夢の雪ちいさな口でほほえんで屋上からみるつぎはぎの鳥
虫の歌西からくずれるどしゃ降りにだまされ ....
甘美なる赤い香りは
蒼い花を征服して
空間に調和という時間を与える
香水の飛沫
ヒステリ ....
響きが立つ
色が立つ
輪郭が立つ
知覚が立つ
広がる意識 何処までも
壁が ....
風呂のジャーが爆発する
扉が爆発して
物置が爆発する
戦場だった南側
ガジュマルを観賞した後 ....
水色のワンピースが風に揺れてるのを右頬の肌で感じてるわたし
そのひとの顔は見えないけれどわたし、す ....
ふらっと特急電車に乗る
目的に足を運ぶのではなく、
力なく倒れないようにただフラフラと
周 ....
死ぬよりも
捨てる方を
選びなさい
死と引き換えにできるものは
何もないのだから
自殺の方 ....
朝夕爽やかな空気が
漂うようになった
朝日を浴びながらの散歩が
とても清々しい
この間まであ ....
窓ガラス透明だから映り込む失恋後素直に泣き顔になる
山道の徐々に狭まり佛通寺離合に苦労してでも ....
光とともに影が伸びて
大いなる光に包まれながら
影が大きくなっていくのを恐れていた
光には ....
テーブルの上に置かれた瓶は
水滴を纏っていて
中身の冷たさを誇張している
だから触れてやる ....
七色の満月に
よりかかっている
骨になり泳ぐ魚
軽すぎて命が冷たい
星座になりきれなかっ ....
加筆訂正:- りーりー/Lucy[21:19]
- 7連目「うたう(一行)」を削除しました。
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