ほんのひとつ
だけでいいのよ
ひとつ
わたしが大事に思う人が
わたしを大事に思っ ....
君は眩しすぎて
距離感さえつかめない
なかなか消えない光
無邪気さで僕を切 ....
アイツ、大統領で何したっけ?とか
何でノーベル賞なんだっけ?
という疑問がみんなから出始めて来て ....
母の頬を打つ
鋭い音が私の底に弾けて沈む
窓から漏れる灯が全て真っ赤に爆ぜる
影絵が暴れ出す
....
今日が終わり明日が始まる
昨日もそんな事を言ってた気がする
今日は羨ましい
明日になれば今日が ....
枝垂れ桜の道を正しく抜ける
花は咲く大事なものは消えていく
軍服を脱いで桜の木の下へ
要らぬ部分だと カットした余白に気付いて
愕然とする
甘噛みだから
痛みなど 伴わ ....
家々のはざま
冬の剣竜
氷の目で
地を睨みつづける
いつか空を穿つまで
....
マネキンがマネキンを
洗濯機で洗っている
箪笥を開けても
止める合図は ....
流木を咬んだら
水母になり
口のなかを泳ぎまわる
喰っても呑んでも
まだ 居 ....
わたしたちは小さな生き物です
(小さな生き物)
どの程度かというと
気にさわるほどの
空 ....
創作することは苦しみをともなう
いまあるところから次のところへとジャンプしなければならない
....
柿の種と麦茶があった
存在する歓び
お祝いに柿の種と麦茶を送ろう
ある男がわさび味の柿の種 ....
雨の日の多い季節が
私の息まで洗い流してしまったようで
岸辺の向こうで手を振る影は
何処か切な ....
水辺。{ルビ蟷螂=かまきり}はひらき、
へちまの軟さの かれのかげは
朝、を ....
原子炉の稼働を止めさせるには
原子炉の爆破しかないと
倒錯した考えに囚われた
ネトスタ(ネット ....
泥水に
あたためられながら
種子や
卵は
撹拌され
運動を開始する
私には認識できない
....
電池パックは熱を発して止まず
液晶画面は霞んでゆくだけだった
海を意識する場所で
遠い河口で
無数の鯔が
跳ねるとき
駅はもみくちゃ
快速列車が
....
どこからかハーモニカの音がした
なつかしい
ぼくは酔いと怪我でふらついていた
雨が ....
アブラナ
アブラナ
アブラナ
ナズナ
ナズナ
ナズナ
アブラナ
アブラナ
ナズナ ....
ホットケーキのような単純な輪郭がほしい
かんたんになりたいのです
角をあつめて
丸くなって ....
160320
団長の思いとは
断腸の思いの誤植と分かる
編集長は校正係 ....
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