日曜日
風の中の木が
やわらかい
小枝をゆらし
ぬれた瓦が不意に
ひかりを受けと ....
君も賢そうに見られたいよね
天地開闢はファミコンのバグっぽい
心は外が古典力学的で内が不確定性原 ....
五月雨
番茶
五分間
一瞬で転送される立体はまだよい
心は刷るほど偽りの貌を現す
薄板の下におおきな口がひらき
....
二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある
父親の死とか ....
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠い深みから到来する
胸掴む憧れ、未知から溢れ出し
遡 ....
川柳の流れのように十七音
五七五 VS.五七五七七
先生が我流で書いた千川柳
....
胃袋の健康診断
バリウムを飲む白い断食
空腹に耐えた上に
発泡剤を飲まされる
無理な姿勢 ....
遠く異国の地で戦争があっても
今朝思うのは朝食のことばかり
それでも僕は遠くに思い馳せる
なぜ ....
俯いて、含み笑いを浮かべて、
、ニヤついてはいない、じっと足もとに視線を落とし、
ときどき、 ....
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