冷蔵庫の中でしずかになにかが貯蔵されているが
それはけっして常温の空気のなかにはでてこないものかも ....
砂を両手でギュッと握ります
ハートの形になります
ていねいに持たないと
パラパ ....
あなたは眠る
虹のした
なぜ
胸がこんなにいたいのか
そうして
なつかしく まぶた ....
150812
残りの足は
宙で停止したまま
顔が引き攣っているのか
....
今日は左肩がやけに痛む
から、
まず左肩から刃で抉ろう
それからいつもの眼底痛だ
右目の下縁 ....
陽射しが強いという理由で
安保反対のデモに
4トントラックで突っ込み
自称市民派詩人12人を
....
一生の屋根の上で花火を見よう
夜が霞むくらいとびきりのやつ
ひとつお見舞いしてあげるから
きみ ....
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
....
苦しくて仕方ないとき
割とよく思うもの
この視界という世界に飛び込んでくる
木々のざわ ....
電車のドア窓から行く方ばかり見てる。もし後ろを見てるひとがいたら、それはそれで「なんなんだろう」と考 ....
苦しい
逃げ出したくなる
想像を手がかりにぼくは生きている
また黒い森に入り込んだ ....
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ
空へのばした緑の手は
もは ....
夏の海の砂浜で
僕は灼熱に耐えかねて、防砂用の竹の柵に隠れていた
その隙間から見えた
小さ ....
コップのなかに
残された朝と
醒めきらないままの
水を分けあう
魚のかたちをして
水が ....
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