はる、
にちようびのそくどで走ってゆく、
ひとときの、
ゆるやかな午睡、
草木は徐々に生いし ....
見るものすべてが嫌になり、
瞼を閉ざす闇の中。
沈黙に勝る音楽はなく、
肌を刺す冷気よりも
....
駄目な涙だ。畳斜めだ。
だめななみだだ たたみななめだ
余談。名前学んだよ。
よだん ....
これは 旧い お話
あなたの目が まだ開いていなかった 昔の話
その頃 わたしたち 自分を悪 ....
猫は風で
犬は木で
僕は山だ
世界が喩え話なら
世界が喩え話じゃなかったら
猫はそれで ....
人のかたちと
花のかたちが
重なると
やわらかな色が
生まれる
花のかたちと
鳥 ....
外行くと人間がいて、人間は情報量が多くて怖い
機械には心が宿ることはない。そう心から信じた ....
オレンジカクテルの空が
家々のむこうに沈んでいく
どこからともなく飛来した
小さな黒い鳥の群れ ....
仕事して
お金を稼ぐ
仕事終われば
真っ直ぐに家に帰る
途中コンビニの前を通る
....
生と死の
境目あればそのライン
君は踏み越え外に出ていき
生まれ与えられ育てた愛娘は
意識の視界から消えてゆき
雪降る三月初めの東京、
流氷の ....
河原で石をひろう人たち
貴方に触れない私なら 無いのと同じだから
....
雪の
結晶が
ほほで
解けて
私は熱を知る
小鬼の
しろい肌に
ひろがる
さやかな
月影
爆撃を終えし{ルビ戦闘機=クフィル}の身軽さよ 命いくつもふわり、ふわりと
誰も彼も人 ....
「あんた、Rさんと二人やったんかっ?さっきまで。」
それは或る日の午後
旧館寮母室から ....
いちめん 認められたい花
いちめん 認められたい花
いちめん 認められたい花
いちめん 認めら ....
僕はお天気屋さん
空が晴れると
心も晴れる
空が曇ると
心も曇る
空が雨だと
心にも傘を ....
黒猫がにやぁとぼくを誘うので
ついて行くと其処は巨大な化学プラントだった
あちこちに蒸気が噴出し ....
つまり笑顔の絶えない
しっとりと濡れてる
やさしいだけみたいなあの部屋を ....
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