腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線 ....
もしこれっきり何も書けなくなって
ただの一 ....
自称詩人が腐りました
アパートの一室で腐りました
このところの暖かさで
腐りやすさに拍車がかか ....
数え切れるだけの思い出だけ
携えていた筈なのに
あの日に引き戻すような 風の強い晴れた日は
....
がらんどう
でなけりゃ鳴らない
灯りはいらない
隙間から射し込む程度
《{ルビ外面=そとづら ....
今夜のぶんだけワインを買って
うちへ帰りたい
きみに仮借した表現でいえば
69本は余裕があるけ ....
朝のひととき
幸福感につつまれる
ふわふわと
浮かんでいる
忙しくしていれば
世の ....
吐き出して
吐き出して
ごみの様な山を築く
偽りを
おもねりを
並べては遊んでいる
....
冥王星を掠めて絶対零度の孤独が錐揉みして墜落しお前の四肢を痺れさせ乱反射する寂寞が大海原に揺蕩って
....
おひとりさま は
毎晩 毎晩
寝台のマットレスに
卒寿のか ....
自動車教習所で
縦列駐車は教えてくれるが
渋滞したときの行列駐車は
教えてくれない
クル ....
週末
昼下がり
喫茶店
行き交う喧騒は
文章を精錬するには
ちょうどいいくらいで
束の間 ....
「対話と圧力」じゃなくて
「金」でしょう
多くの血を流すよりは
金がいいでしょう
揺れる心を歌うには夜がいい。
闇鳥のハミングなど求めはしないが、
自分の影法師が闇に沈 ....
心は
ころころ変わる
死にたいと思ったり
死にたくないと思ったり
天気のように
ころころ変 ....
人生は苦である
苦を少なくするのが
修行である
修行が生きる目的である
あるきっかけで
蘇ってくる過去のこと
リアルに美しく
嫌な過去は
黒ずんで見えたり
暗 ....
父は強 私は弱でウォシュレット
白い線の上を歩いてみる
この線がどこまで続いているのか分からないけれど
腕を拡げずに
ふらつく ....
髪の毛でふざけるのに飽きたら
諦観をもってこちらにおいで
シャンソンはもう進化するこ ....
誰も名前を呼んでくれないから
自分のこと
さっちゃんて呼ぶように
自称詩人は
自分のこと ....
加筆訂正:- 明朝/水城歩[01:12]
- 読点を抜き、「お並び」を「並んで」としました
21rows, 1.01sec.