かなしくて起きた
起きたらあたたかかった
どこでそんなに
暮らしたんだろう
....
気温が上がると
芽が出てくる
草が出てくる
蚊が出てくる
蝿が出てくる
水虫が出てくる
....
また春がきた
あたたかな陽光に
透ける新緑
新たに芽吹くものたちの息吹き
生まれかわ ....
愛を直視して、みせて
僕が君を好きな理由を
勢いにまかせて、告げようとした。
....
猫カラスつばめシラカシ雲や雨下南部(しもなべ)二丁目二年暮らしぬ
その女は髪を切ったぐらいで
身軽になったという
なくなった後ろ髪の
あった部分に醜い昨日を ....
О
鳥の囀りも
夏が近づくと
野から
森の奥へと
移っていく
そこだけ
宝石箱 ....
О
あまりの
侘しさに
口笛を吹いた
すると
周りで騒いでいた
鳥が
黙った
....
「片付けをしない」のか
「片付けができない」のか
これは
新しくて古い古くて新しい ....
О
春の野原で
寛ぐ兎が
見え隠れしている
長閑な
春の日といえども
全身を曝しては ....
誰もいない夜に話す
誰もいない国に暮らし
夜のない国に住み
誰もしらない人と
誰もし ....
冷静になれば何となく見えてくる見落としたもの拾い集める
オープンした行けば何でも揃う店日本には ....
7月7日7時77分 ゆっくりと動き出す
睡眠薬を貪って
それまで寝ていよう
中毒にだけはならな ....
13rows, 0.98sec.