さざ波が砂鉄で文字を描く
流れついたクルミを
ウミネコが掴んでいく
辞めた訳など聞かな ....
春咲きの赤い花が
太い茎の先で私を見てる
大きな花の中で
妖精は座っている
花粉をち ....
自由に集い
株分けした苗を
持てるだけ抱く
好きな花を選び
誰の指示もいらない
喜 ....
廃れた町には何もない
ただそれは理解されてないから
何もない様に見えるだけ
廃れた町には空 ....
風貌がどことなく、ソクラテスに似ていた。
その饒舌ぶりも、悪妻を愛したことも。
ヴィ ....
{引用=朝}
朝を見た
眼球は冷え切り網膜は焼かれ
白銀が太陽光を押し広げている
湛え切れず ....
匂うような瞳をしたその人は、
優しく手をひいて、
蒼穹へといざなう。
そこでは、
幼子た ....
おとこの乳首・露出を規制するらしい。
“鏡のまえでなにカップぐらいだろうか?”、
と横綱 ....
もしも今が縄文時代で
そろそろ
肉の備蓄が切れる頃なら
僕はこの冬空の下
ウサギ狩りに出かけ ....
1
イカはものすごいとこまでも使えるらしい
と制服の君が言う
イカのものすごいとことい ....
もう雪に飛び込むことはない
冷たくなるのを知っている上に
濡れたズボンの重さを引きずり
誰かが ....
墓参り高台にあり景色いいご先祖様に近づいた気分
散歩して季節の良さを体感する頬を伝った風のメッ ....
青よりも青い空から
工事用クレーンで
吊り上げられた太陽は
高層ビル群にロゴマークの入った
....
描くのは額縁があるからではないのだ
に切り取るもの
詩をなめる
....
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