この夜陰、

向かいの家
ガラス越し、
灯る明かり
忙しく動く人影

ふと吹きつける暖 ....
夏の夜空に
打ち上げられた花火を
僕の車輪にして

遠く離れた
君のいる場所まで
漕いで ....
荒れ果てシラケた大地に
束の間打ち立てられた愛に
育てられた私は、幼年
秘密基地を造り遊んだ広 ....
吾輩は猫ニャンである
名はレンである
兄ニャンの
蒼い目をした白ニャンは瑠璃
妹ニャンの
 ....
視界端
路傍の草花揺れ
オレンジに
輝き在り

只粛厳と、

実在の刻印
魂に響き
 ....
願いが叶わなかった日
遠く、命の向こう側から聞こえてくるのは
ニイニイゼミの声
毛穴から染み入 ....
 会社の大会議場のお客様控室に
 ちょっとアンティークなドレッサーがある
 清掃に入ると鏡を拭く ....
君は丸いうさぎ
丸うさ

タヌキみたいでかわいいよって
いっちゃったけど
タヌキを目指すの ....
灰青色のかなしみが
時計の針にまつわるので
空気が気怠さを増してゆく部屋で

六月の似合うそ ....


線で満たされていく
形ばかりの電話帳と
電話帳ばかりの形
ただ笑い続けるコップが
羨 ....
雨上がり、片足の鳥はしっとりとした

青い匂いに近づいてくる

昨日と星を糸に結んで
夢を夜空 ....
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2023年7月5日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やわらかひだかたけし自由詩423-7-5 21:00
車輪の詩ミナト 螢自由詩6*23-7-5 20:37
魂の告白ひだかたけし自由詩2*23-7-5 20:00
吾輩は猫ニャンである 其弐銀薔薇自由詩2*23-7-5 18:06
散歩の光景ひだかたけし自由詩223-7-5 15:59
山人自由詩13*23-7-5 15:49
三面鏡リリー自由詩5*23-7-5 14:19
丸うさ日朗歩野自由詩7*23-7-5 10:41
あじさい塔野夏子自由詩12*23-7-5 10:07
加速たもつ自由詩3*23-7-5 7:29
始祖鳥為作自由詩123-7-5 7:21
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