治訳)

人間はいったい何を確 ....
○「終活」
いつお迎えがくるかわからないから
一日一日を気楽に生きよう
夫婦仲良く生きよう

○「わかる時」

*年老いた時に わかる
青春の輝きが

*社会に出た時に わかる
 ....
 足許濡らす時雨の冷たさ
 夕刻に立ち寄るスーパーで
 野菜売り場の陳列棚から
 外れた隅へ歩み寄る

 (やあ、おかえりなさい!)
 わたしに呼びかけて来る
 焼き芋機
 鼻先へ ....
満ち欠けの その一瞬で
僕は全てを 知った気になった

世に蔓延った愛が この世界を蝕んでいる
不自由なこの心を 救おうとする誰かがいる
救えるはずがないこの心を 活かそうとする

愛は ....
 

 

私は、嫌われている



私は、好かれていない


の、差はなんなんだろうかな


『好かれていない』は
私からみれば
受け身ということだろうか

嫌 ....
ある朝オギャーと生まれた赤ん坊は、おっぱいに抱きつきまちた。
「あー、これはおいちい。これは僕を苦しみから救ってくれるものた」
そう思った赤ん坊は何度もそのおっぱいをスイスイしました。
「坊や、 ....
手足も鋭い口の一部だった、
小さな鯵はたちまち餌食となった
隠されたふたつの針が捕食者の自由を奪う
烏賊は、見知らぬ力に捕らえられた

月のない夜だから、
磯は辺り一面墨を溢したような暗闇 ....
反故になった約束が呪いに変わり、天井の隅で焦げ付いたような臭いを放つ、だからなんだというのだ、と俺はひとりごちる、そんなこと別に珍しいことじゃないだろう、どうして誰しも、他人が自分の思い通りになる ....  魚が数匹
 日の光になって
 頬の上を泳ぐ

 問われては 答え
 答えてはまた 問い
 感情の影に貌をかくして

 問われては 答え
 生まれてはまた 息絶え
 命あるもの ....
○「ジングルベル」

世の中は
イルミネーションサンタクロース
我が家はワイフが抗がん治療

世の中は
イルミネーションサンタクロース
若者は踊らされ年寄りはだまされる

世の中は ....
13で終わる貴女
一つ明かりが在ると云う
握る手の熱さに想わず
見返すその顔 、

此処こそ終わりの始まりと
荼毘に付した喜怒哀楽を
洋上に撒いた
暗い海底に沈んで
もう浮上することはないと思えた
ところが絶えず波はあり
岸辺に打ち上げる
誰かが拾う石や貝やシーグラス
そこから滲む喜怒哀楽が
 ....
今宵 緑なす
グラウンドに
何時からか
寝そべる男、

半月の光響き銀の色
時を染め抜き刻む音

聴き入る
男の眼瞼
俄に
痙攣し、

到来する時の間に間に
風吹き流るる光 ....
静かな空はまたいつもみたいに太陽に照らされ

夜の闇をまるで知らなかったかのよう

いつもより少し青色が強く

それがまたいつもより元気なアピールかのようで

それを応援するかのように ....
全ての詩集が翼を広げ
永遠の空の彼方へ飛び去ったとき
飛び降りた詩人たちの
血だまりがひしめき合い
詩人たちの巨大な墓標
と呼ばれる高層ビルの根元を
群れた無数の血だまりが包み込み
突き ....
 

窓から射し込む陽光が
黒い大きなソファーにあたる

おだやかな午後

休日のテレビはすこし騒がしく
ボリュームを落としてふたりはスマホをみる

なにを語ることもなく
 ....
冬の夜空には、三日月、
その視線のさきには、ひとつの星、
まるで、かつての、僕と母、
みたいな、
毛糸の帽子をかぶって、
なんだか無性に微笑ましい、
おぼろげな記憶のまま現在になっている、 ....
ベージュのカーテンで仕切られた三畳ほどの病室は
ゆったりと温かく眠りを{ルビ誘=いざな}う
母の胎内に浮かぶように

睡魔に襲われ入眠時間を間違えた
10時に薬を飲むはずが8時40分だったの ....
前日はマイナスイオンを浴びて
木漏れ日の中で夢を見ていた

翌日になれば儚い過去
抱きしめていたもの
腕の中から消えて

ゴツゴツした現実の岩を
指先と爪先の感触だけで登る

投げ ....
  
帰らなきゃ
と君が言う


僕も
帰らなきゃ


また
君に会うために
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
つれづれwc10*24/12/12 0:31
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赤 ふと思った事◇レキ4*24/12/11 21:28
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ひとり7*24/12/11 18:36
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